2013年1月26日土曜日

待たれる春はいまそこに、桜咲く満開のハワイへ

常夏ハワイに春来たりなば・・ー桜満開、ボランティア満杯

(ハワイ最新ニュース)アベノミクスのおかげで90円を超える円安。ハワイへの観光客の皆様は、まだ円安の影響はそれほど受けないことを祈っていますが、これを機会に経済界も春がくるといいですねぇ。

ハワイは一足先に桜が満開!!今週末1月26日から来週にかけてお花見シーズン。桜があるワヒアワ・タウンは、1973年ごろからイナフクさんやナカソネさんらのボランティアで植えられ、500本もの桜の木が町の中で育っているというのが、KZOO日本語ラジオ放送を聞いていて勉強したこと。

そのうちの95%が沖縄で咲く濃い避寒(寒緋)桜。桜は日本からワシントンに、そして沖縄に行き、巡り巡ってハワイのワヒアワに。種から大事に育てられた桜なんですって。

ワヒアワ本願寺では26日夕方7時から9時まで桜祭りが行われます。また2月7日には9時と11時にトロリーツアーもあります。

ところで、成熟開花している2月からのイベントを、見所聞き所を交えてご案内します!
●2月1日(金)と2日(土)午前11時~夜11時 プナホウ・カーニバル
 
1841年創立の、伝統あるプナホウ・スクールはオバマ大統領が出身したことでも知られていますが、幼稚園から高三まで3750名余の生徒がいます。ここは大学受験のための学校で、全米の中でも一番大きなそして一番古い私立学校なのです。

授業料は、9ヶ月で2万ドル弱(180万円程)というエリート校ですが、奨学金やスカラーシップなどのシステムも整っていて、14.5%の生徒が何らかの教育補助を受けています。


ここのカーニバルもそのためのもので、しかもカーニバル自体歴史がイッパイあるのです。

まずは、1932年卒業アルバムを作るために生徒が催し、その時240ドルを集めたのが最初。

1936年には、高校2年とPTAが一緒になり、カーニバル・ライドも取り入れ、それがだんだん大掛かりになっていきます。

現在では60以上もの食べ物屋台やゲーム、乗り物、野菜花の販売など多彩なものが出店されて、ハワイでも非常に人気のあるカーニバルとして満開!!


ここでぜひ試して欲しい見所聞き所を、赤い太字で示してみました。

毎年5千ポンド(2300Kg)もの砂糖を使って作られる、ポルトガル風揚げパン、マラサダ屋台。

マラサダ屋台は、1957年にスタートし、今では開催2日間で15万個以上売られている名物デザート。

こんなに売られているのに屋台は1つしかないので、長蛇の列になるが、写真のように出来立て熱々をじっと暑い中待つのが、カーニバルのよさとなってるんじゃなかろうか・・。
全ての収益金は、プナホウ学校の奨学金として400名以上の生徒のために使われています。すごいマンパワーでしょう? アンパンマンならぬ揚げパンマンのカーニバル、ご協力よろしくね。
その外、食べ物屋台では、テリバーガー、チキンプレート、タコサラダ、トウモロコシなどがあって、全てボランティアが携わっています。この食べ物屋台で、もう1つ試して欲しいのが、2日間で3万3千食以上売れるという、ポルトガル風豆スープ(ポルトガル・ビーン・スープ)。このスープは、味が濃く美味しいと、評判が評判をよび、こんな売れ行きレコードにになってしまっているのです。

また、マンゴーチャツネとリリコイバターを販売しているテントもぜひ覗いてほしい。生徒を中心にボランティアによって、夏に収穫した5千ポンド(2300Kg)のマンゴーがこのカーニバルのために寄付され、ボランティアによって手作りされた数は、なんと8千瓶!!またリリコイ・バターも同様に手作りで、毎年2千瓶販売されているという素人はだしの絶品。
高校2年の生徒を中心に、何千人という生徒、父兄、学校関係者そして卒業生のボランティアが集まり動かしているカーニバル、今年のテーマは「ワイルド・ワイルド・ウエスト The Wild Wild West 」ですってよ。
もう1つ忘れてはならないものに、1972年から行われてきたハクレイ・テント
ハクレイを作るためのシダやトロピカルフラワーの採集は、ハワイ島にいる卒業生を中心に行われ、収穫された花を箱につめてオアフ島まで送ったりする作業もすべて、ボランティアがやってるんだって。

もちろんハクレイを作るのも、ボランティアの大事な仕事。あっという間にきれいなハクレイが売れていきます。

カーニバルに来ている人の頭に、花の王冠が飾られていたら、ここのハクレイ。その後ドライフラワーにして、帽子に飾るなど、大事に使われています。
こういった屋台の見所とともに、各種のライドでハワイの一日をロコになりきって、あるいは子供時分にもどって思いっきり遊んで欲しい~!!
●チャイニーズ・ニューイヤー
 
今年のチャイニーズニューイヤー(旧暦のお正月)は2月10日(日)。

ロイヤルハワイアンセンターでは、チャイニーズ・ライオン・ダンスやマーシャルアートの演技が2月10日ロイヤルグローブにて午後5時から行われ、ヘビ年を祝います。
ここで、見所聞き所:
ライオンダンスが行われる時は、赤い封筒にお金をいれて、ライオンに上げると福がくるのです。小銭をいれて、試してみませんか?日本の獅子舞とは姉妹みたい。そりゃそうだ、お互い寸志を渡して、志姉妹(ししまい)だもん。


元祖チャイナタウンでは、旧正月と水仙の女王まつりイベントを開催。

2月1日(金)2日(土)8日(金)9日(土)朝10時から夜10時まで、チャイナタウン・カルチュラル・プラザにて
2月2日(土)朝10時から夜10時まで ナイト・イン・チャイナ・タウン マウナケアとスミス通りにて
多くの屋台がでて、歩行者天国となり、ホテルストリートでは3時半からパレードもあり。

見所聞き所:屋台で中華料理を堪能し、爆竹の中でにぎやかなドラの音とともに踊るライオンダンスで、「邪気」を吹き飛ばし、「蛇来」を祝うってのはいかが!!


●2月10日 第5回ウクレレ・ピクニック・イン・ハワイ
場所はカカアコ・ウォーター・フロント・パーク
時間は朝8時半から午後6時ごろまで
  
日本からもたくさんのウクレレ・クラブが参加するが、今年はハワイからマノアDNA、オータサン、ブルース・シマブクロ、ジョディ・カミサト、そして日本からは主催の関口さんのバンドや、そしてあのビギンもくるという出演者スケジュールが出されました。
  

見所聞き所:広い芝生で寝転がって、のんびり一日ハワイアン・ライフに埋没しよう。
ダンス、ライブに加えて、シェイブアイスや食べ物屋台あり、ウクレレ販売テントや各種クラフト・テントもあり。

音楽に飽きたら、ゴザかダンボールを利用して、丘から駐車場めがけてスリリングな芝生スライディングで子供と楽しんでみるのもいいかも~!!

  
 
●乞うご期待 3月1-3日 ホノルルフェスティバル

3月1日から3日に開かれる、第19回ホノルルフェスティバル。
サブテーマは「世界を変える合言葉 ~交流・学び・そして感動~」。

その感動を昨年に続きもう一度。
今年もあの新潟県長岡市の平和を祈願した「長岡花火」が、3日の夜8時半からワイキキビーチにやってくる!!見所聞き所は、まずこの花火から。ワイキキの夜空に美しい花々が満開 これこそ「花美 ハナビ」ってことですね!!


  

サブテーマ「交流」の見所の1つはもちろん、ハワイの高校生が作る御輿。
マウイ御輿デザインコンテストは今年10回目。優勝したのはカメハメハスクールマウイ校
御輿の屋根の上には地球儀が乗っています。新幹線や富士山、相撲力士などのデザインが取り入れられたものになっていて、なかなか斬新。

もちろん、花火の前に行われるパレードも、華々しいもので、見逃せませ~ん。
  



姫庵


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2013年1月20日日曜日

ハワイのベーカリーって移民の歴史が詰ってる

ハワイのベーカリー・ワールドを散策ー甘党が多いハワイは歴史ある店が多い

(ハワイ最新ニュース)スマホの利用者がよく使っている「ライン」、利用者1億人突破という驚異的な伸びをみせているんですって!?私も始めたばかりなんですが、通話やメールが無料、吹き出しメッセージやオリジナル・キャラクターのスタンプで、気持ちが楽しく伝えられ、グループで一緒に利用できるなど、新たな通信手段として、はまっちゃう~。

このライン、男も女も関係なくどんどん広がっているって事ですが、ハワイでも昔から女だけでなく男も、ドップリはまっているワールドに突入いたしましょう!!



●地元ベーカリーにはそれぞれ長い歴史がある
ハワイは女性ばかりでなく男性も甘党が多く、食後のデザートに甘い甘いケーキやアイスクリームをパクパク大量に食べる。だから・・・ベーカリーが多い。

こんなベーカリー・ワールドは、移民の歴史とマッチしてるのが多く、だから日本人の口に合うのかも。そこで、いつものように独断と偏見で、歴史を絡めたランダム5選定!!
(1)変貌するリリハ

1950年にロイ&コウ タカクワさんが始めたリリハにある「リリハ・ベーカリー」。

ココパフっていう、中味はチョコレートクリーム、トップにミルクやバター、卵、砂糖が材料の黄色い甘いシャンテリ・クリームが乗ったミニ・シュークリームを中心に、店で直接焼き上げた新鮮なアンパンや洋菓子、ペイストリーを出すので、連日超満員。

20年も30年も勤務という経験豊富なシェフにより、オーブンは朝の2時から夜10時まで休みなくパンやペイストリーを焼き上げています。

ベイカリーとそれに隣接するこれまた超込んでいるコーヒーショップは24時間営業で、火曜日朝6時から日曜夜8時までオープン。(月曜休み。)ウエイトレスや店員も超経験豊かな人が多いのに、動作は今もって、てきぱき、すばやいのよ・・・
ここでは順番待ちは、並ぶのではなく、店のカウンター上にある番号札を取って呼ばれるまで待つというシステムになっています。これをしないと、ずっと待っても順番がこない。あせいか・・ハァ・・って感じになっちゃうよ。
2008年にヤミー・コリアン・BBQ(Yummy Korean BBQ)のオーナー ピーター・キム(Peter Kim)さんが、ここを買収して、彼流のてこ入れ開始。
  
ケーキをいれるロゴ容器(ボックス)が、茶色で高級感のあるものにグレードアップ。
顔の聞く彼は、 テレビ映画「ハワイ5-O」で、宣伝をちょくちょくしてもらって、全米に流れちゃった。

白人ツアーも立ち寄る観光スポットになり、ココパフだけで毎日7000個以上も売れる。
このリリハ・ベーカリーが、写真右のように店内を改装して、グレードアップ!!

床も張り替えられ、正面のウインドー・ケースの後ろに店員が包装したり作業ができるスペースもできて、すっきりと変貌。
オーナーのキムさんは、アラモアナ・ホテルの最上階アーロンズ(Aaron's)レストランの後に、シグニチャー・プライムステーキ&シーフードの高級レストランを2013年春にはオープン予定と、精力的に活動。 だからリリハベーカリーもだんだん高級になってるんだぁ・・ただしお値段は据え置きにしてよねぇ。
ココパフも現在では、チョコレートや抹茶も加わって、ココパフ3兄弟と変貌しておりま~す。
住所:515 North Kuakini Street. Honolulu
電話:808-531-1651
営業時間:月曜を除き、24時間営業

(2)広がるレオナルド

モナークと呼ばれた英国客船で、ポルトガルのサンミゲル島より祖父母が、マウイのサトウキビ労働者として1882年に来てから、70年後の1952年、孫のフランク・レオナルド・レゴ(Frank Leonard Rego)とその妻のマーガレットが開いた店が、レナーズベーカリー(Leonard's Bakery)。

1957年に今あるカパフルの店に移転して、その息子のFrank Jrに引き継ぎ、現在に至っています。

赤と白のマラサダ・ワゴン車で、カピオラニ公園で行われていたステート・フェアー・カーニバルでも販売していたのが、ポルトガル風揚げパン「マラサダ」。
ここで、ハワイの面白マラサダ学 をちょっと挿入!!

その1.マラサダは MalassadaってSが2つあるが、ハワイではMalasadaってSが1つしかない!!

その2:マラサダ・デーは火曜のはずが、ハワイでは一年中!!

謝肉祭の最終日(灰色の水曜日)の前日の火曜マルディグラの日、英語では「Shrove Tuesday」(懺悔の火曜日)にポルトガルではこのマラサダを食べるのが決まり。

しかし、レナーズベーカリーのオーナーが、店のカンバン娘としてがんばり、ハワイでは「一年中がマラサダデー」にしてしまった!!

その3:本場のポルトガルでは、揚げパンとしてはフィリョース(Filhos)の方が有名で、レナーズベーカリーの祖父母がやってきたサンミゲル島で作っている「マラサダ」は、ポルトガル国内では余り知られていない。



今更ながら、ご説明するまでもないでしょうが、ドーナツの穴がないものと考えていただくのがいいのですが、ドーナツに比べると、外がカリカリ、中はふかふかの揚げパンで、今では日本の横浜や横須賀にも店を出す大きなベーカリーに発展。

このマラサダを食べた俳優が、マラサダから阿部サダヲって命名したって?・本当のようなうその話。

旅行社の運行するシャトルやオプショナルツアーの途中立ち寄りなど、ハワイに来る観光客のお目当てスポットで、熱々のマラサダを食べようと連日長蛇の列。知らないうちに店前のネオンつきのサインが、とってもきれいになりました。店内は・・・昔のままかわらず、順番もスタンドつきのテープにそって待つのも変わらず。
 
マラサダには、プレインといって、何も中にはいっていないもの以外に、シナモン入り砂糖がかかったもの、そしてチョコレートやハウピア、カスタードなどのクリーム入りのものなど種類も豊富。

特にクリーム入りは、イッパイ詰っていて食べる時ぶちゅっと飛び出すので「要注意」という申し送りがされるほど。

住所:933 Kapahulu Ave. Honolulu
電話:808-737-5591




なお、ハワイのマラサダとしては、チャンピオン・マラサダス(Champion Malasadas)という1983年創立のベーカリーもあるので、食べ比べしてみるといいかもしれません。
(3)JALが飛んでカメハメハ!!

フィリピンでお菓子を作るトレーニングをして、ジェリミーとダニエル(Geremie&Daniel Paglinawan)さんが、今から35年前の1978年4月に開いたファミリー経営のベーカリーが、かの有名なカメハメハスクールの高台麓、カリヒ地区のノーススクールストリートとハフテイリングストリートの角にあります。

    
   写真左:カメハメハベーカリーの店内  写真右:売れ筋のタロイモのマラサダ(ポイ・グレーズド)


お店の裏にカメハメハベーカリー用の広いパキングスペースがありますが、ここの営業時間がなんと午前2時から・・・信じられない!

信じられなくって営業時間のサインも写してきてしまいました。
月ー金は午前2時から午後4時まで
土日は午前3時から正午まで年中無休でオープンしているんです。
ジェリミーさんは朝2時から一人でお店を開けているけど、4時になると2、3人の従業員が来て手伝ってくれる由。

特に朝9時までは通勤途中の地元民が立ち寄って、就業前のコーヒーと一緒に食べるために、同僚の分もまとめて購入するので、目が回るように忙しいっていってました。
今ではタロイモのマラサダは、一日250ダース=3000個も作っているそうですが、午前中で売り切れになることも多く、特に金土日は忙しいんですって。お店の中は、きたなうまい店で5スターをもらえそうな・・・そんな感じです。


   
  写真左:コレも売れ筋ハウピアクリーム入りポイハウピア90セント 写真右:アップルフリッター
しかも昨年JALの機内誌「Skyward」8月号など雑誌で数回フューチャーされてから、市バスやタクシーでワイキキから来店する日本人観光客があとをたたないと、びっくりしてました。

ハワイ滞在中にちょっと多めに買って、冷蔵庫にいれ、日本にもって帰って、冷凍庫で保存し、食べる時にチンしても美味しさは余り変わらないというのが、日本からわざわざこのためにやってきたというご夫婦のお話、一度試してみてください。

ランダム編集者としては、りんごがはいった、アップルフリッター 1個1ドル20セントが、大きい上に、安くて美味しくってお勧めですが、これはすぐになくなりますので、あったら見っけ物ですよぉ~~!!

住所:1339 North School Street  
電話808-845-5831

(4) ラブラブ愛され160年
ハワイ全島で、トーストや昼食のサンドイッチなど一番食べられているパンは、アポストロフィーがかわいい赤いハートのロゴマークで有名な、「ラブズ・ベーカリー・ハワイ(Love's Bakery Hawaii)」。

どこのスーパーマーケットにいっても、必ずある全島一大きなパン屋さん。その日に作られたパンはすぐにハワイ、カウアイ、マウイ、モロカイなど全島に飛行機で送られ、スーパーマーケットで売られているので、各家庭に浸透しているっていうのにもわけがある。
ラブズ・ベーカリーの創始者ロバート・ラブ(Robert Love)さん一家はスコットランドのグラスゴーから80日間もかけてハワイにやって来て、160年あまり前の1851年7月に小売のライセンスを取得し、乾パンを中心にしたベーカリーをまず立ち上げました。

    
それから2年もたたないうちに日本総領事館があるヌウアヌ・ストリートに土地を買って最初のラブズ・ベーカリーがスタートしたのです。1924年にはコストコがあるイビレイ地区に新規にベーカリー工場を広げ、卸売りに力をいれることになりました。1943年には、カパフルのセイフウェイ近くに工場を移転し50年弱続け、1990年にミドルストリートに移動して現在に至っています。こうやって、どんどん大きくしていった、それが商売人!!

場所は911 Middle Street・・・番号はアメリカを震撼とさせた9月11日のテロと一緒、911の番地の下には「ネバーフォーゲット Never forget」のサインも掲げられているので、忘れることが出来ない住所となっています。
この工場で206種類のパン、70種類のバンやロール、そして14種類のケーキを作り、ハワイ州全域におろしているってわけ。

  
1981年日本の第一屋ベーカリーという日本のパン屋さんが購入して、ダイイチヤ・ラブズ・ベーカリーと名前を変えたこともありましたが、2008年には地元の会社が買い戻して現在に至っています。

直売店はハワイ全島で9つ。その1つが、ミドルストリートの工場にありますが、 店内はラブズが作っている各種のパンが集まって勢ぞろいしていて、見事なほどです。LOVEの勢ぞろい!!

各パンには賞味期限が記され、日付がたつほど安くなる仕組みのうえ、工場直売なので、お値段もびっくりする安さ。 
160年余りに亘り、ハワイの食卓を、胃袋を、つかんで離さないラブズは州民との蜜月ラブラブ関係を続けていま~す。
(5) 親鳥から飛び立って、カイルアに舞い降りた~

いろんな人に美味しいベーカリーの話を聞くと、1977年にアラモアナに日本のパン屋さんがお店をだした、「サンジェルマン(St. Germain)」がでてくるが、これは東急フーズが親会社としてスタートしたので、又の機会に取材をしたいとおもっています。
でもこのサンジェルマンで8年も働いて修行をつんだパティシエの一人が、1995年にカイルアで自分のお店をだして、それが今評判になっているっていうんです。
そこで、今回はそちらの方を取材することにしました。
店の名前はハワイ州の鳥で有名な「ネネ・グース(Ne Ne Goose)」。場所はカイルアのケオルドライブというところ。住所:1090 Keolu Drive. Ste111 Kailua 電話808-262-1080
火曜日と水曜日が休みで、そのほかは朝6時から午後4時まで営業。
  
ここでお勧めなのが、モチアンパンとほうれん草入りの食パン(Spinach Loaf)
モチアンパンは1個2ドル27セントって高いけど、これが美味しいのよね。アンパンに餅をいれるっていうのは、ハワイ日系人なら大喜び。毎日36個は必ず作るっていうけど、すぐ売り切れるので、皆さん電話で予約してから行くみたい。

それからお勧めは、ほうれん草のはいった食パン 5ドル70セントで、これは一日12本しか作っていないんですって。だから皆が奪い合いで買っているのね。
ほうれん草を練りこんでいる分、白い食パンに比べてしっとりしているのに、フランスパンのような噛みごたえもあって、味わい深いパンになっていて、気に入りましたぁ~。

同じくかわいい動物のパンも子供たちの人気の的。でもココのパティシエのノブユキ・ナガイさんは余り作りたくないんだって。
というのも、手間がかかって1時間で20個しかつくれないから、商売にならないっていうの。先日は100個の注文があり、大変だったっていっていました。 そりゃそうですよねぇ。サンジェルマンで修行を積んだジェントルマンのノブさん、銭取るマン にはなれないみたい・・・
これ以外にも、ご紹介したいのは、 ハーバート&スエ マツダ(Herbert & Sue Matsuda)さんが1959年にスタートし、リタイアーした後サンジェルマンが買い取ったディー・ライト・ベーカリー(Dee Lite Bakery)が作るシフォンケーキ、ブレッドブディング、そしてポルトガル・スイート・ブレッド。
日系人のフランシス&チャーリー・ヒガさんがスタートしたジッピーレストランが1983年に作ったナポレオン・ベーカリー(Napoleon's Bakery)のアップル・、ココナツ、チェリー三種類のフライド・パイ。
ノースショアーのテッズ・ベーカリー(Ted's Bakery)で売っている、2レアのチョコレート・ハウピア・パイはホノルルのスーパーマーケットなどでも手に入るようになったし。
そしてマノア・マーケットプレイスにあって、すぐに売り切れるベーカリー・マノアの美味しい食パン類など。美味しいベーカリーはまだまだありますが、これらは次回のお楽しみに。

姫庵


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2013年1月12日土曜日

ハンサム・ハワイってすごい言葉が誕生しそう・・・!!

ハワイはビューティフルかハンサムかーハンサム・ウーマンに対抗して

(ハワイ最新ニュース)大河ドラマ「八重の桜」が始まりました。夫の新島襄は、妻である八重の生き様を、「彼女はビューティフルではないが、ハンサム・ウーマンである。」といったとか。今年は「ハンサム・ウーマン」が流行語として、はやりそうな気がします。
本来のハンサムとは内面からかもしだされる雰囲気が洗練され、品があり、自分らしさを失わず、颯爽として、魅力的であり、思いやりがあるなど質量ともに優れていることをさしています。

ハワイは、海や山、空などの自然が単に美しいだけでなく、上記の言葉を十分に内面に含めたハンサムな世界を形作っているように思うので、今回は「ハンサム」にあわせた取材をしてきました。

 
●ソニーオープンがハンサムだって??
                                                        

1998年から続いてきたソニー・オープン・イン・ハワイ(2013年は1月7-12日開催)。

ソニーの創業者である盛田昭夫氏が、海外進出の際に、力を貸してくれたハワイの日系人に、何か恩返しをしたいということでスタートしたと聞いています。

このイベントがハンサムだというわけについて挙げてみると・・・・。


(1)日系人の心と、盛田氏の心とお互いの誠意が、がっちりとスクラムを組んで成り立ったまさに「心のハンサム・イベント」といえましょう。思いやりはハンサムハワイの基本

(2)しかも、ハワイ最大のチャリティー・イベントで、1999年に25万6千ドルを43の団体に寄付したのを初めとして、今まで合計1200万ドル以上を350以上もの団体に寄付。昨年だけをみても100万ドル余りを150のハワイのNPO財団に寄付。

これこそ、ハンサム・チャリティーといわずにいられましょうか・・・寄付金額が超ハンサム!!

  
写真左:Quietという札を掲げるボランティア  写真右:ハワイに火をもたらしたという伝説の鳥アラエウラがロゴマーク

(3)次に、このイベントはすべてボランティアでなりたっているということです。地元ハワイはもちろん、世界各国からこのイベントのために集合。
ギャラリーのコントロール、駐車場の交通整理、チケット担当、救急、子供対応、セキュリティーなど1700名以上のボランティアが活躍。
超ハンサムなわけがおわかりになりましたでしょうか、そこで提案。来年ボランティアに応募してみませんか?詳細はソニー・オープンのチャリティーを主催しているフレンズ・オブ・ハワイ・チャリティーズ・インク(Friends of Hawaii Charities,Inc.)にお問い合わせください。申し込みが多いので、早く締め切るって聞いています。温かくなる前にお早めにどうぞ!!日本はただ今冬の真っ最中で、ハンド(hand)寒っだけど!!
 

●アランチーノのハンサム店舗が5月には誕生??
ワイキキのビーチウォークにあるイタリアレストラン「アランチーノ Arancino」は、流行を追わない、こだわりの小さなレストランとしてスタートし、その後ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾートの一階に星空を見上げるオープンテラス「ランチーノ・ディ・マーレ Arancino di Mare」がオープンし、2店舗とも行列ができる店として営業を続けています。
 
       
  写真左右:ザ・カハラ・ホテルの正面玄関左現在工事中の「アランチーノ・アット・ザ・カハラ」


この春5月、南イタリアの伝統料理に日本の繊細な味覚を合わせた新スタイルのファーストクラス・ダイニング「アランチーノ・アット・ザ・カハラ  Arancino at The Kahala」が、ザ・カハラ・ホテル&リゾートの正面玄関左(元TokyoTokyoのあったところ)にオープン予定。

ただ今着々と工事中とのことなので、ソニー・オープン観戦の合間に覗いてまいりました。大きな塀で囲われていますが、5月が楽しみになってきました。

日本で有名なソムリエ田崎真也氏指導の下、環太平洋の珍品もはいったワイン・セレクションや、ヨーロッパからの野生の鳥獣(ジビエ)、高級食材を使ったメイン・ディッシュ(セコンディ)などに加え、内装は、ワイナリーを連想させる隠れ家的雰囲気を持たせ、オープンエアーのテーブルもありと、今まで以上に洗練され、セレブでハンサムな店ができるようですぞ。乞うご期待あれ!! 

 
●カイルアのお店がいいました。日本人観光客はハンサムだって!! 
ラニカイジュースやタイムス・スーパーマーケットのあるカイルア・タウン・センター内では、日本観光客は、とってもスマートだって評判、本当??!! 
 
   
    写真左:アンダーアフラムーンの店内       写真右:よく売れるというフラガールのトートバッグ

1995年からユニークで、ハワイっぽい雑貨やお土産、ハンドクラフトをカイルアで販売している「アンダーア・フラ・ムーン Under a Hula Moon」のお店を覗いてみました。
そこの店員さんが、「日本人は今、マーメイドが好きなようですね。わ、かわいいといって、マーメイドの小物やヘアーブラシをたくさん買ってくださるわ。」って教えてくれました。

他に13ドルから16ドルのフラガールのトートバッグとか、かわいい亀のナベつかみや布巾が売れているんですって。
 
   
    写真左:人気のマーメイドの小物品  写真右:すぐ売れるマーメイドのヘアーブラシ8ドル99セント

 
次に訪れたのは、2、3軒先にあるハワイ産の花やフルーツで、手作りボディシャンプー、バスソルトなどを販売している「ラニカイ・バス・アンド・ボディ Lanikai Bath & Body」。

すでに日本人のお客様が、何人も出入りして、店内は熱気がいっぱい。

スタッフの方に取材したところ、「100%ハワイ生まれで、自然素材を使っているっていうのがお客様に喜ばれていて、すごい売れ行きよ。」ですって。
なにが売れているか聞いたところでは、プルメリアのボディーソープとか・・・
 
   
    写真左:パイナップルのボディーソープ           写真右:ナチュラルな素材で出来た石鹸
 
パイナップルのボディーソープ、ココナツやマカデミアナッツのオイルとハワイで摘んだフレッシュな花やハーブでできた固形石鹸とか、自然でハワイらしいのが若い子に受けているんですって。

そして店員の皆さんが口をそろえておっしゃることは、「日本の観光客の方は、ハンサムな買い方をする!!」でしたよぉ!これらの商品を使えば、お肌も美しくなって、真のハンサム・ウーマンになれる??


姫庵

 
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