2015年8月29日土曜日

ハワイらしく何もしていないように見えて、手入れしている植物園

ココヘッド火口の中に入って

ーこれで植物園?ココも植物園!!-
(ハワイ最新ニュース)ダイアモンドヘッドのルックアウトからカハラを望むと、マウナルア湾の向こうに富士山を小さくしたような山が見えます。富士山は今年は9月10日正午から静岡県側の3ルートの登山道が冬季閉鎖になるとのニュースが出されていましたが、ハワイのこの山は一年中オープン。




   
    写真左:ダイアモンドヘッドの外の展望台からみたココヘッド    写真右:ハナウマ湾



ここは、ココヘッドとよばれる標高200メートルほどの、3万から3万5千年前に噴火した火山のクレーターで、ここの登山は、ココクレーター・トレイルと言われるかなりハードな直線を登る上級コース。(訂正とお詫び:写真左の山はココ・クレーターで高さは368メートル。ココヘッドとココクレーターがごっちゃになっていました。詳しくはちぐさランダム834号をご覧ください。)





また、傍にはハナウマ湾と呼ばれる有名なクレーターの湾もありますが、今回は、ココヘッド・クレーター内にある「ココクレーター・植物園」についてご紹介・・・ ココクレーター・トレイルは一度はいつか登りたいと思っていますが、まっすぐで急な山道を登るのでちょっと躊躇・・・登った人の話では、トロッコのレイル跡にある枕木を1000以上も踏みしめながら登っていくのですが、日陰になる樹木もなく太陽は照り付け、とにかくきつい、でも360度見渡せる頂上の眺めでそれも報われたですって。



臼のような形の200エーカーのクレーター内部60エーカーに、ここの暑く乾いた気候に合う植物が集められ、1958年に「ココ・クレーター植物園」が誕生。ものすごく自己主張が強い名前ですよねぇ、ここはクレーター(ココクレーター)だって、分かってるってば!!

 
実は場所を忘れてしまって、ハナウマ湾からカラニアナオレ・ハイウェーを海に走って潮吹き穴手前で左折してしまいました。



ポンポンという音が聞こえる「ココヘッド・シューティング・レンジ」の野外射撃場[写真左]を通り抜ければいいと思ったのが間違い。このままカラニアナオレをもう少し進みサンデービーチを過ぎて左折すればよかったんだけど、ここクレーターっていうサインが全然ないんだもん。



結局ココマリナにもどり、紆余曲折し、ルナリロ・ホームロードからハワイカイ・ドライブへ、そしてハワイカイ・ゴルフコースの中を通り抜けてようやく植物園入口に到達。



ココヘッド植物園と一般的にいわれていますが、実は本当の名前は「ココ・クレーター植物園 KokoCrater Botanical Garden」。ここ、案内サインが本当に少ないんですよねぇ・・・





   
       写真左:ココクレーター植物園入口         写真右:植物園に関する案内サイン



入口には簡易テーブルが置かれ、木陰の椅子に座った年配のガードマンが一人。彼に「ここが植物園?」って尋ねたら、「パンフレットはあそこ!」って左を指差してくれました。一日に100人ほど訪れるとのことで、寂れた感じなのに、思った以上の訪問客。このガードマンさん、ひまで困るでしょうねぇ、本を読むわけじゃなし、所在なさそうにポワンと座っているように思えました。
そして、ここの開園・閉園時間の表現が、このガードマンさんに似ているようで、面白かったのでご紹介しておきましょう・・・「Dawn to Dusk(夜明けから夕暮れまで)」ですって。こういったアバウトな対応がハワイのよさかも。

   
    写真左:パンフレットは郵便受けに        写真右:プルメリアの林






今までここに数回訪れていますが、いつも乾燥していて暑く、花が少なく、しかも枯れたようなのばかりで、なんでこんな植物園があるのかと、ブツブツいいながら、入口から30分ほど歩いてお茶を濁してたのですが、今回は入口のプルメリアがよく咲いて甘い香りを漂わせ、歩く意欲をかき立ててくれました。






   
     写真左:入口入るとすぐがプルメリアの林   写真右:植物園のパンフレットにある地図





園内はぐるりと輪になった2マイルのトレイルで成り立ち、約1時間半ほどの行程。水のみ場もないし、プルメリアとブーゲンビリアの林を過ぎたところにホノルル・マラソンで使われているような簡易トイレがたった1つあるだけという、植物園という名前があるにしては、何も施設のない自然のままが魅力なのかも・・。






  
          写真:白やオレンジ、赤のプルメリアが薫りよく咲いています。



 
  
    写真左:ブーゲンビリアのエリアといっても・・・    写真右:取り木をしているのを見つけ





ブーゲンビリアのエリアは枯れているものも多く上の写真が唯一きれいに見えたもの。ハイビスカス・エリアも花が貧素にぽつぽつ咲いていて・・・これらを横目にみながら、小石がごろごろして乾いた、なだらかな山道を登ると、太平洋やアメリカのサボテンエリアに到着。
   
       写真:この辺りはなかなか素敵なエリアでした・・・テレビでもよく出る場面だとか

ちょうど風の通り道なののでしょうか、冷房の前に来たような涼しい空気が流れているエリアに出ました。この辺りは、この植物園を訪れた日本のテレビ取材班が決まって映像に映し出すところだとか。デジカメに収めてみますと、ココだけ見栄えがしますねぇ・・・



     



ハワイアン・エリアにはハワイ固有のやし「ロウル(Loulu)」があるし、マダガスカル・エリアは実が垂れ下がっているソーセージの木がありと、案外珍しい木が植わっている・・・。



写真右のソーセージの木は実とともに同時に花も咲いていました。この実は毒性があり、人間は食べられないけど、カバとかキリンが食べるんですってね。



乾燥地帯に生息する珍しい植物が植わっているわりには、さみしく点在しているのと、名前がなかったりするので見過ごす可能性があり残念。
 
もう少し手入れをしてサインも目立つように置けば、訪れた人はもっと満足されるのでしょうが、でも無料だしねぇと納得して歩き続けました。



丁度熱帯性低気圧が来る前で、曇りで貿易風のない蒸し暑い日、1時間半の行程を汗をかきかき、クレーター内のゆるやかなスロープを登ったり降りたり。しかしところどころで風が通り抜けると、その時だけは生き返った気がしました。





これからはもう少し涼しくなるので、この1時間半のトレイル行程は、緩やかな登りや下りがあるし、ちょっとスプーキーな散歩として案外いけるのかも、でもプルメリアの花はいつまでもつかな。前にも同じ時期に来た友人いわく、今年はフォートデルーシーのシャワーの花も見られたので、ここのプルメリアもきれいに咲いていてくれるのではないかと思ったとのこと。まさに図星でした。

市バスで行くには’#23「ハワイカイ/シーライフ・パーク」行きに乗って、ケアラホウ通り(Keaalahou street)で降りて、ココナニ通りを5分ほど上がっていくと植物園に着きます。



以上 
暑さにめげず歩き通した姫庵より









 

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2015年8月22日土曜日

これでほとんど網羅したと思うのは素人の浅はかさ??

アウラニホテル宿泊体験その3

ーこれでほとんど体験できたかな?!!-
 
(ハワイ最新ニュース)ハワイも大変蒸し暑い日が続いています。こんな中、暑さから解放されてリゾート気分を満喫しようと宿泊したのが、アウラニホテル。今回も孫に便乗・・

今までの体験はちぐさランダム802号ならびにちぐさランダム788号、そのほかにもちぐさランダム780号 や、ソフトーオープン時の様子をちぐさランダム652号 などに随時レポートしてまいりましたが、今回で大事なところは大体網羅できたかな??

それでは~、今回のレポートは以下の2つが主なもの!!

アウラニホテルにはエバタワーとワイアナエタワーの2つのタワーがありますが、それぞれから選んだ体験談と行きましょう。


エバータワー1階のパウハナ・コミュニティー・センター(朝8時から夜8時までオープン)にいけぇ~!! ここに小学生以上を対象にしたアクティビティーがあり、今回初めての体験となりましたが、これでまたアウラニのファンになってしまいました。
     
     写真左:パウハナルーム             写真右:スクリーン付き携帯電話





宿泊者であれば、1部屋につき1個アウラニ専用のスクリーン付き携帯電話を無料でかりることができます。今回は英語で試しましたが、日本語でも対応も可能とか。(次回は日本語でもやってみたい。)さあ、画面のボタンを押してアクティビティー・スタートといきましょう。
 
  
 写真左:最初の問題を解くとあらあら不思議この岩が・・・ 写真右:普通の岩なんですが


携帯電話の動画を再生すると、スクリーン上にハワイアンのアンティーが現れて、メネフネという魔法の力を持つ小人について語り、特別な場所に行くように指示がでます。案内に従いその前に立ってアンティーの指示で矢印を押したり、息を吹きかけたりすると、マカ不思議な現象が起こるのです。

 
  
なんの変哲もない岩に突然キラキラと光るペトログリフが現れたり、岩の一部が飛び出て動いたりします。これはアウラニのWEBにも載っているので出しても問題ないよね?

余り説明してしまうと面白くなくなるので、この辺りでやめておきますが、スクリーンの指示通りにすると、参加している人だけが楽しめるんじゃないんです。これがディズニーのすごさ!

その辺りにいて、何も知らずに魔法を体験した人は、一体何が起きたのか摩訶不思議ということに・・・。
今回4歳児と6歳児、それに大人3人でこのトレイルを体験しましたが、4歳児は途中で飽きて画面に集中できないことがありました。


6歳児は大人の助けで興味をつなげ楽しくできました。でも二人とも魔法の事象が目の前で起きて超びっくり!!高学年になればなるほど、これにのめりこむ・・。午前中にいくつものプールで泳ぎ、夕方にこのアドベンチャー・トレイルに参加するのがお勧めで~~す。
 
アウラニホテルのワイアナエ・タワーの入口上には、「カネ」とよばれる太陽や新鮮な水をつかさどる神と、海の神「カナロア」と、水に関する神様が二人描かれています。

カネとカナロアは大変仲がよく、二人であちこち旅をしたとハワイ伝説に残されています。

というわけで、ワイアナエは水に関係が深いタワーなんです。そこの1階にあるのが、ラニワイ・スパ(Laniwai Spa)、ハワイ語ではWが間にはいると、Vの発音になり、ラニヴァイとなります。
 
ラニヴァイとは、「ラニ Lani」が天国、「ワイ Wai」が水を表し、「水の天国」というハワイ語になり、前置きが長くなりましたが、ここが今回のお勧めスパの場所。


   
   写真左:ラニヴァイ・スパ(LANIWAI Spa)入口    写真右:スパ内の受付カウンターとショップ





ラニヴァイ・スパではマッサージ・セラピーやフィットネス・センター、ハーバル・ボディ・レメディ、フェイシャル、ネイルやヘアーのサロンサービスが出来る上に、「クラヴァイ(クラワイ) Kula Wai」と呼ばれるオアフ島唯一のハイドロセラピー・ガーデンがあり、この癒しの空間では、プライベート・バイタリティ・バス、ハーバル・プール、6種類のウォーター・フォール・レイン・シャワー、ワール・プール、ジェット・スパの体験ができる。


といっても、横文字がたくさん並んでいて、一体なんだか分からないので、体験してみるっきゃない。それではご案内いたします~!!予約時間の60分前にチェックインするように、水着を持参するように注意があり、宿泊中に予約確認の電話もいただき、さあ出発!!


スパの入口は曇りガラスの戸でちょっと入りづらい気もしましたが、LANIWAIと左に書かれていたので、気持ちを引き締めてドアを開けてみると広い待合室兼ショップ、ここでチェックインすると、係りの人が迎えに来てくれました。

    
      写真左:運勢を見る石を1つ選ぶ         写真右:オヒア木の天井の青い通路

運勢を見てくれる石を選ぶことになり、「Hauoli」(ハッピー 幸福)をつかみ、青いライティングの通路を通って中にはいります。天井の丸太はオヒアの木を使っているとか・・・


さて、この通路を進むと、こんな所に出てきました。ここが一番大事なへそに当たる部分で、天国から水が落ちてくるような仕掛けにしているとか。その池に先ほどの石を投げ入れると、願いがかなうということで早速お願いしました。


こういった演出は心を静かにさせて、これから受けるスパを効果的にするのにいいのでしょう。この辺りがやはりディズニーらしく色々ストーリーを作ってくれていて、楽しめます。


中はロッカー、化粧室、トイレ、シャワーなどの設備が整っていて、水着に着替えていよいよクラヴァイという癒しの空間ハイドロセラピー・ガーデンに行きます。


やわらかく温かなバスロープを羽織って、おそるおそるガーデンに~~~

このハイドロセラピー・ガーデンはトロピカル植物に囲まれた落ち着いた空間内にあり、植物が音をさえぎるのか、すぐ近くのレインボー・リーフやメネフネ・ブリッジなどで子供達が楽しんで騒いでいるのとはまるで別天地。とても静かで、プライベートな感じが漂っています。ガーデン内はバイタリティー・プールや温度の違うミネラル・バスが465平方メートルもの広い敷地に点在しています。
 
   
 写真左:最初に目に付いたスパ            写真右:手前の方が温度は低く、後ろの方が高い


ハワイでは温度の違う川や海に体を浴することで免疫システムができ、血行もよくなるといわれているようで、この中のプールやバスも冷たかったり、ぬるかったり、暖かかったりと異なる温度に調節されているので、入る前に手か足をつけて確かめてからはいってくださいね。


    
    写真左:温水のワールプール        写真右:ウォーターフォール・レインシャワー(しとしと版


温水のワール・プールは入る前に右手にあるスイッチをいれましょう。この左手には写真には入っていませんが、冷水のワール・プールもあり、入って「わ、冷たい。」ってすぐに出た方もいましたぁ。自分のことだったりして・・・

そして評判なのが、このウォーター・フォール・レイン・シャワーです。写真上はしとしと落ちてくる柔らかな水量のシャワーでマノアのしとしと雨「ツアヒネ」を連想させました。  

           
  
     写真左:ウォーター・フォール・レイン・シャワー      写真右:のんびりできるガゼボ 
 
ウォーター・フォール・レイン・シャワーは全部で6つあり、雨の降るさまをシャワーにしたんですって。シャワー前に立つと、壁にある穴のセンサーでシャワーが開き、体に丁度よい温水が出ます。センサーがうまく作動しない場合はそばにいる係員に連絡ください。


しとしと版もよかったんですが、上からザッと落ちてくる水量の多い温かシャワーが肩を揉みほぐし大変気持ちよかった。しかもガーデン内にはガゼボもあり、リラックスして横になるチェアーもありと至れり尽くせり。友達とくればよかったなぁ・・・


  
  写真左:ロミロミマッサージを受けたスパルームの個室  写真右:温めた石(ポハク)を使って


時間になると係員が来てくれ、ロミロミマッサージ室へ。トリートメントのほとんどは着衣なしですが、好みによっては着衣も可能だし、使い捨て下着も出してくれます。トリートメントを行なっている時は、その場所を除きしっかりとカバーされるので安心で~す。

今回ハワイの伝統的なマッサージであるシグネチャー・ラニヴァイ・ロミロミ50分 $165(チップ、税別途)を受けました。最後に温めた石を肩に置いてくれたのも、とっても気持ちがよかったです。マッサージの後、ぐっすりきもちよく寝られましたぁ~!! 


ここはカップルや家族が一緒に受けることもできるのが売りで、ママ向けとか、妊婦向けとか、カマカナというパパ+ママ+赤ちゃんというトリートメントもあるんですって。スパ・サービスは大人の同伴者がいれば14歳からでもOK。14歳以下はペインテッド・スカイ・エイーンスパ&サロンを利用してもらうことになっているとか。
トリートメントやサービスはいろんな種類があるので、事前にチェックしておくといいかも。料金表を見て数えたら、100以上あった・・・
 
   
    写真左:化粧コーナー           写真右:トリートメントが終わった後リラックスする部屋


1時間前にチェックインということで、トリートメント前にハイドロセラピー・ガーデン(クラヴァイ)が使えるように考えてくれているのですが、実際はきょろきょろしていたので、余りゆっくりできませんでした。でもトリートメントが終わってからでも利用できるということで~~す。またクラヴァイはアウラニに宿泊の18歳以上のお客様ならびにフルサービス・スパトリートメントのお客様には無料で利用可能ですって。


 
3.その他のニュース    
アウラニホテルのギフトショップで売られている超人気くまのぬいぐるみダッフィー君に異変あり。
スターウォーズのダッフィー君が誕生してました。それから、ダッフィー君に彼女がいたって知っていた?彼女の名前はシェリーメイだって?

ダッフィーとシェリーメイがおそろいの新柄のアロハとムームーを着たのが今の人気なんですってね。商売がうまいねぇ・・アウラニでしかダッフィーとシェリーメイは買えないことを含めて、売り切れたらすぐに追加しないことも含めて、二匹と同じ柄の子供服などを売っていることも含めて・・・。


その上、ダッフィーのバッグや、マクラも棚に乗っていた。枕はフワフワでとっても気持ちがいいの。料金は税込みで36ドル59セント・・・棚にあった最後の一個を手に入れ、今までおねえちゃんのお古を使っていた孫姫2号のマクラといたしました。さあて、次はいつ入荷するのでしょうか。もし見つけたら、売り切れる前に手に入れてね・・なんて購買意欲をあおってしまった。





  
   写真左:ダッフィーとシェリーメイ         写真右:最後の1個だったダッフィーのマクラ


それから、追加ですが、アウラニにはもうツムツム(Tsum Tsum)は置いていません。ツムツムがほしかったら、アラモアナのディズニーストアーに行ってくださいってお店の人にいわれました。


以上 子供に帰った姫庵より

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2015年8月14日金曜日

有名イベントの見所が案内できなきゃ、ハワイ在住ウン十年の身の置き所がない・・・

8月下旬~9月イベント盛りだくさん

ー見所はこうやって探す!!-
 
(ハワイ最新ニュース)お盆シーズンに合わせて、日本からのお客様が増えています。ちょうど貿易風が戻ってきて、このままいけば、さわやかなハワイを体験いただけるのじゃないかしら・・心より祈ってます。そこで今週は8月下旬から9月上旬に行なわれるオアフ島のすばらしいイベントの見所をご紹介したいと思います。
 
(1)8月15日(土)夜8時 真珠湾の「長岡花火大会」
ちぐさランダム821号825号ですでにご紹介していますが、終戦70周年を記念して、パールハーバーで平和祈念の「長岡花火」が20分にわたり打ち上げられます。
   
       写真:ホノルルフェスティバルの際にワイキキ沖で打ち上げられた長岡花火
今回打ち上げられる花火は、オアフ島に住んでいる方を対象にしているので、パールハーバーだけでなく、パールシティー、アイエアなどパールハーバー海岸エリア広範囲に亘り鑑賞できるんですって。さあ、私もどこで見ましょうか。我が家から見えなかったらシャクダマぁ(尺玉)・・・


こんな時に、高校時代の親友が読売新聞の8月5日夕刊を切り取って送ってくれました。(写真左)

それにより、新しい事実がいくつか判明。

(1)長岡市は奇しくも旧海軍連合艦隊司令長官だった山本五十六氏の出身地だった。

(2)長岡花火の中でも「白菊」と呼ばれる花火は、シベリアに抑留された花火師が抑留中に亡くなった戦友に手向け打ち上げたのが始まり。

今回は15日本番に先立ち、ホノルル時間14日夜8時に「慰霊の花火」として白菊を3発打ち上げることになった。
(3)アメリカでは花火とは、お祝い時にあげるもので、真珠湾での打ち上げなどは考えられなかった。

(4)慰霊の意をこめた花火を打ち上げる理由は、だんだん当時のことを語れる人が少なくなり、戦後70年の今しかないことを根気強く説明して、今回のイベント実現となった。
こういった内容が、実現に向けて尽力したハワイ日米協会の名誉会長エドウィン・ホーキンスさんとの取材レポートを元に紙面を大きく飾りました。これらを踏まえると、真珠湾で打ち上げられる長岡花火は、「見所」も「思い」もイッパイで、見なくちゃソンソン。

1982年から始まったスラッキー・ギター・フェスティバルは、ワイマナロ出身の「スラッキーギターの父」ともいうべきギャビー・パフィヌイが1980年に亡くなり、彼を賞賛する者が音楽と人を愛するためのフェスティバルとしてスタートしたものだとか。

現在ではホノルルだけでなく、カウアイ、マウイ、ハワイ島でも年間25程のフェスティバルが開催されていて、今回のホノルルでのイベントには、Bobby Moderow, Hiikua, Brother Noland,Aja Gampleなど豪華キャストが出演予定。
  
 写真左:フェスティバル開催のカピオラニ・バンド・スタンド  写真右:左がHiikuaメンバーのカムエラ
ハワイアン・スラック・キー・ギターはハワイではキホアウ(Ki-ho'alu)と呼ばれ、アコースティック・ギターを使って演奏されますが、キホアウという言葉は「キーを緩める」という意味を持ち、「スラック・キー・ギター」というのはギターの名前ではなく、チューニングと奏法の特別な方法を言い、波がうなるような、風がさわやかに吹くような大変ここちよい音を奏でることをいうとか。

という前置きを頭において、お昼の12時から午後6時まで、ちょっとけだるい午後のひと時カピオラニ・バンド・スタンドに来ませんか? バンド・スタンドの木陰のベンチで、ギターの音色が、波のうねりのように、風がふくように聴こえるか、チェック・チェック!!ギターだけに、皆が来た~かゲン(絃)を担ぐんですよねぇ・・・
 
場所:ニールズ・ブレイズデル・センター
入場料:5ドル (子供6歳以下無料)
21日、22日(金・土)朝10時から夜9時まで
23日(日)朝10時から夕方5時まで

食べ物、小物、アート、ファッション、本、クラフトなどオアフ島だけでなく、カウアイ、マウイ、ハワイなど各島から出店した400店舗余りが「メイド・イン・ハワイ」の品を展示即売するイベント。3日間で3万5千人以上の人が訪れる、いわば地産地消運動推進物産展といえましょう。そういう意味でもハワイ産のお土産を探すにはもってこいのイベントです。

実は、このフェスティバルを主宰するファースト・ハワイアン・バンクは、155年も営業を続けている、ハワイでもイチ・ニを競うメガバンクです。1858年にチャールズ・ビショップが創立したのですが、この彼ってハワイ王朝の血をひくカメハメハ一世の曾孫バニース・パウアヒ王女と恋に落ちた情熱家でもあったのだ~!!

しかも彼女にはプリンス・ロットという婚約者がいたにもかかわらず、その上王女側の猛反対にもかかわらず、1850年結婚し二人はとっても仲がよかった。子供はできなかったけど、王女が亡くなったあとに、彼はビショップ博物館やカメハメハ学校の創立でハワイに貢献したことでも知られています。婚約者だったプリンス・ロットは7月にモアナルア・ガーデンで行なわれる「プリンス・ロット・フラ・フェスティバル」でも有名ですが、彼女に失恋したのがもとでか、そのあと一度も結婚しなかった・・・
  
  写真左:ニールズ・ブレイズデル・センターでの様子  写真右:ハワイらしいTシャツがみつかるかも
さてこういった背景を頭にいれて、このフェスティバルの見所を探すと、今年はラスベガス往復2名当選イベントがある。そういえば、一ドル札の現金つかみ取りイベントもあったし(今年はどうかな)、ナホク・ハノハノ受賞者によるハワイアンライブや、ハレ・アイナ受賞シェフによるクッキング・クラス/お味見コーナーなんていうのもあって、豪華版のイベントで、これらも見逃せません~!!去年はメルビン・リードが歌ってくれた。入場料5ドルで彼女の歌が聴けて、味見もできて、お土産も買えりゃ、マイド(毎度)・イン・ハワイすること間違いなし。
 
このフェスティバルの見所食べ所としてご紹介したいのが、沖縄メニューのオンパレード。アンダギ、チャンプルプレート、沖縄ソバ、ピッグフィート(豚足)スープ、ヤキソバ、ついでにシェイブアイスや巻き寿司なども加わり、おいしいB級グルメ・テントが、ボランティアを中心に出店。ウチナンチューは結束力が堅い。この日ボランティアのために仕事を休む人もいるって・・・

また音楽や踊りのエンターテイメント、盆ダンス・イベント、子供達用各種ゲーム、花や植物の即売、平和通で販売の昆布やゴーヤ茶・黒糖などの即売テント、沖縄衣装の記念撮影や沖縄ダンスを紹介する沖縄カルチャー・テントなど多彩なものが出ていて、このフェスティバルはボランティアによって運営される沖縄県人会の一大イベントといえるもの。
場所:カピオラニ公園

9月5日(土)午前9時から午後8時(食べ物屋台はほとんどが午後6時終了)
盆ダンスは午後5時半から9時半まで
9月6日(日)午前9時から午後5時
この日は無料駐車できるカピオラニ・コミュニティー・カレッジとイベント会場のカピオラニ公園までバスによるシャトルが運行されていますが、料金体系が面白い。コミュニティーカレッジから公園までの行きはよいよい(無料)、帰りは怖い。 帰りだけ一人3ドルかかります。これはうまい方法ですね。車をコミュニティーカレッジの駐車場においてあるから、帰りもシャトルバスを利用せざるを得ない。料金所は1箇所だけ設ければいいので、人手減らしもできる。
  
     写真左:沖縄の民俗衣装を着て記念撮影        写真右:盆ダンスもにぎやかです
その上見所体験所として、沖縄の民俗衣装を着て撮る記念撮影が大人気で、リピーターが多いとか。男の子はエイサーの青紫帽子や衣装にパーランクーと呼ばれる片張り太鼓をもち、女の子はウシンチーとよばれる和装のようなゆったりとした衣装で、髪は簡単なウチナカンプーにアップしてもらい、花笠をつければ出来上がり。このフェスティバルで「にわかウチナンチュー」よい記念になりますよ~!!
(5)9月05日から アロハフェスティバル

アロハ・フェスティバルはアメリカで一番大きなフェスティバルで、1946年アロハ・ウイークという名前で、ハワイの音楽文化ダンスなどを祝う行事としてスタートし、今年で69回目を迎えます。フローラルパレードが69回、ワイキキ・ホオラウレアはちょっと遅れてスタートし63回だって・・

主なイベントの日程:
5日(土) オープニング・セレモニー 午後2時から4時 ロイヤルハワイアンホテル、ロイヤルハワイアンセンター、ロイヤルハワイアングローブにて キング、クイーン、プリンセス、プリンスなどロイヤルコートが出席

19日(土) ワイキキ・ホオラウレア 午後7時から10時 カラカウア通りを閉鎖してブロックパーティーが行なわれます。ステージがいくつも出来て、ハワイアン音楽、フラなどの催し物やクラフト、食べ物テントも出店。

26日(土) フローラル・パレード 午前9時から12時 アラモアナ公園からカラカウアを通り、カピオラニ公園まで 音楽隊やロイヤルコート、各島のプリンス・プリンセスなどが行進。
  
 写真左:フローラル・パレードで行進するロイヤルコート  写真右:馬に乗った各島のプリンス・プリンセス
上記アロハ・フェスティバルの見所を楽しむために忘れてならないのは、
(1)傘:にわか雨が降ることもあるので日傘と雨傘両用できるものがベスト。
(2)ゴザやタオル:沿道に座る時にも、日よけにも、雨よけにもなる。
(3)飲み水:暑いので熱中病にならぬよう・・・
(4)スナック:どれも長いので小腹に・・
(5)あらかじめトイレの場所を調べておく

そして一番大事なことは、一人ではなく友達や家族と連れ立って行きましょう。パレードの合間のおしゃべりや、美しいコスチューム、ダンスなどの品評会、場所取り、トイレの間のの席番などに使えます・・・
姫庵より
 
 

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