2013年9月28日土曜日

毎年どんどん盛り上がっていく10月ハワイのイベント

ハワイはこの時、大きく盛り上がる !!ー10月イベントの盛り上がり度は??ー
 
(ハワイ最新ニュース)球団創設9年目にしてリーグ初優勝を決めた「楽天」。2011年の震災を乗り越えて、一丸となって戦った結果がここにある!! その時田中投手の言った「~自分自身を盛り上げた。」を、ストレートにハワイへ投げかえしてみました。すると・・・
 
 
●「ウィキウィキ・ワンデー・ヴィンテージ・コレクティブル&ハワイアナ・ショー
10月6日(日)アンティークの見本市が、午前10時30分~午後4時30分「二ール・ブレイズデル・センター」で開催。

この見本市は3月にも開かれており、12月8日にも開催されるが、今回10月は第12回、ハロウィーンにちなんだ、ちょっと恐ろしいアイタムのアンティーク即売も含まれるとか。


たくさんのブースが会場に設置され、カリフォルニアやワシントン州からも参加、ハワイアンジュエリーの即売で特に有名だが、それ以外にもハワイ王朝ゆかりの品や、日本中国韓国などのアンティークも多々含まれていて、アロハシャツ、ウクレレ、オモチャなど数々のアンティーク品が展示即売される。

12回ともなればドンドン盛り上がってきますねぇ。アンティークとしては「ハワイ・コレクターズ・エクスポ」っていうのも歴史が長く、24回目が2014年2月21-24日に開催予定。古ければ古いほどいいのがこの業界。おお、盛り上がる盛り上がるぅうう~~!!


 
●「ナイトメアーズ・アット・ドールプランテーション(ドール農園の悪夢)
1950年フルーツ・スタンドからスタートし、1989年にパイナップル体験できる形に変えて、今に至ったオアフ島ワヒアワのドール・プランテーション

ここに10月1日(火)~31日(木)、ハワイ最大のハロウィン・アトラクションが登場!!
昨年まで大人気だったポリネシアン文化センターのハロウィーン・イベントはなくなったが、ドールのこれが10月のお楽しみ!!

このイベントは、3つの怖いアトラクションから成り立っているぅ~~~。
昼間から怖いお化け屋敷に、怖さを倍返しにするのは、闇の中で走る悪夢の列車(ナイトメアー エクスプレス)、それにトドメを刺すのが、ギネスブックでも認定された世界最大の迷路(トレイル・オブ・テラー)に潜むお化け~~!!
 
その1.オバケ屋敷「13」
プランテーションの13のアンラッキーな呪いにかけられたオバケ屋敷。

その名も「13」、不吉な番号。ハリウッドからの飾りつけで、実際の俳優が恐ろしい衣装を身にまとい登場して怖い演技するんだって。
音響効果を取り入れて、ハロウィーン設備で、こわ~いこわ~いオバケ屋敷!!
 






その2.列車「ナイトメアー・エクスプレス」
9月に車椅子やベビーカー用にプラットホームを改良整備。

パイナップル畑に加えてハワイの原産植物の中も走らせて、今までより3分ほど長くなった新路線。

全長3.5キロを約20分余りで走る、楽しいエクスプレス・・・それは明るい昼間だけ。
 
夜ともなると、真っ暗闇のパイナップル畑を走る、骨まで凍る恐怖の列車と変るのです~。闇を走っていると、どこにいくのかわからなくなる・・・・怖いぞぉ~~!!


その3.迷路「トレイル・オブ・テラー」
8千平方メートルという広さに、1万4千本ものトロピカル植物で、約5キロの迷路を作り上げているのが、この迷路。昼間でさえ出るのが困難な世界最大の迷路、さらに闇夜が迷わせる。ここから抜け出ることができるのか??
しかも、迷路の暗い隅のあちこちには、狂ったモンスターやオバケが潜んでいるんだって。出口のみえない恐怖の迷路・・・・

営業時間:
ハウンテッド・ハウスは、10月午前10時から午後3時まで毎日開館。

10月4.5.11.12.18.19.25.26日の(毎金土)、オバケ屋敷・迷路トレイル・オブ・テラー・列車ナイトメアー・エクスプレスの3アトラクションが夜7時から11時まで営業。詳細は



料金は1つのアトラクションにつき一人13ドル(13才未満の子どもには大人の同伴要。)
インターネットでの事前販売では、ハウンテッドハウス、迷路トレイル・オブ・テラーはどちらも1つ10ドルという特別価格あり。列車のチケットに関しては、窓口でのみ販売。


なお、参加者にはWarning(警告)が出されていて、心臓病、喘息などをお持ちの方、怖いものに対して強度に反応する方、妊娠している方、松葉杖を着いている方などのご入場はお断りしますって。どのアトラクションにも、演技を積んだ俳優が、登場して怖がらせるんだって。怖さがさらに盛りあがり、恐怖で心臓も止まるっていうぅうう~~!!



●エヴァとワイマナロの「パンプキン・パッチ(カボチャ狩り)」
  

西オアフはエヴァのアロン農場では12,13,19,20,26,27日の毎土日朝8時半から午後5時まで第13回カボチャ狩りでかぼちゃ畑(パンプキン・パッチ)を一般に開放。
農場内を回るトラクターの「ヘイ・ライド」込みで一人2ドル(2歳以下無料)
ライブ音楽や食べ物屋台に加え、ひまわり狩りなども予定。

ワイマナロ・カントリー農場は第4回目のカボチャ狩りがスタート
入場無料、10月5日から毎土日朝9時から午後5時まで
地元の幼稚園や保育園では平日にここを訪れてカボチャ狩り。ハロウィーンまでに徐々に盛り上がっていきます。


●ロイヤル・ハワイアン・センター「ハロウィーン・ケイキ・コスチューム・コンテスト


 

先日、ロイヤルハワイアン・センターのココナッツ・グローブの工事が終了しました。
新しくなったココナッツ・グローブは小川に橋がかかり、湧き水が演出されたり、後ろにはステージが常設され、ステージ前には観客用に人工芝が植えられ、イベントも楽しく見ることができるようになりました。

その新しくなったステージで、10月27日(日)子供用ハロウィーン・コスチューム・コンテストが開催。

お申し込みはその日の午後3時から、コンテストは4時から。

10歳までならどの子も参加でき、コンテスト後はセンター内の店が参加するトリック・オア・トリートで楽しめる内容になっています。




また10月31日のハロウィーン・デーには、ロイヤル・グローブで「ビアー&ワイン・ガーデン」が夜6時から10時オープン。入場無料、21歳以上のみ参加可能、子供も親の同伴として入場可。ハロウィーンのコスチュームを着て、集まる群衆も見ながら、飲みながらというのはいかがですか??

●10月31日「ハロウィーン」

10月のイベント最終は、これが山場で〆(しめ)となる。

まずは、ハロウィーンの夕方5時過ぎから、アラモアナ・センターをはじめ、各ショッピングセンターで、数多くの店子も参加する「トリック・オア・トリート」家族向けイベント、クッキーやキャンディーなどの無料配布あり。
(スタート時間など詳細は間際になってから、各ショッピング・センターにお問い合わせください。)


ワイキキのカラカウア通りも夕方からハロウィーン・コスチュームで着飾ったたくさんの人々と見物人が往来するのが見もの見るより、参加型のほうが盛り上がり方は上!!

余り羽目をはずすのはどうかと思うけど、すごいコスチュームで現れるので、見ている方も、やっている方も、どんどんヒートアップして盛り上がる。
特に金曜や土曜の週末だと夜遅くまで続くが、そういえば今年は木曜だ。さあ、どこまで盛り上がるか。




ワイキキは、ちょっと暗くなった頃は、子供達も多いですが、夜が更けるにつれて、だんだん大人向けのエロ・グロも含まれたハロウィーンにエスカレートして、メチャ混んでいくのでご注意を。カラカウア通りに面したオープンエアーで開かれるビアー・ガーデンなんてそうそうないので、ロイヤル・ハワイアン・センターの「ビアー&ワイン・ガーデン」は、超お勧めだけど、見物も兼ねた客で、多分ものすごく混むことでしょう。


姫庵

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2013年9月22日日曜日

ハワイで食べたお芋が美味しいという気持ちがこんな夢を実現させた!!

ハワイ風 お・も・て・な・し!ーメイド・イン・ノースショアーの誕生ー
 
(ハワイ最新ニュース)五輪誘致で一役買い、話題になった「お・も・て・な・し」。ハワイにも先ごろ、苦節8年、夢が実現し、ようやく第一回目誕生となったメイドイン・ノースショアによる「お・も・て・な・し」が話題をさらっています。
場所は、ノースショアのハレイバ通り、3本のモンキーポッドが目印なのは、この下の写真にある建物で、「芋ちゃん」と呼ばれるマスコット犬が出迎えてくれます。
 
     

                

ハワイを訪れた時に食べた芋がとても美味しくって、このお芋で「あるもの」が造れないかと思ったのが始まりだって。

ある物とは・・・・???
それはなんと芋焼酎!!
ハワイで食べた芋から芋焼酎製造に夢が膨らんだのは平田憲(ヒラタ ケン)さんで、その夢についていったのが、奥様の由味子夫人。この夢には、裏も表もありません。(お・も・て・な・し)ーこれから厳しい現実が二人を待っていたのでした。

それから、思い立ったが吉日。40歳近くで鹿児島にいって、伝統製法の手造り芋焼酎で名高い「万膳酒造」で、焼酎作りの修行3年、下記8年!!


そして夢を実現するためにハワイにやってきた平田さん。ノースショアにあるカメハメハ・スクールの地所を10エーカー借りて、蒸留所の工事をスタートしましたが、昨年6月請け負い業者がお金だけとってトンズラ、工事は頓挫、というトンでもない憂き目に遭遇。

しょうがないから自分達の手で蒸留所を作ることにして、電気も水道もないトレーラーハウスで寝起きをし、二人で土地を切り開いたり、コンクリートを流したり・・・見かねた周りの地元民も手伝ってくれ、ようやく最低限の蒸留所が完成。ノースショアの地元民は裏がない人間で、しかも「お・も・て・な・し」のハワイアン・スピリットに感動したって!!

お蔭で、仕込みにはいることができました。
ハワイでは、サツマイモが20種類以上もあり、あれこれ試した結果、最終的にお世話になったご近所の農家からムラサキ芋(オキナワン)をナンバーワンに購入。

1回500キロの芋を自家製蒸し器で蒸し、砕いて瓶壷(カメツボ)2つに分けていれる。このカメ壷は万膳さんからの贈り物で、100年以上たっているという貴重なしろもの。これを使うのが手造り焼酎をつくる大事なツボですって・・・
 
  
   写真左:100年の歴史があるカメ壷              写真右:地に埋め込まれたカメ壷


ところで、焼酎がウイスキーやウォッカと違う点は、原料に発酵食品である麹(こうじ)が入っているかどうか。 麦を使って麹なしの蒸留酒がウイスキー、麹ありが麦焼酎、サトウキビを使って麹なしがラム酒、麹ありが黒糖焼酎という具合。ハワイの「お・も・て・な・し」は、黒麹(苦労の工事)ありで、すばらしいものに成長したので~す。

今回の芋焼酎は米麹にムラサキ芋を加えたもので、麹のよしあしが焼酎の味に大きく左右する。というわけで、米は最高級品Koda Farmsの国宝ローズ(Kokuho Rose)を使用したのが、平田さんのこだわりの1つ。

奥様の話では、自分達が食べているお米より、ずっとずっと高価な高級米を使用していますということでした。

 
   
    写真左:最高級国宝ローズ米       写真右:コウジ菌を手でもみ合わせているところ


          そしてこのお米を酒樽を再生して作った「木製のこしき」で蒸して、日本からもってきた黒麹(くろこうじ)というコウジ菌をいれて手でよくもみ(写真右上)、48時間かけて米麹(こめこうじ)を作ります。
 
   
この米麹に水を加えて発酵させ「一次もろみ」を作成。

蒸したムラサキ芋のはいったかめ壷にいれて混ぜ合わせ発酵させ、10日から2週間かけて「二次もろみ」を作っていきます。
この期間が一番手が抜けない時で、もろみ麹の具合を昼夜、分かたず3時間おきにチェックし、混ぜたり水を通して冷やしたり、窓をあけたり閉めたりと調整して、かめ壷での発酵を見守り熟成させていきます。まるで赤子を育てるように、手間隙をかけ、緊張した作業が続いたそうですよ。
 
発酵したもろみを、木樽の蒸留器で蒸留させると、今までムラサキ色だった液体が、透明な焼酎となって、たらりたらりと垂れてくるのです。
 
  
  
      写真左:お手製の木樽の蒸留器            写真右:焼酎がタラリタラリ出てくる様子
今年2月に製造し、6ヶ月間タンクにいれて熟成してできたのが、今回第一回目誕生のハワイ・ノースショアの芋焼酎。
 
焼酎の名前は「波花 ナミハナ」
命名の由来は、大きな波が来るので有名なノースショア産なのでまずは「波」を。
そして「花」の由来は、6月に持ち逃げされ行き詰まった時、夫婦で近所のプルメリア畑で1個2ドルのレイ作りのアルバイトをして耐えしのんだことや、美しいトロピカルフラワーに満ちているハワイから「花」を選んだとか。
 
 
「波花」のロゴには、奈良の有名な陶芸家の辻村史郎氏が書いてくださった字を使い、大変味わいのあるものになりました。
ハワイは、真夏を除き、鹿児島の秋(さつまいもの最盛期)を思わせ、芋焼酎を造るのに最適な気候。

この気候が、ちょうどいい具合に発酵を導き、まろやかな焼酎ができるってわけ。

また、溶岩でろ過された水や、火山の影響を受けたハワイの土壌が良質なサツマイモを育て、最高の原料が得られるんだって。
大事なポイントは、この波花は、日本の焼酎のように「ろ過」をしていないことー無ろ過焼酎。

だから、無ろ過によって、うまみが残され、日本では味わえないような色々な香りが含まれ、とろりとした甘みも感じられるものに仕上がった。
この波花は、お蔭様で、ハワイの自然と日本の伝統技術が合わさり、ハワイアン焼酎ノースショアの島酒となったのです。

瓶も日本から輸入し、82%をムラサキ芋で、18%が米麹で作られたこの「波花」はアルコール度数30というきわめてハイエンドな焼酎に仕上がりました。 
 
     

今回できた「浪花」は全部で3000本。これが販売されると、次の「波花」を作る資金ができるというわけですが、資金ができたところで、製造を開始しても、半年間熟成させなければなりません。次が作られるまで時間がかかるので、いつ手に入るか分からない希少価値の、幻のワイン「カルトワイン」ならぬ「カルト焼酎」となっています。

「波花」を手に入れるには・・・
卸はCherry Companyという会社を通して、レストランやホテルなどの飲食店に卸されていますが、小売は法律によって、このノースショアの蒸留所でしか販売できません。だから、ノースショアまで行かないと買えないので、よけい「幻の焼酎 カルト焼酎」の度合いが強くなっているんです。アルコール度合いも30度と高く、カルト焼酎の度合いも高く、平田さん夫婦の志も高いとう3高焼酎。


小売で欲しい方は、kaloimo@gmail.comにメールで申し込むか、
808-234-4162の平田さんに連絡するか。
(ただし仕事中で留守電となる場合あり。)
申し込み後は、ノースショアの蒸留所に自腹でとりに行くこと。
それまでしても、味わう価値は十二分にあり。
「波花」は期待を裏切らない裏無しの芋焼酎、「お・も・て・な・し」があるばかり。


蒸留所の場所:66-542 Haleiwa Road Haleiwa Hawaii
ーこの蒸留所の門は普通閉まっていて、蒸留所を囲む土手の一角のちょっと崩れた所から入る、これぞまさしく表なし「お・も・て・な・し」
会社の名前:Hawaiian Shochu Company
限定3000本「波花」一号(2013年Spring)の今回の小売価格:750ml 1本39ドル+tax
今回のちぐさランダム、ハワイ・ノースショア産の島酒「波花」芋焼酎で、ハワイの「お・も・て・な・し」の心をお伝えいたしました。

なお、平田さんご夫妻のことは、ー「ハワイの芋焼酎」を造りたい その夢を実現させた日本人夫婦の挑戦ーと題し、JAL機内誌「’Eheu」2013年夏号P36-38にも載っています。
姫庵
 
 
 
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2013年9月15日日曜日

半沢直樹の流儀をいただき!!

やられたら倍返し!ー倍返しを受けないための講座ー
 
(ハワイ最新ニュース)2週間のお休みを頂戴している間に、ハワイはどんどん変っていました。

・ダウンタウンの人気レストラン「インディゴ Indigo」が8月末をもってクローズ。

・DFSギャラリアが名前を「TギャラリアbyDFS」と改め、9月7日にカラカウア通りでお披露目パーティー。TとはTravelのTっていうことだとか。
・「ワイキキの林」を再現したロイヤル・ハワイアン・センターの中庭がようやく完成。てな具合。

こうなりゃ、今回のちぐさランダムはこれらのニュースに対して、倍返しするようなネタを出さなきゃならない・・・・。

ところで、姫庵は、ちぐさランダム、ちぐさブログ以外に、JALのハワイ便ビジネスクラス用機内誌「’Eheu エヘウ」で、2011年1月の創刊号から1ページ担当。
その紙面では、ちぐさランダムやちぐさブログで取材したハワイの新しい出来事や、ショッピング情報、グルメ情報などを楽しくご紹介しています。

 

この夏(7-9月号)は「ランダム流でオアフ島ビーチをランキング!!」というタイトルで、素敵なビーチをご紹介しました。

ところが5位にランキングした「ハナウマ湾」に最近異変が起きているとか・・・・
というわけで、「異変とはなにか??」調査を兼ねて遊んできました。


   
ハナウマ湾で遊ぶ醍醐味の1つは、目の当たりにカラフルなトロピカルフィッシュが、スノーケルやスキューバーを通して見られること。
このためにハナウマ湾は毎年300万人以上もの人が訪れる人気スポットとなりましたが、餌付けによって海の生態が壊されたり、さんご礁が傷つけられたりして、自然が破壊されていきました。こんなことをしてたから、つけが倍になって帰ってきた・・・

ホノルル市は1990年に入場者を制限して、ハナウマをもとのようなきれいな海にしようと計画。地元民以外の訪問客には入場料を課すことになりました。(3ドルからスタートして、現在は13歳以上の大人 一人7ドル50セント)

また、きれいな海の自然保護地区とするために、毎週火曜日を清掃日とし入場禁止としました。

2002年8月には、湾の上下の施設も整え、海の環境を守るために、海洋教育プログラムを立ち上げ、9分の英語のビデオを入場者全員に鑑賞させることもスタート。
このビデオでは、ハナウマ湾の成り立ちや、海の生き物、そしてここでのルールなどを説明していますが、その厳しいルールは大きくいって6つ程あります。

1.魚の餌付けや持ち帰りは禁止。
2.魚や生き物を見るのはいいが、さわってはいけない。
3.公園内は禁酒。
4.駐車場やピクニック・エリア以外は禁煙。5.さんご礁を守るため、砂地以外で、立ったり座ったり触ったりすることは禁止。
6.ボートや釣りは禁止。
という具合。これも一重に海の自然を守るためで、もしこの規制を破った場合には、厳しい倍返し以上の罰則が待っています。

たとえば、禁煙をやぶると初犯は100ドルの罰金、再犯は500ドル、魚のお持ち帰りや餌付けは1000ドルの罰金か30日の禁固刑なんてことにも・・・罰金のために規則を守るわけではありません。海を、自然をいつまでもきれいに保つことが大切なのです。自然を大切にしないと・・子孫に付けが倍になって戻ってくるので~す。
さて、今回の異変ですが・・・
ハナウマ湾で、シュノーケルやスキューバーの商売をする場合には、一人のインストラクターに生徒は5人でひとつのグループは6人までという規制を設け、土日祭日以外の月水目金の4日しかできないようにしています。

そしてインストラクター一人ずつホノルル市公園局が発行するパークパーミットを取らなければならない上に、今までは1年間有効のパーミットがおりていたものを、最近では月ごと、あるいは日ごとのパーミットとだんだん期限が短くなっており、このためブッキングの前広な予約がむずかしくなっているのです。
    
スキューバーの場合は、タンクが必要なので、自分で日本から用意してくるのは難しいため、予約も要注意しなければなりませんが、シュノーケルならばスノーケルとマスク、足ヒレなど、日本から持ってくることも可能ですし、ハナウマ湾の下の施設でも貸し出しを行っています。


現在でもハナウマの人気は衰えず、訪問者が多いので、300ある駐車場があき始める午後も、入場を制限している場合が多いです。

開門は6時から始まっていますので、車で行く時はなるたけ早く行くことをお勧めします。午前9時半でも、車の入場制限が行われることがよくあります。(車の駐車代1ドル)
また、ハナウマ湾の上から下までは急な坂道のために、シャトルが運行しています。特にタンクやベビーカーなどは登りは利用されることをお勧め。タンクは1個1ドルですが、ベビーカーは無料です。
 
 

自然を壊すのは簡単ですが、自然を守っていくのは相当な努力が必要で、気づいた時に倍返ししようにも、それ以上に崩壊が進んでいるもの。

美しい自然を守り、我々の子孫にもトロピカルフィッシュが泳ぐハナウマ湾を見てもらえるような使い方をしていきたいものです。
姫庵
 
 
 
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