2016年8月27日土曜日

ワイキキに泊まったら、夜11時までショッピング・ダイニングができるよ!!

ハワイの昔を懐かしみ、今を謳歌・・!!
ー人の心は移ろいやすく、動線は変わりやすい??!!

(ハワイ最新ニュース)8月21日(日)ハレクラニホテルのハウス・ウイズアウト・キーの中庭にあった樹齢129年というキアヴェの大木が倒れました。幸いまだ夜が明ける前だったこともあり、ケガ人もなく、「この木は皆のことを最後まで考えながら倒れてくれた」と多くの人が感謝し、樹の再生を祈っています。


   
  写真左:在りし日のキアヴェの下で  写真右:こんなに元気だったのに

それにしても驚くことは、ハレクラニの対応です。
このキアヴェの樹には、前々から主治医がいて、とても大切にしていました。倒れた時も、(日本だと桜守とかという桜を守る医者がいますが、)Arboristと呼ばれる医師と相談し今後の対策を練っているとか。

根っこから倒れたので、何とかもとに戻ってくれるといいのですが、今は根元に大量の水をやって様子を見ているとか。

枝はチェーンソーで切り取っていましたが、切り取った枝も大切に保管しているとのこと。

この木の下で13歳からフラを踊ってきたカノエ・ミラーさんも様子を見に訪れたようです。我々もこのキアヴェの行く末を温かい目で見守っていきたいと思っています。がんばれぇ~!!


日本も同じですが、このようにハワイでも樹木に対して敬う気持ちが非常に強いものがあります。それが今回ワイキキでの大グランド・オープニングでも見られました。

  
  写真左:再開発前のインターナショナル・マーケット・プレイス 写真右:当時の様子 

ワイキキのインターナショナル・マーケット・プレイスが8月25日新しく生まれ変わりましたが、バニヤンツリーの下で、たくさんのキオスクがあった昔の面影はどのようなイメージに変貌したのでしょうか・・・

  
 写真左:昔のマーケットプレイスとバニヤン 写真右:新しくなったバニヤンとツリーハウス

再開発にあたってデザインのモットーにしたことは、①ハワイの豊かな自然や歴史を残し、②クイーン・エマの遺志である健康的な自然環境の維持につとめ、③ワイキキでみんなが集まる場所として活性化させていくこと。

ハレクラニと同様に、ここでも樹齢160年のバニヤンツリーを大切に昔のままに残しました。そして、周りに人々がゆっくり集えるチェアーを数多く置いたり、ツリーハウスを作り、昔の様子を展示したり。マノアの滝をイメージした滝を2階から降らせたり、小川のせせらぎを随所に作ったりもして自然を取り入れています。

また3本の巨木も残して、クイーン・エマ・ガーデンで行われる催し物をゆっくり見られる日陰を提供したりと工夫を凝らしています。木を残してデザインしていくって案外余分なお金がかかるんですよねぇ・・・


正面から見た新インターナショナル・マーケット・プレイスはモダンな中にも緑がたくさんあり、右手の塔には24時間火をともし続けています。この塔の火だけでなく、あちこちに置かれたトーチも昼間から火がついていた・・


オープンエアーにすることで、昔の面影を残し、サックス・5th・アベニューを先頭に90余りも新しい店が入り、クヒオ通り側に700台が入る駐車場完備。

カメハメハ4世と妻のクイーン・エマ、それに彼らの息子プリンス・アルバートに敬意を評し、ステージのある憩いの場「クイーン・エマ・ガーデン」内に銅像も建てました。カメハメハ4世は20代のころのものなので、ひげを蓄えていません。またクイーン・エマの両手には彼女の好きだったバラの花があります。


オープニング・セレモニーでは、エマ女王が愛好したバラをステージ前に飾り、また式の終わりには2階からバラの花びらを降らせて祝うなど・・・そうです、ここはクイーンズ・メディカルセンターが大家さんなんですものね。


  
 写真:オープニング・セレモニーの行われたクイーン・エマ・ガーデンにも3つの樹木が・・


アンカー店としてハワイに初めて入った超高級デパート「サックス5th・アベニュー」はクヒオ側の1階から3階をしめ、1階が化粧品、アクセサリー、2階婦人服、3階が紳士物と靴売り場で、3階からパーキング場につながっています。ワイケレにあるのは、サックス5thアヴェニューのアウトレット店です、念のため。高級品ばかりで、を見るとゼロが1つ2つ違っていたが、ここはインターナショナル。世界からのセレブが集まるんですから・・・

  
              写真:サックス・5th・アベニューの1階と、3階のゆったりした靴売り場の様子

心地よい椅子があちこちに置かれて、ゆったりしたヒトトキが過ごせるようになっているのと、円形の作りで動線がうまくでき、たくさんある店を疲れずに見て回れるように感じました。


3階にはオープンエアーのレストランが立ち並び、屋根は自動開閉できるようになっているので(写真右)、涼しくなる夕方にはオープンして開放的な気分が味わえそう・・・。

まだ全部の店が開店しているわけではなく、もうしばらく時間はかかりますが、夕食場所として人々が集い、憩いの場になることでしょう。グランド・オープン当日は、2店舗しか開いていなくて、45分待ちでどうしようかとグズグズしていたら、1時間半待ちになってしまった。



ここを訪れた方々にコメントを聴いてみました。
・いろんな店があるので、他に行かなくてもワイキキ内でショッピングがすんでしまいそう。その分、海やオプションに時間がさける。

・昔はちょっと怪しいキオスクの店がたちならんでいて、値切ったりして面白かった。新しくなって、ロイヤルハワイアン・センター、アラモアナセンターやDFSと内容が似ているような気も・・・

そこで、もう少し詳しく出店リストを見ていくと、ABCストアとか、ホノルルクッキーカンパニー、ゴディバ、バナナ・リパブリック、アバクロンビー&フィッチ、クレイジー・シャツなど、他のショッピング・センターでもおなじみの店もありますが、今回出ていた出店名62店舗中25店舗がハワイに初めて入るブランド店。

  
 写真左:カティミニ店の前、フラで歓迎   写真右:ハナ・アンダーソンの行列

たとえば、サックス5thアヴェニューの隣にある「Catimini(カティミニ)」は1972年にフランスで生まれた子供服の店で、個性的なデザインやカッティングでママたちに愛されている店。
同じく1984年にスエーデンで生まれたキッド・ブランド店「Hanna・Andersson(ハナ・アンダーソン)」はクオリティーがよく、やわらかい素材を使っていて、ロコも大好きで、開店前からママたちの長蛇の列ができていました。

そうかと思うと、アメリカ本土デトロイトからは「Shinola(シャイノーラ)」という店。

デトロイトは自動車産業で一世を風靡しましたが、その後衰退し町もゴーストタウン化??

そこにベンチャー企業がいくつもできて活気を取り戻しています。



その中で、靴クリームからスタートし、野球のボール作り、フォードやGMなどの自動車会社をレイオフされた職人が働くなか、最高級の自転車や「高級腕時計」に成功した会社ですとはセールスの方のお話しでした。


朝10時から夜11時まで毎日オープンというこの一帯、さあ、これからワイキキの人の動きはどのようにかわるでしょうか。乞うご期待~!!


新しい店が立ち並び、目がわー生き生きの姫庵より



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