2017年3月18日土曜日

ハワイで今もとめられているものはSea Zen~!!

ハワイで自然との融合共存はこれ!!
ー自然は、Sea Zen (海の禅)??Let's see~!!ー
(ハワイ最新ニュース)
日本でも話題になっていますが、メディア・アート・プログラム、参加者が描いた絵をスキャンし、アニメーションとして映し出され動きます。

私も参加、といっても絵を描くのではなく床を歩くと、歩いた跡に色とりどりのカラフルな色が飛び散りました。

この催し物は、「ホノルル・ビエンナーレ」とによるもので、参加する人に未知の体験を与えてくれる「Graffiti Nature」。日本やハワイからの寄付やサポートにより実現したのです。


               
    写真:ホノルルハレとそこに飾られた現代アート作品


今回の「ホノルル・ビエンナーレ」はワードビレッジにあったスポーツ・オーソリティー跡地(約5570㎡)を使った「The Hub」を中心に行われています。こ言われる33名のアーチストが参加した作品展示の中の、チームコラボのイベントは3月8日~5月8日までの2か月間。行われる場所は「The Hub」だけでなくIBMビルディング、ホノルル・ハレ、フォスター植物園、ホノルル美術館、ハワイプリンス・ホテル、ビショップミュージアムなど8か所で、「The Hub」などは有料ですが、入場無料で見られる所も多くあります。


まずホノルルハレ(市庁舎 無料)では韓国のチェ・ジョンファの「Gather Together」と呼ばれる作品、1階の広いフロアーをデンと占めている素晴らしいもので、暫定的展示とは思われないほど。

近寄ってよ~く見ると、なんとこれはプラスチック製のブイ~!!何を表しているか考えるだけで自然と海の禅(Sea Zen)ですね。
なんでもボランティアが集めた、ハワイの海岸に漂流した不用品のブイを使い、なんでもアートになりえるというメッセージを打ち出したんだとか・・・不用品でもすっごく心を打たれました~!

またカメハメハ3世の妃が独人の医師に土地を貸した事からスタートし、次の所有者フォスター船長が充実させ、今では世界中の一万以上もの植物があることで知られるフォスター植物園でもホノルル・ビエンナーレ展示をしています。入園料5ドルで、植物観賞・現代アート鑑賞の一挙両得!!
広い園内にいろいろ飾っているということで来たのですが、自然とのコラボがとっても良かった。

特にすごいなと思ったのは、2016年文化勲章を受章し、87歳の今も前衛芸術家として活躍の草間彌生さんの作品。

ちょっと樹木希林さんに似た風貌ながら、超エネルギッシュな雰囲気がただよう彼女、ショッキングピンクや赤を思う存分使い、水玉模様やカボチャの作品で知られています。

彼女のかわいい作品が、このフォスター植物園で、見事に溶け込んでいたのです。家族が芝生で集い、小さな子供が楽しく遊んでいるこの場面は、アートと自然の共存の模範例でした。


同じくフォスターで、ワラで作られた大きな岩がワイアーで空中に浮きあがっていました。

自然資源を使う太平洋の建物を表したもので重くはないのですが、この下を通る時は、落ちてきたらなんて思って、なんとなく首をすくめてしまいました。

現代アートの祭典を自然と調和・共存させるというアイデアのすばらしさ。



でも、これではあちこち離れすぎて、観光客の方にはなかなか見ていただくことができにくいけど、ハワイプリンスのフロント前にもあった!

ワイキキの多くのホテルも賛同して加わると、「アートのハワイ」なんてことに発展していくんじゃないかと思いながら一人鑑賞しました。

 

ホテル・ロビーの天井はメザシの大群??そしてフロアーには大きな鯨??現代アートは作者の意図を考えるだけでも海の禅(Sea Zen=自然)ってわけで面白い。

これなら、カギ出しを待つ間も楽しめるというもの。こんな作品がワイキキ・ホテルの随所にあると楽しいんですが。

ヤシの葉影のワイキキビーチにもアートを展示していったら面白い。ヤッシャ、ヤシャ~~!!

ヤシの木とこれらの作品すっごくマッチするんですよね。右にあるのは、ワード・ビレッジの歴史的建造物IBM建物のベランダに置かれた作品。右に見える大きなピンクの花は開いたり閉じたりして、真っ青なハワイの空ともぴったりマッチ。

さて、自然と脳の融合・共存として現代アートをご紹介しましたが、ここで自然と胃袋チームもご紹介させてください。やっぱり最後は胃袋に落ち着く・・・



  
   写真左:塚田農場の外観  写真右:塚田農場の内観
ハワイ・コンベンション・センターの傍にできた農場じゃないレストラン。日本で大人気の居酒屋チェーン「塚田農場」が今月初めにオープンしましたが、ここがなぜ今回のテーマにはいったか?
それはこの店が新鮮で品質も高く美味しい和食を提供するからなんです。例えばここで使われる鶏肉はハワイ島のプナチックス産を使用、野菜はアルーン・ファーム、マウイ・ファーマーズ、カネシロ・ファームなどハワイ州内10以上の農場から仕入れているという具合。

  
 写真左:西京ミソにつけたアボカド12ドル 写真右:辛味のあるポン酢とハマチ15ドル


今はまだ夕食だけですが、落ち着いたところでランチもスタートするとのこと。


店内を見渡すと、木製のバーカウンターとステンレスのオープンキッチンが向かい合わせ、木製テーブルとイスのゆとりのある配置が、くつろぎながら楽しく歓談できる作りになっています。

美味しい品がたくさん出されましたが、面白かったのはアボカドを西京ミソにつけた品と、肉巻きおにぎり。この肉巻きおにぎりを食べた人が、「まるでみたらし団子みたい~!」といったように甘辛ソースが懐かしい味を出してました。これ私は1個でお腹にちょうどよかった・・ソースの見垂らしが、印象深い、創作賞をだしたい作品。


驚いたことに、奥の場所は壁から天井にかけて(Wall to Ceiling)同じ木材を使っているので、すっと溶け込んでいくような落ち着いた雰囲気がでていたこと。


塚田農場のコンセプトは「ファーム・トゥ・テーブル」(農場からレストランのテーブルにそのまま)というもので、使用する材料を産地や飼育・栽培・収穫法などにこだわるお客様の目線で商売してること。


農園から仕入れた安心できる新鮮な食材の料理を居酒屋スタイルで提供することで、創業以来急激に成長したレストラン。ここにも自然との融合・共存があふれ出ていました。

自然に帰れ、変えて、買えを推奨する姫庵より・・

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2017年3月11日土曜日

逃げるな、愛はここにある!!

愛はどこにいった!!
ーハワイアン・スピリットなら、ここにあり!!ー


(ハワイ最新ニュース)2011年3月11日に起きた東日本大震災・・・あれから6年。


あの時ハワイでは、ホノルル・フェスティバル(3月11-13日)のイベント直前で、この大災害のために1000名弱に及ぶ方々がキャンセルせざるを得ない状態に。

フェスティバルは何とか開催され、急遽被災者の方々のための募金箱も置かれ、たくさんの寄付金が集まりました。




特に心に残っているのが、ウクレレ奏者として有名なジェイク・シマブクロさんの協力で、世界で一番早い(?)「東日本大震災復興チャリティー・コンサート」が開かれたこと。被災者へのハワイアン・スピリットがあちこちに・・


そして今年23回ホノルル・フェスティバルは3月10-12日で、6周年目にあたる日が入ることになりました。

国や世界を超えて世界平和でつながろうというホノルル・フェスティバル。


今年は、ナチスの迫害を受けたユダヤ人の救助に力をいれた杉原千畝さんの映画「杉原千畝」の上映や、「命のビザ 遥かなる旅路」で、日本に着いたユダヤ難民に、救いの手を差し伸べた人々の取材を書いた作者の北出明氏の後援会が行われます。今のこの世の中に強烈なパンチいや愛を与えてくれるイベントです~



また2011年から東北被災地の支援を行ってきたナデシコクラブの手作り展示や物産・食品展、第二次世界大戦に参加して多くの犠牲を払いながらも素晴らしい戦績を残した「日本人部隊」の写真パネルを展示するNPOシニアライフ協会のジャパン・ハワイ・カルチャー・エキスポ、そしてフィナーレの長岡花火による平和への祈りなど、ハワイアン・スピリットの愛がイッパイ・イベント。人間愛がここにはイッパイあるんですがぁ・・・

こんな時、もう1つ大きなニュースが飛び込んできました。それはトランプ大統領が6日に署名した2番目の「入国禁止令」だったのです。愛はどこにいった?


と同時にそれに対し、ハワイ州が連邦裁判所に執行停止の申し立てを行うことを表明したニュース。やったぁ~!!



ハワイを代表するカメハメハ大王像が、建っているのは、アリイオラニ・ハレというハワイ州最高裁判所の前。カメハメハ5世が宮殿として建てたものですが、司法センター兼裁判所として使われていて、なんだかとっても大事なつながりを感じます。正義をバックのカメハメハ~!!

実は今回の執行停止申し立てはハワイとしては2回目だったんです。最初の大統領令にも異議申し立てをしたが、連邦裁判所が執行差し止めの仮処分を行ったので保留という扱いになっていた~。今回はハワイが愛の先手を打ったってわけなのでしょうか。ハワイアンスピリットは頑張っている。

 
    
次の登場は、アラン・ウォンズ・ホノルルの愛がいっぱいという話。
今年で4年目を迎えるハワイ州内の農業教育プログラムを支援する地産地消キャンペーン「ローカリシャス・ハワイ」があります。

ハワイのレストラン170店舗以上が参加し、地元の食材を使った特別メニューを3月1日から31日までの一か月提供するというキャンペーンで、アラン・ウォング氏も力を入れています。これは地元愛というべきか・・・

たとえば、アラモアナ・センター・メイシーズ内3階の「ザ・パイナップル・ルーム」では、マカヴェリ・ランチのビーフ・パティやピーターソン・アップランド・ファームの新鮮な卵といった地産を使った「ロコモコ」。売り上げの一部は非営利団体のハワイ農業基金を通じハワイの子供達の食農教育や農業の活性化に使われ、ここも愛がイッパイ~!!。子供愛も加わった~~
 

ついでに、ハイズ・ステーキ・ハウスですが、40周年を祝って、マンスリーディナーをスタートするんだって~。

1976年以来キアヴェの炭火で焼き上げる高級ステーキで有名な「ハイズ」は、月ごとに変わるスペシャル・ディナーを提供することになったとのこと。


ハワイ出身の総料理長のイナガキ・シェフが趣向を凝らした「コースディナー シェフズ・テーブル」は5月10日よりスタート。


地元の農家から仕入れた野菜や新鮮なシーフード、厳選されたステーキなどを使ったコンテンポラリーな料理。これらは10月まで毎月行われ11月のフィナーレのイベントで40周年を締めくくるって。詳細はハイズのWEBをご覧ください。地産地消という地元愛とともに40年にわたるハイズへの会社愛が実って~!!

逃げるが価値じゃなく、愛で包むが勝ちの姫庵より


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2017年3月4日土曜日

世界のリゾートだからこそ期待される

どこが問題か~!!
どこまで考えるかが問題だ!!ー

(ハワイ最新ニュース)前回のちぐさランダム897号で、ワイキキ・ショッピング・プラザ地下一階のワイキキ横丁に開店した天丼の店「金子半之助」が10%のチップを自動的につけていて、10%なら安いということを書きましたが、実は10%のサービスチャージはキッチンで働く人へのもので、それ以外にテーブルをサーブしてくれる人には別途8%~のサジェステッド・チップがあるというご指摘をいただき、896号のWEBに後から加えました。


今回再度お店の人に確認の電話をすると、自動的に載せた10%だけでもOKですし、サービスがいいからもっと乗せていただけるのならそれも結構ですとのこと。これなら良心的。サンキュー~!!


昔は10%程のチップが相場でしたが、今ではホテルでは18~20%、レストランでも15%以上というのが相場(?)。特に最近はキッチンで働いてくれる人が少なくなっていることもあり・・・チップ談義については、いつか詳しく調べてご紹介したいと思っております。
ところで今回は、日本からの友人夫婦と4,5日ご一緒して感じたことから。

奥様は病気で左手左足がご不自由になり歩行には杖が必要、ホテルに身体障害者用客室をリクエストしました。


そこで問題。
このご夫婦が一番気にしていることはなんでしょうか?


それは、ベッドとトイレ/浴室。
まず第一にベッドですが、写真上の2つあるベッドのうち右側のベッドがホテルが置いているベッド。これでは奥様がベッドの上に座れない。日本人ではなく米国人の体型に合わせているのかもしれませんが、ベッドが高すぎるのです。


日本には、ベッドの傍で起き上がる時に使う移動式てすりがあり、「タッチアップ」(タッチアップFB3型、手すりコの字タイプ)と呼ばれる器具はベッドの起き上がりや姿勢を正して、足を降ろして立ち上がる時にサポートとして使います。

今回これをハワイでは見つけることができませんでした。ホテルではベッドから落ちない為に、マットに挟み込む子供用囲いを用意していたのですが、これは大人の体重を支えることができませんでした。


そこで、色々考えました。まずベッドはスプリングとマットの2つに分かれるので、マットだけにしてみたが、低すぎたのです。

次にスプリングの台だけだと、高さはちょうどいいが、これでは硬くて寝られない。

ホテルの係員に助けてもらい、薄いマットを3枚と毛布を敷くことで、寝たり起きたりできる高さで硬さもOK。そしてベッドの横には大きめの椅子を置いて、手で体を支え起きられるようにしたのです。その完成品が右のベッド。


次の問題はトイレとシャワー。
我々も実際に直面して初めて「なるほど~!!」と思ったのですが、彼女は左手、左足にマヒがあるため、右手で体を支えます。


所が、この左の写真を見てお分かりのように、後ろと左手側に手すりがついています。正常な右手でからだを支える為には右にサポートが必要というわけで、重い台をホテルから持ってきてもらい、代用しました。


シャワーは車いすでも入れるウォークインで、椅子もついているし、シャワーが上下に移動でき、右手側に手すりがありと、問題はありませんでした。

レストラン、ホテル、ショッピング・センターなど、数々のトイレを利用しましたが、殆どは何故か左に手すりがついていて、今回のケースには「×」状態。こういう場合は介護が中に入ってお手伝いをすることになります。

またトイレット・ペーパー・フォルダーですが、右の写真は、ハワイの一般的なもの。日本ではこれにステンレスの紙切り板がついているのが普通だとか。紙に切れ目がついてはいるのですが、紙切り板がないと、うまく切れないのことでした。

1週間弱でしたが、同行して勉強になりました~。ハワイは、車道から歩道への段差、階段のわきにはスロープを設置するなど身体障害者には優しいリゾート地として広く知られていますが、今一歩深く入って、それぞれに合った設備や器具を用意するなど、血の通ったサービスをすることが重要だと感じた次第~!!感想:日本には細かい心配りをした介護用器具が数多くそろっているのに感心しました。そりゃそうだ、高齢者が四分の一もいるんだもん~!!


●それに加えて問題は、今週末に行われる第23回ホノルル・フェスティバル

日時:2017年3月10日(金)から12日(日)で、一般に行われる催し物は11,12日に。
特に11,12日のハワイ・コンベンション・センターでのイベントならびに、12日のパレードと長岡花火はすごい~!!

特に今年は、第二次世界大戦中にナチスの迫害から逃れるユダヤ人に「命のビザ」を発給し6千名を救った杉原千畝の映画を上映。なお、彼からビザをもらいヨーロッパから日本を経由してアメリカにわたるユダヤ人を「天草丸」という船で手配斡旋したのがJTBの前身ジャパン・ツーリスト・ビューローとか・・・  今年は「命のビザ 遥かなる旅路」上映とともにその著者「北出明」氏の講演もあり。不穏な空気が流れ始めそうな時代だからこそ、ぜひ見てほしい映画です。

  
 写真左:コンベンションセンターの縁日      写真右:12日のパレード

日々また勉強の姫庵より

●「知らないハワイがいっぱい 最新版」ハワイでイスラム文化が学べるシャングリラツアー、ハワイのショーがどこがベストか、海へと続くインフィニティープールなど、「最新版」では新しい情報をたくさん追加しました。これ1冊あれば、知らないハワイを楽しく遊べる!