2017年9月30日土曜日

毎度恒例のことながら、逃げていた「高齢者」の問題に今回は迫ってみました~~!!

楽園ハワイは老後も楽園か??ー元気な時はいいけど、傘寿を越えて何かあったら・・ー

(ハワイ最新ニュース)「傘寿 まり子」という漫画に人気がでているって・・よわい80歳が漫画の主人公になるってことは、その漫画を見る高齢者の占める割合が高いってことになり、「高齢者用漫画出現!」という日本の社会現象に、アンビリーバブル~!!
ストーリーは四世代で住んでいたまり子さんが、自分の居場所を失い家出を決行。ネットカフェで暮らし、ボーイフレンドを作ったりと、80歳とは思えない行動に高齢者問題を重ねている話だとか。実はまだ読んでいません。WEBを拝見したのみですが、ちょっと読みたい気がしてきました。

その中で、作者のおざわゆきさんが書いた「生き続けてたら、年寄りになって、その先にある 死んでても、生きてても どっちでもいい存在の自分・・」という言葉が身に沁みます。リタイア―した後の第二の人生が、どっちでもいい存在になるのはさみしい限り。

さて、ハワイのお年寄りは日本と比べてどうなのか、身近に介護のケースが発生し色々調べる機会がありました。日本では高齢者が人口の25%を占めますが、石川久展さんの「ハワイ州オアフ島における日系高齢者に対する支援や長期ケアの現状と課題」という論文によると、ハワイ州も人口に占める60歳以上の割合は、2010年で21.4%、2020年で26.1%と予想される高い数字。高齢者が多い人種は白人と日系人がダントツで、ハワイ州は全米でも高齢化が進んだ州だとか。

ここで医療保険や介護保険の日米比較など書き出すと終わらないし、アメリカはオバマケアーをどうするかでもめていて、日本から比べると初期の段階でモタモタお話にならないので、今回は病気快復後について取材してみました。

病状は回復したが、体のマヒが残ると、リハビリ病院に移って、理学療法士(PT:フィジカル・セラピスト)、作業療法士(OT:オキュペイショナル・セラピスト)、言語聴覚士(ST:スピーチセラピスト)などの治療を受けることになります。

   
  写真左:作業療法士による運動機能のセラピー 写真右:病室内で言語聴覚士とのセラピー

ハワイのリハビリ病院は数が限られていますが、今回リリハ通りにあり昔の名前はセント・フランシス病院、現在は改築されて高齢者対象のショートステイ用リハビリ施設となった「The Villas (ザ・ビラ)」を取材~!!

   
   写真左:ザ・ビラの正面玄関     写真右:ザ・ビラの病室の一つ


3階から5階まで全部で119室ある病室のうち4階の部屋を見学、シャワーとトイレ付きのオーシャンビューの個室だった~!


ここに2週間ほど入院をして、ST,OT,PTのセラピストがかかわり、帰宅しても暮らせるようにトレーニングします。

でもね、セラピストは皆英語族、スピーチセラピストが日系患者に接している様子を見ると、初級英会話教室にはいったみたい。英語が話せない患者さんにはどうしているの?って聞いたら、「皆さん英語がある程度話せるので、問題はあまりありません。」っていうんですが・・・英語が片言だったら、スピーチセラピーしてもらえない??

2週間後に退院しても自宅での一人暮らしは何かと心配なので、まず「パニック・ボタン」とでもいいましょうか、ネックレスのようなものを首から下げて、緊急時に通報できるシステムを利用することにしました。1か月60ドル程で3か月のお試し期間あり。

そして日中は、アダルト・デイケアと呼ばれる施設に、月から金曜朝7時半~夕方5時半通い、一定の期間、様々なサービスを受けるシステムを取り入れるケースがあります。The Villasに常駐するソーシャルワーカーからデイケア一覧表をもらいましたが、オアフ島で16箇所程しか見当たらないので、病院に確認したら、「少ないんですよぉ」だって。 
アメリカでは「自己責任」という価値観が一般的なために、日本の介護保険のような制度はなく、高齢者が支援や介護を必要とする場合は・・・高齢者が子供と同居する比率が5%程の「核家族」米国ですが、家族・友人・教会・隣人などが中心になってお世話したり、前もって購入したロングターム・ケアと呼ばれる個人的に購入する介護保険制度を使ったり、貯金を切り崩すなどの自己負担で切り抜けていかざるを得ません。今回は日本語を話すヘルパーさんに月~金の5日間毎日3時間来てもらって、掃除洗濯食事をお願いすることにしました。ヘルパー料金は1時間25ドル~30ドル。日本のような介護保険がないので、これも自腹です。


連邦政府が管理するメディ・ケア(65歳以上の高齢者向け医療保険)や、州と連邦制度が共同負担のメディ・ケイド(低所得者・身体障碍者向け公的医療保険制度)なども利用できますが、メディケアでカバーできる内容は限られているし、メディケイドは民間の保険や自己負担での対応できなくなった場合にのみ使え、デイケアはカバーされません。つまりは自分の持っているお金がなくなって、ようやく政府が助けてくれるってことなんです・・とほほ。


ですから、リッチでない普通の高齢者にとって、費用負担は非常な重荷。経済的格差がサービスにもつながり、デイケアに行かずに自宅で過ごす高齢者が多いのだとか。
それではデイケアってどんな所か?

 ハワイの挙式場として有名な写真右のセントラル・ユニオン教会と同じ敷地内にある、2階建てビルのデイケアを見学させてもらいました。


15年続いてきたセントラル・ユニオン教会のアダルト・デイケアでは、食事2回にスナックがついて、一日のスケジュールはカラオケ、体操、生け花、お絵かき、花札遊びなど、料金は一日79ドル。(介護が必要な場合には重度によって92ドル、103ドルなどのコースもあり)また追加料金がかかりますが、ガラス工房やハワイ州議会の建物を訪れたり、美味しいレストランに遠出したり、盆ダンスの催物も行われていて、アクティブシニアにも楽しい団欒の場所となっているようでもあります。


ここの献立表を見ると、ローストビーフ・サンドイッチやハンバーガー・ステーキなど洋風メニューが多いのですが、拝見するとサラダやフルーツ皿もでて、とっても美味しそう。そのうえ煮しめとか、ポーク豆腐などの日も見かけました。ディレクターに聞いたところでは、ここで働く人は日本語を話しませんが、平均年齢が80歳を超える利用者の中には日系人が多く、日本語も飛び交っているとか。参加する人数は毎日違っていますが、平均50~60人が利用し、まだ人数にも余裕があり、受け入れ可能とのことでした。え、デイケアって1か月で15万円程もかかるんですねぇ・・


  
 写真左:セントラルユニオン教会のデイケア施設 写真右:送迎車のドロップオフ場所


2009年に設立され、日本ファインメディカルが運営するハワイの日系人を対象とした日本式デイケア「サクラ・ハウス」。若い世代との交流も積極的に行い、折り紙やちぎり絵、図画工作など日本のアクティビティも多彩、朝食昼食スナック2回付きで一日77ドル。充実したサービス内容に比べると値ごろ感があるからでしょうか、本日現在金曜日しか空きがないとのことで非常に盛況でした。


母国語が日本語でも高齢になると固有名詞を忘れて、「あれ」「それ」ということが多くなりますが、後から習得した英語の単語はドンドン消えていく日系一世にとっては言語で困ることが多い。お世話をするスタッフが英語しか話せない場合、イライラが多くなるのですが、サクラ・ハウスの場合は日本語も話せるスタッフが全体の70%はいるとのことで、故郷日本を思い起こさせてくれるということで、利用する人が多いのかもしれません。

日英両語を話すバイリンガル・スタッフがいることを表立って出しているデイケアはここだけでした・・・と書いたところで、最近もう1つ日本語のデイケアセンターが出来たという話を聞きました。WEBで調べてもまだ名前がでてきませんが、わかったらまたご紹介したいと思います。
  
 写真左:セントラルユニオン教会デイケアの休息室 写真右:同じく9月のカレンダー

アメリカ内で2014年のベスト・ナーシング・ホーム一位を獲得したハワイの高齢者介護施設でこの現状です。億万長者がいる割合は全米No.4と言われるハワイ、高級な介護センター(リタイアメント・ホーム)はプールつきとか、秘書つき、送迎サービスつき、食事はウエイターやウエイトレスが対応なんて豪華なものがありますが、お値段もそれなりにすごいことに・・・

土地が高く物価も高いハワイでは、卒爾ながら介護を必要とする普通の高齢者にとって住みにくい楽園のようで。介護が必要になる前に高齢者へのケアが充実した日本に戻る方が増えてきているのはわかるものの、うらやましさ&さみしさが伴います。


★日本人のためのシニアフェア
10月21日(土)午後1時半から4時までカハラモール隣にあるハワイUSAフェデラルクレジットユニオンのカハラ支店会議場にてハワイのシニア・ケアをみんなで考えようというセミナー&ディスカッションが開催されます。入場無料、ウォークインOKというもので、内容は:メディケイド、介護の現実、ホスピスのボランティアなどのプレゼンテーションと質問やディスカッションなど。主催:みんなのケアネットワーク、共催:なごみフォスターホームズ 問い合わせは:808-773-9234


NPOハワイシニアライフ協会10年を迎えて
  
    写真:盛況だったシニアライフ協会の10周年記念親睦夕食会、ダニーさんも出席


2007年9月に設立し、創立10周年を迎えたNPOハワイシニアライフ協会の記念親睦夕食会が、9月28日(金)ハレクラニ・ホテルのハウテラスにて開催されました。偉大なエンターテイナーのダニー・カレイキニさんも参加されて、楽しいひと時に。現在では950名の会員、13の支部、法人会員41社と大幅に増え、日米ボランティアの協力のもと友達作りやイベント参加などアクティブ・シニアの集まりとして、ますます成長しています。



10月1日から大きな変更がありま~す。それは今まで乗り換えしたい時には「トランスファー」と言って乗換券をもらっていたのですが、それがなくなります。トランスファー券は2時間以内に使わなくてはいけなかったので、それもちょっと不便でした。


その代わり一日乗り放題パス(大人5ドル、子供6歳から17歳 2ドル50セント、シニア 65歳以上 2ドル)を、乗車の際運転手から購入。一日パスの有効期限は、その日の深夜0時から翌日の深夜2時59分まで27時間有効。また今まで発売されていた4日間パス(35ドル)は廃止。


パスを購入しない場合の料金は今まで通り、片道大人2ドル50セント、子供1ドル25セント、シニア1ドル 現金でお釣りがないよう前もって準備要。

幼児5歳未満は、大人一人につき幼児一人無料だが席を使わないことが条件。
シニア
は65歳以上である事を示すザ・バスのシニアカードかメディケア・カードを提示することが条件。


1か月乗り放題のバスパス 大人60ドル、子供30ドルで変わらず。 
各月の初めから月末まで乗れるパスで、前月の10日前からフードランド、セブンイレブン、タイムススーパーマーケット等で販売。シニアカードを持っている人は1か月5ドル カリヒのバスパス事務所で購入要。パスポート持参すればシニアカードを年間10ドルで購入可能とは長期滞在者に便利で、皆さんよく利用されているとか。

介護は覚悟、覚悟の老後の姫庵より 


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2017年9月23日土曜日

どこから見てもハワイの眺めは最高なんですが、そこに魔界が生じる!!

ハワイ忍者の合言葉「マウカと言えばマカイ」!ー山と言えば川、空と言えば虹?ー

(ハワイ最新ニュース)ワードビレッジを中心に、新しく高級コンドミニアムがドンドン建設されていますが、ハワイでは不動産の価格が上がるための武器は厨房(キッチン)とかバスルームだっていわれるけど、それより重要なのが眺望。

今回の取材はこういった眺望がどれほどインパクトがあるのかワイキキ、アラモアナの辺りを中心に迫ってみました。


1.合言葉のマカイは何を意味する?:ハワイ語でマカイは海側ということ。「マ」は「at」、「カイ」は「海」で、オーシャンフロントやオーシャンビューの世界を指し、マカイから忍者の魔界にはまりっていきそうな・・・。

  
    写真:建築中の高級コンドミニアム「アナハ」36階からの眺め

ハワイの海がバッチリ見える高層からの眺めは、今風100万㌦に相当する値千金。こんな場所を毎日の住みかにできる方は限られています。だって、今回見せてもらった高級コンド「アナハ」の36階は、4つの寝室と4.5のバスルームを持つ部屋でダイアモンドヘッド・ビューとオーシャン・ビューの眺め。その値は100万㌦を大幅に超えた5百万㌦弱(5.5億円)。こりゃあ、本当に魔界の世界に踏み込んだ・・。

でも、そんなに大金を払わなくても、ハワイ旅行でオーシャン・フロントやオーシャン・ビューの客室に泊まると、このような素晴らしい眺めが見られます。

もちろん他のビューの部屋に比べてお値段は張るけど、海と空がいっぱいの景色が思う存分見られる・・お客様の多くは、このビューにこだわり、海が見えないとクレームが発生して魔界の世界に引きずり込まれる。

その上オーシャンビューといっても、ダイアモンドヘッド・ビューとその反対の空港側・ビューでは感動も違ってくるようで、ダイアモンドヘッド側に人気が集中!!

取材したこの高級コンドでは、ダイアモンドヘッド・ビュー側にガラス張りのお風呂とトイレがあり、入浴中に眺望を楽しめるのですが、案外他から眺められちゃいそうで、ちょっと気が抜けない。ここから外を見るのも、ここを覗かれるのも・・・どちらも魔界の世界。


それはさておき、カハラ辺りの高層コンドになると、住宅街や椰子をはじめとした木々も多く、ビルの多いワイキキよりずっと落ち着いた風景が眺められ、忍者でいうと木遁の術とつながっていそうな緑が多い穏やかな眺望となります。


このように紺碧の海や夕陽が美しく沈むのが見られるオーシャンビュー。


夜になると月の光に反射する漆黒の海が見られたり、冬には鯨の潮吹きが見られたりするのも一興ですが、ここになんと、大きな欠点があったのだ~!!


それは西日がバッチリ当たること。
もちろん冷房をしていれば、暑くなる午後も快適に過ごせるのですが、西日は家具や絵画には大敵なんです。ご家庭を守る「くノ一」様にとって、大事なインテリアが日焼けしていくのは耐えられな~い。ホテル泊なら、気にしない。気にしない。だって自分のインテリアじゃないもんね。だたし冷房をいれておかないと外から戻ったら、ムッとする。


2.合言葉のマウカは何を意味する?:マウカというのは「マ=at」に「ウカ=山の方」で、マウンテン・ビューのある山側を意味します。旅行手配をすると、海側の部屋をご希望なのに山側になったら、クレームで大変なのですが、でもマウカでこんなに「舞うか」と思うほど喜ぶ方もいるんです。
  
  写真左:マウンテンビュー  写真右:夜のイメージはこんな感じ??

マウンテンビューは、さわやかな朝日が山の向こうから登ってきて一日の初めのエネルギーと出会える。この朝陽に花や鉢植えを置くと、ドンドン大きくなって元気に成長する。

しかも山側だと、午後の西日は当たらないし、北東からの風が窓からはいり、超さわやか。冷房が苦手な方は、自然体で涼しく過ごせるマウカが喜ばれるのですが、魔界のオーシャン・ビューに比べると、やはり地味なことは否めません。


しかし夜ともなると、きらびやかな装いに一変し、こんなに舞うかと思うほどキラキラ変身!

ビルディングが立ち並ぶ場所もさることながら、山方を眺めると住宅街は街灯が放つオレンジの光に包まれているのです。

ネオンサインがないので、オレンジライト一色のイルミネーションは、クリスマスのようで、こちらも100万㌦の価値あり! 

ホテル宿泊する方にとっては、昼間はオプショナルツアーや観光で部屋にいないので、高い料金を払って海側の部屋を取るより、部屋にもどって来た時に見る街灯の美しさに魅了される山側を予約するという方もいるほど。ということで、マカイよりマウカへの魅力が案外「どんでん返し」ということになりそう??

ところで、いつも沸きあがる「虹」は、ハワイではアヌエヌエと呼ばれます。ここで面白いのは、日本語のぬえ(鵺)は正体がつかめないという意味、空になぜこんなに美しいものが現われ、さっと消えるのか全く正体つかめず、同じだぁ~。大空にかかるレインボーに向かって「あ~、鵺鵺」と叫ぶと、虹の言葉と重なりあうような気がします。

   
    写真:珍しくワイキキで朝方に見た海にかかる大きな虹

この虹は、朝や夕方に降るにわか雨(シャワー)に合わせて湧き上がり、もちろん日中もシャワーさえ降れば、あ~ヌエヌエが出るぞ~~
朝は太陽が東から出るので空港のある西側に、夕方は陽は西に沈むので、東のダイアモンドヘッド側に虹は出ますが、シャワーが多い山側にできる確率が高いのです。山側またポイントアップで、喜びに舞うか~??


今回はワイキキやアラモアナを中心にしましたが、カイルアやカネオヘ、ノースショアやコオリナに行くと事情はまた変わります・・・。


魔界舞うかの姫庵より


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2017年9月16日土曜日

問題が起きても、解決できりゃあ問題ない

フル回転、レストランがゾクゾク・オープン!ー問題は別にもある・・?ー

(ハワイ最新ニュース)この所、新しいレストランが次々オープンしています。今回はそれを取材してご紹介するのですが、ここで問題発生!! それらの問題も一緒にボチボチご紹介することとして、まずは新しいお店の様子から~!!



  
    写真:新しく出来たチーズケーキ・ファクトリーの外観と店内



ワイキキのロイヤル・ハワイアン・センターにあるチーズケーキファクトリーは、2003年にオープンしてからずっと超人気で、予約ができないこともあるし、待ち時間が長いので有名。だからでしょうか、行きたくても行きにくいという状態。

そこに現れた救世主が、カポレイのカ・マカナ・アリイのショッピングセンターに新しくできたお店。店内は235名、オープンエアーの屋外ラナイで100名入り、ワイキキよりちょっと小さいのですが、9月19日(火)、午前11時30分からオープン予定で~す。待ち時間が長いワイキキに行くより、カポレイまで(車でワイキキから30~40分)足を延ばすことで、問題解決~!!

  
   写真左:カリフォルニア・チーズステーキ 写真右:アボカドロール

開店に先立ち、新しく320名以上も雇ったスタッフのトレーニングを兼ねたお呼ばれパーティーにゲストで参加。色々いただきましたが、特にカリフォルニア・チーズステーキのサンドイッチ美味しかったですねぇ。薄く切ったステーキに、マッシュルームや玉ねぎ、ピーマン、チーズのかかったサンドイッチ。それからアボカドがいっぱいのロール、これも絶対おすすめでしたぁ~!!スタッフの皆さんは、上司の監視の元、精一杯のおもてなしで、評価はもちろんグッド!!


そして最後の〆は、ティラミスのチーズケーキ、満腹満腹一件落着~!!


超高級ブランド物が並ぶアラモアナと違ってこのカ・マカナ・アリイのショッピングセンターはもう少し庶民的、しかも平屋作りが、アメリカのショッピングセンターを感じさせてくれます。


コオリナやワイケレ・アウトレット、ウェット・アンド・ワルドなどに行く折はぜひここに立ち寄り、ランチやディナー、そして4時から6時にあるハッピーアワーで楽しまれることをお勧めするのです。そういえばここには、ハワイカイのココマリナ・ショッピングセンターにあるあの有名なMoena Cafeも入っているんですが、ハワイカイが行列のできる店なのに比べて、ここはまだ存在が知られていないせいもあるし、ハワイカイよりずっと大きいこともあり、行列しなくても今なら入れます~!!

日本で75店舗程もち、そのうち50%が源ちゃん関係で、そのほかはパンやうどん、寿司などのレストラン業、そのほか惣菜やケータリング、ヘアーやスパサロンもしている多角経営の株式会社「サイプレス」が、ハワイにも飲食店「築地食堂 源ちゃんハワイ」を5月31日からスタートしました。

  
   写真左:源ちゃんのお店の外観    写真右:源ちゃんの店内


場所はワイキキのロイヤル・ハワイアン・アベニュー、免税店の真向かいという地の利のいい場所。店の入口にはレインボーカラーで手書きのメニューが並んでいて、気楽だが気配りがありそうで、入りやすい。

もちろん店内のメニューもすべて店長によるお手製で、毎日変わる新鮮な魚の仕入れに合わせて値段も、メニューも変えるってことで、すごいんですよ。


  
  写真左:日本からも輸入しての刺身盛り合わせ   写真右:金メタイの油淋魚

しかも毎週火曜と金曜に日本から新鮮でおいしい魚を輸入しているこの店の、この日お願いした刺身盛り合わせは、ヒラメ、つぶ貝、イワシ、シマアジ、北海道のウニ、静岡のキビナゴ、マグロ中トロ、ヒラメのエンガワなど珍しい魚でいっぱい。


  
    写真:最後はちゃんこ鍋で〆ることに~~

今回の鍋はちゃんこ。刺身に使うシャケやはまち、エビ、ソフトシェルなどの海鮮がいっぱい盛られた桶がテーブルに来た時はびっくりでしたが、魚介類は早めに鍋に入れて煮たので、味がしみてとっても美味しかったです。最後の〆はうどんをいれて、これにてチョン~!!

日本食レストランの問題点は、日本から来たシェフがいる間は美味しいけど、その方が帰ってしまうと味が落ちるという点だが、ここの板さんはビザ取得で腰を落ち着け、しかもローカルにしっかり教えてくれるトレーニングの人も来ているっていうんですから、味については太鼓判、これにて一件落着!!


3、ストリートっていうんですが、道じゃない・・・
インターナショナル・マーケット・プレイスのクヒオ通り側に今回できていたのが、「ザ・ストリート」という12店舗のレストラン集合体。全米にレストランを展開しているヤリ手のマイケル・ミーナ氏が主催する新しいコンセプトのフード・コートで、ソーシャルハウスなんだって。 

  
    写真左:ザ・ストリートの外観   写真右:ザ・ストリートの店内

「リトル・ラファ」ミーナ氏のルーツともいえる母親の味をベースに生み出した地中海料理の店とか「インターナショナル・スモーク」韓国やセントルイス、キューバなど国際色豊かなバーベキューを提供する店とか、「マウイ・オニオン・バーガー」甘くて美味しいマウイの玉ねぎをたっぷり使ったバーガー店、「マインドフル・グリーンズ」新鮮な野菜やフルーツで作るこだわりと個性的なヘルシーサラダの店、「ザ・ラーメン・バー」その名の通りラーメン店、ポケ丼やポケタコスがおいしい「カイ・ポケ」、ピザの店「アダムズ・ナナール」などに加えて、飲物類は「インディーガール」フローズンヨーグルトの「ラミル」、シェイブアイスの「アロハ アイス」、ピニャコラーダなどカクテルは「ザ・ミナ・バード」と、いろんな店がそろっている。


  
 写真左:インターナショナル・スモークの国際色豊かなリブ 写真右;リトル・ラファのベジ


ここで面白いのはスペシャル・バリュー価格で提供してくれる「ザ・ストリート・パーティー・パス」という制度。どの店からでもいいから4品選択$24.99、7品選択が$36.99のパスを購入して、店を回って自分の好きなものを選ぶというパス。


  
   写真左:パーティーパスのサンプル   写真右:パーティーパスで選択した4品


このパーティーパスは12軒あるどの店のレジに行っても買え、パーティーパスと言って購入。ひもがついているので、胸からパスをかけて使いましょう。そして注文時にパスを見せると、使った分穴をあけてくれます。今回選んだのは上の写真の4品でした。パーティーパスで頼むと、通常よりちょっと小さいミニサイズとなるのですが、その点はご了承を~!!


問題点、こういったレストランの集合体であるフードコートでは、多くの店が出ているので、あれもこれも食べたいと迷ってしまうこと。ここのパーティーパスだとミニサイズの品が、何品も選べてーデパ地下でちょっと大きめのサンプルをいただくような雰囲気ー。ただし、この注文の仕方を習得するのにちょっと時間がかかりましたぁ・・・次回はもっと簡単にできそうだけど、各国の言葉によるもう少し詳しい説明がほしい気がするのは私だけかしら・・


問題解決に貢献できた?姫庵より


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2017年9月9日土曜日

ハワイは車を使うと行動範囲が広がり捜査しやすい

出動!ハワイ・ドライブ捜査一課~!ーカパフルの有名店がまたニュースなわけも??ー

(ハワイ最新ニュース)ちぐさランダム919号でハワイカイのポートロックという高級住宅街にある「スピッティング・ケーブ」のことを取材しました。その時チャイナウォールやココカイ・ミニ・ビーチパークについては残念ながら発見できず、今回リベンジ出動となりました~!!

ココヘッドはオアフ島東南部の地名で、ココ Koko とは血液とか怒りという意味をもつハワイ語。ランダム919号でも書きましたが、この辺りは大昔海底から、溶岩が流れ出し、幾重もの岩層が波によって削られ、チャイナ・ウォール岩壁ができました。ハワイ語のカイとは海のことですから、血液のような真っ赤な溶岩が流れ出ている海ってことになるのでしょうか。それを探し求めてハワイ・ドライブ捜査一課出動開始~~!!


ということで、ハワイカイのポートロックにやってまいりました。ここはクック船長が3回目で最後となる航海に一緒した乗組員「ポートロック」にちなんでつけられた最高級住宅街です。

ここには約120軒ほどの豪邸があるとのことで、ドライブしながら「すごいねぇ~!」などと言っていたからでしょうか、2回目だというのに、グーグルの地図を頼りにしても目的地が見つからない。


グールグル回って、ようやくポートロック通りからポイプ・ドライブにはいれ、周りの人に聞き込みをして、なんとか「ハナペペ・ループ」という環状道を発見!
そして最初の捜査対象となったのがKoke'e Mini Beach Park。ここけえ~!いやここじゃない、というわけでもう少し探すことに・・・Koke'eというのはハワイ語で曲がったという意味。地図で見ると、海中のコーラル・リーフがブーメランのように曲がって見えるんで、なるほど・・。


この写真に出ている121Aという黄色いサインに注目しておいてください。
これについては、後程その理由を詳しく吐いてお伝えします~!!


  
 写真左:ココカイのあるハナペペループという通りから 写真右:ビーチへはここから入る
聞き込みはこれぐらいにして、捜査を続けハナペペ環状道を少し先に進んで、目的のココカイ・ビーチの現場にやっと到着~!!さんざんドライブさせて、ようやく見つけた、ここかい、ココカイビーチ・パークは~!! 

このビーチでの泳ぎは危険地区に入っているのか、コケエ・ミニ・ビーチ・パークと同様の黄色いサインが!! 緊急時には911に電話し、120Aという番号を伝えれば、救助隊がすぐにその場所を照会できるというわけ。公園入口に、分かりやすい黄色の位置サインが待機してました!!この辺りで泳ぐというのは、それほど危険が伴うっていうことなんですよぉ・・・
 
  
 写真左:パークからビーチに降りる 写真右:急斜面を降りると崖のような岩と紺碧の海

ココカイ・ビーチ・パークもコケエ同様面積も狭く雑草が生えていて、トイレなどの設備はなにもありません。パークの真ん中を海に向かって並べられた四角い石の小道を歩いていくと急に公園が終わり、すぐ下が断崖。すべりやすい急斜面を降りると岩場が続く。言わばその岩場がチャイナ・ウォールだった。ようやく見つけたと思って、急いで岩場に降りる時、あっという間に滑り、脚に擦り傷を数か所作ってしまった。ちょっと血もでた、ココココ。皆さまもお出かけの際はお気を付けください・・・


  
 写真左:大きな波に乗るサーファーたち 写真右:波がしぶきをあげて岩に当たる

青く深い海が目に飛び込んできますが、太平洋の荒々しい波が真っ黒な岩と平行に陸に向かって怒涛のように押し寄せ、自然の凄さを目の当たりにする。特に春から夏にかけて、ビッグ・ウエイブと呼ばれる大波ができて、サーフィンやブギボードをする人が多い「神風スタイル・サーフ・ブレーク」と呼ばれる危険な警戒ビーチになるのだとか。


波が荒いせいか、チャイナ・ウォールから飛び降りる人は見かけませんでしたが、崖のすぐ下では、サーフィンをする人たちが丁度いい波をボードの上で張り込み中。

太平洋から大波が押し寄せ、崖に当たり砕け散っていく姿に、言葉も出ない。崖の上まで波がかぶさり、強い力でぶつかりあう男性的なビーチといえましょう。


ここでサーフィンをするのは危ないなぁと思いましたが、真っ青な空に紺碧の海、泡立って飛び跳ねる波などを見ていると、時が経つのも忘れます。サーファーらしき人に職務質問をしたら、波でぬれた岩場を避けて、乾いた場所で見るようにというアドバイスをもらいました。


  
     写真:チャイナウォールでサーフィンをする人々

夏場の波は非常に強く岩にぶつかり海水が飛び散り岩が洗われ、濡れた岩場は滑りやすく、波に近い岩場にいると、あっという間に海に落ちてしまうのだとか。

冬場のように波が穏やかな時には、このチャイナウォールから3mも下にある海面むけて飛び込む人が多いということや、鯨の潮吹きなども見えるとか、後日聞き込みや見張りをしたら、続編でご連絡しましょう。このクリフダイブがチャイナウォールの見もの。その時ダイブしている人がいるといいけど、ガイシャにならぬようご注意。

陽が優しくなる早朝か夕方が見所ですが、特に夕陽は最高だとか。波の凄まじさに魅了させられた今回でした。
 

●カパフルでまたニュース
前回のランダム920号で、ハワイアンフードの美味しいカパフルの店「オノ・ハワイアン・フード」が8月で閉店となった捜査についてはすでにご案内済ですが、今度はあの「レインボー・ドライブ・イン」からのネタ。

   
 写真左:レインボードライブイン外観 写真右:レインボードライブインの名だたるランチ

ドライブ・インといえば自動車に乗った人が立ち寄る道に沿った場所にある食堂やレストラン。というわけで、今回のドライブ・捜査一課のランチ場所にはもってこいの場所ですが、ホノルル動物園前のカパフル通りをちょっと山手に行った処に問題の「レインボー・ドライブ・イン」があります。ここはミックスプレートやロコモコで有名で、地元民だけでなく観光客もこれをお目当てに大勢やってきます。

ここは1961年にイフク・セイジ&アヤコさんによってスタートし、当時はBBQステーキが1ドル、ご飯付きチリが50セントという安さだったそうで、それ以降50年余りをカパフルで営業。そして今回のニュースは、第二店舗をカリヒという地区にオープンすることが決定したってこと。


  
  写真左:スクールストリートからみた第二店舗 写真右:ハフテイルストリート側から

牛角やルビーチューズデー、サンドイッチのサブウェイなどを所有しているRainbros LLCという会社と組んでやるとのことで、場所はスクール・ストリートの、前にカメハメハ・ベイカリーがあった処。その場所を通ってみると、「牛角と、レインボードライブイン、Kandk Kitchenなどがここに入るっていうサインが大きくだされていました。


 

カメハメハベーカリーが移転した後を改築し、今年末か来年初めにオープン予定。スクールストリートの裏側には、駐車場もたくさん完備、カパフルと同じメニューでがんばるって~!!牛角などもできるんですねぇ、ここに。やっぱり実際に行ってみるとわかることってあるもんだ。これでこそドライブ捜査一課の面目躍如!!

今度は近いぞ、行かねばなるまいと思っている姫庵より


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