2016年7月30日土曜日

有意義な夏休みってハワイに来ればそれだけで・・と言いたいところですが・・・

充実したハワイ夏休みの過ごし方!!
ーこの夏こそチャレンジ~!!

(ハワイ最新ニュース)ハワイでは来週から新学期が始まろうとしていますが、日本はこれからが夏休み、このところたくさんのお客様がハワイを訪れています。この時期はやっぱり家族連れが多い。そこで、今回はまずファミリーで目いっぱい楽しめる一日をご案内いたしますぅ~!!


●充実した夏休みを過ごす その1 家族で一日
昔にさかのぼること1999年、まだ旅行会社で企画をしていた時、ハワイで初めてのウォーターパークが、西オアフのカポレイという町に出来ました。その名も「ハワイアン・ウォーター・アドベンチャー・パーク」。

  
 写真左:ウエット&ワイルド入口 写真右:簡単なスライドから絶叫型まで種々あり

当時は周りが海に囲まれたハワイで、ウォーター・パークに客足が向くのかと危惧する向きもありましたが、海では体験できないウォータースライドやアトラクションがたくさんあり、オープンと同時に大変な人気。

あれから17年・・・現在にいたってもハワイでただ1つの本格的なウォーター・パーク。やっぱり巨大な設備費がかかるので次次とできるわけがない。

2009年に「ウェット・アンド・ワイルド・ハワイ Wet'n Wild Hawaii」と名前が変わり、オーナーも変わりましたが、広さが29エーカー(東京ドーム3個分)の敷地に、25個のライドとアトラクションは、ベスト・ファミリー・スポットとしてずっと人気を保っています。

それでは、なぜこんなに人気なのか、体験してそれを探りながら、いろんなライドやアトラクションなど、園内についてご紹介アドバイスしていきたいと思います。
(1)安心して遊べるパークとして施設全体の運営に力をいれているからだ!!

ここでは年齢制限はないものの、各アトラクションでは細かい身長制限を設け、身長42インチ(107cm)、48インチ(122cm)、52インチ(132cm)以上と3段階に分かれて利用するようになっています。
  
 写真左:日英両語で書かれた注意事項  写真右:細かく英語で書かれた注意事項

ただ、身長制限のサインはあちこちで見かけますが、殆ど英語で書かれていること、cmではなくインチになっているのが気になりました。各ライドの入口には、はいれる身長の実高さのサインが立っていて、それをクリアーした人が乗れるようにしているのでわかりやすいのはいいけど・・。並んで順番が来ても、クリアーしないとはじかれるので、前もってわかっていた方がいいよね・・。園内入口や更衣室前カウンターに日本語のパンフレットがあり、cmが乗っているし、園内の地図もありで、助かりました。

なお、身長制限でライフジャケット着用MUSTの規定があることから、これは無料貸し出しになっているし、園内備え付けの浮輪も無料でした。お、ここではお金を取らず無料にしてくれているぅ~!!Thank you!! あれもこれも別料金というウォーターパークだと、お金が湯水のように流れちゃうから!!


  
 写真左:あちこちにいるライフガードは笛で注意喚起 写真右:身長チェックが随所にあり



園内は、
① 警備員が厳しく目を光らせて不審な行動や安全面を監視
② AEDや救急医療員の常備配置あり
③ 赤十字社よりも厳しい訓練を受けたライフガードを各所に配置
④ 殆どのプールを水深90cmに基本設定
⑤ 遊歩道は特殊加工を施しているので滑りにくくなっている
などと、細かい配慮が随所にあり、安全面で非常に気を配っているのが長く続いた秘訣ではないでしょうか。そりゃそうだ、この場合のオミズの世界は安全という信頼関係が基本で、何かあっても水に流してっていうわけにはいかない。


(2)子供から若者、大人まで楽しめるものが数多くそろっているからだ!!
年配者も楽しめる本物の川や池のような全長260mのリラックス・プールがあるかと思えば、ジャクジーや温水ジャクジーもあり、かとおもうと小さい子供が喜ぶキノコの滝やトロピカルなミニスライドのケイキ・コーブあり。122cm以下はライフジャケット着用MUSTという、61~122cmの人工大波がくる巨大ビーチプールもあります。
  
 写真:巨大なウェーブプールは人工の高波が起こり、ライフジャケットと浮輪で楽しく遊べる


5階建ての高さから滑り降りるスライダーや、カーブ連続のボディースライド、空中に飛び出すスリリングなスライダー、15メートルの高さから渦の中を滑り降りるトルネード・スライダー、200メートルの水流を下っていく2~6人乗りのスーパーラフト・ライドなど若者向けの絶叫スリル・スライダーが次々にそろっているのも特徴といえましょう。怖いよぉ~、だから乗らなかった。


  
 写真左:家族でラフトに乗り200m水流下り 写真右:丸い筒から15m下に降りるトルネ―ド



特に世界一のハーフパイプ2人乗りスライド「シャカ」はスリル満点で、絶叫が辺りに響きわたり、見ているだけでも怖そうだし、ハワイで一番パーフェクトなウェーブを人工で作り、サーフィンやボディーボードができる「ダ・フロー・ライダー」(別料金要)は、上手下手がすぐわかる。上手な人がやるときれいに波にのれて、見ているだけでも楽しい。


  
 写真左:絶叫がこだまする「シャカ」 写真右:上手な人が波に乗ってるアトラクション

   
  写真:大量に水が落ちたり、スライドや浮島の橋があって面白いウォーター・ワールド 
 
「ウォーターワールド」は7種類のファミリースライドとアスレチックなミニ・プールがある子供用プールですが、年配者にはこれでちょうどいい感じ。浮いている橋を飛び越えて向こうにいくのは、バランス感覚のテストになるかも・・なおここは122cm以下のライフジャケット着用が義務付けられています。

              

また102cm以下はスライドが使えないという厳しい面もあり、ライフガードが小さい子は一人ひとりチェックしてOKやダメ押しをだしていました。

スライドがダメでもグリーンの滑り台が使えますが、途中で急に下がるので、年配者でもチャレンジでした。ここなら安心と思ったけど、オミズの世界にどっぷりつかり、水を飲んでしまった。浮島はバランスが難しかった・・・




高台からのスライダーは待ち時間が長いこともあるが、周りの景色が素晴らしいので、あっという間に順番になるような・・・気がするのは私だけでしょうか。週末はやっぱり待ち時間が長かった。それに高台まで階段を登るのが疲れた・・・そうだ、日に焼けるから日焼け止めをしっかり塗っておかないとねぇ。




(3)その他注意事項や老婆心からの一言!
ここでは開封されていない水1本以外、食物飲物の持ち込みができません。園内にあるウインドジャマー・フードコート(写真右)か、スイート・スポットというバーを利用します。

持ち込み不可にしては食べ物の種類がちょっと少ないような気がしました。またお昼時間は行列ができるので、ちょっと早めに行くといいでしょう。

温かいコーヒーや紅茶が欲しかったけど、売っていなかった。 独白:コーヒーは持参できないんですよねぇ・・・



  
更衣室、シャワーあり、レンタル・コイン・ロッカー(写真左)あり。

コインロッカー代は小13ドル、大18ドル。ロッカー代が高いからか、借りない人も多く見かけましたが、ガードマンが巡回してくれていても、貴重品の取り扱いに気を付けましょう。




昔はカウンターで対応していたコインロッカーですが、いまではロッカーの傍に設置された機械を使いカードや現金で支払うシステムに変わっていて、お客様の中にはやり方がわからず、まごまごする人が多かった。料金は高め設定だが、何度でも出し入れできるのは便利だった。
  
持参できるもの:水着、日焼け止めクリームやタオル(ギフトショップで販売もしています)、サンダル、着替え、現金やクレジットカード

持ち込めない物:浮輪(園内無料貸出あり)食物飲物(ただし水は一人未開封のもの1本のみOK)。隠しても入る時しっかりと荷物チェックがありますぞぉ~!


水着に金具がついていたり、長いひもがあるとライダーに乗れないのでこれもご注意を。さわやかな風が通り抜ける場所なので、日差しは強くてもちょっと寒く感じる時があるかも。だからタオルは一人2枚持っていくことをお勧め。


  
 写真左:波の来るプールは無料浮輪が欠かせない。写真右:レンタル・カバナ

その他、レンタルできるものとしては、カバナがあります。125ドルのと175ドルがありますが、数に限りがあるので、入園一番に申し込まないと無理かも。日差しが遮られ、のんびりできそうだし、ちっとセレブになったように感じられるし・・



営業時間:朝10時半から午後5時まで、金土は夜9時まで毎日営業、ただし貸し切りなどで休みになったり、早く終わる日もあるので、電話で確認するかWEBでチェック要。

開園時間と同時に入るようにすれば、目いっぱい遊べます。ちょっと遅くなるとそれだけ待ち時間が増えるからね。各旅行会社から申し込むと往復のバス代もはいったパッケージで、並ばないで入れるのでいいですよ。それに車やレンターカーで行くと、駐車代8ドル取られました・・・園内で遊ぶのに8ドルも撮られるって、ちょっと高いんじゃあなかろうか…

●充実した夏休みを過ごすその2 幅広い層で、夏休みいっぱい使って

日本でフラダンスはフラ教室やカルチャーセンターで習う方が多いのですが、このたび、細かい所まで手が届くように書かれた初心者のためのフラのレッスン本ができました。その名も「フラ」(株式会社マイナビ出版 1580円+税 監修:クムフラ クウレイナニ橋本)


  

ネエ(動く)、カーホロ(速足で歩く)、ヘラ(広げる)、ウエヘ(開く)クイ(打つ、たたく)などの15種類の基本ステップと、アロハ(愛、挨拶)、ミノアカ(ほほえむ)、アイ(食べる)、プア(花)、マウナ(山)など31種類のハンドモーションを細かいポイントを加えた写真付きで詳細に説明。ハワイのクムフラが、「丁寧に説明しすぎる。我々の教えることがなくなる。」とクレームが出たとか出ないとか・・・

そのほかにもフラの歴史やフラを踊る時のメークのポイントとか、パウ・スカートの作り方なども載っています。


こりゃ最高だと思ったのは、手や足のステップの基本をマスターしたら、曲に合わせて踊ってみようということで、ビギナー向けには「カイマナヒラ」「ウルパラクア」を、中級用に「レイラニ」を載せていること。こんなことまでしてくれるレッスン本ってすごいよねぇ~!!

フラが初めての人はもちろんのこと、ある程度勉強した人にはもう一度自分の動きを振り返り、ついたくせを直すなど、幅広いフラレッスン本としてお薦め。「充実した夏休みの過ごし方その2」として、いかがでしょうか??売り切れて「重版出来」を待つより、早目のお買い求めをお勧めしま~す!!

充実した夏休みを送った姫庵より


●「知らないハワイがいっぱい 最新版」ハワイでイスラム文化が学べるシャングリラツアー、ハワイのショーがどこがベストか、海へと続くインフィニティープールなど、「最新版」では新しい情報をたくさん追加しました。これ1冊あれば、知らないハワイを楽しく遊べる!

2016年7月23日土曜日

ポケモンよりヒルトンへ愛を込めて?!!

ポケモンGOより強力なアウトドア?!!

ー外で遊ぶ癖がつくといいね・・・


(ハワイ最新ニュース)ついに「ポケモンGO」が7月22日日本でも配信となりました!!

首相官邸にも出没して菅官房長官を悩まし、学校によっては「ポケモンは勉強しているので邪魔しないように」というサインで侵入者への対策を始めたという[ポケモン狂想曲]が鳴り響き始めました。

なにはともあれ、桜の花吹雪のところにはポケモンがたくさん出没するデザイン、やっぱり日本のアプリですね~!!




これにより人々は自宅から外に出る機会が多くなり、有酸素運動を始めたというのはうれしいニュースです。でも、ポケモンがなくっても、外で楽しめる場所がハワイにはたくさんあり、今回はその1つ、ファミリーで楽しめるところをご紹介いたしましょう~!!とか何とか言っても、ここにもポケモンはたくさん出没してましたぁ~。


   
    写真:ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのレインボータワーとラグーン

7歳から3歳まで5名の小さい子供達も楽しめる場所として選んだのが、ワイキキのヒルトン・ハワイアン・ビレッジ。選んだ理由は、エネルギッシュな子供を、とにかく遊ばせて疲れさせようというもくろみで、5つのプールとウォータースライドが決め手となりました。

   
  写真左:ウォータースライドのあるプール 写真右:オープンエアーのウォータースライド

使ってみてわかったのですが、ここの一番新しいプール「パラダイスプール」には3つの滝と、3タイプのウォータースライドがあり、一番左のスライド(1)は2,3歳の子供でも楽しめる短いものとなっていて、一番年少者は大喜びでした。

真ん中(2)は滑り台形式のスライドで、右の奥にある(3)が管になった全長23m溶岩トンネルのスライダー。

今回の子供達には、ちょうどいい長さのスライダーで、ちょっとスリルはあるがそれほど怖くもないし、待ち時間も少なく何度も挑戦できるので、思う存分遊びまくり、子供たちの「また泊まりたい」という大合唱となりました。




なお、スライダーが利用できるのは、身長91cm以上で、1.37mに満たない子供はアームリングの浮袋や浮輪のベストをつける必要があります。1.37mに満たなくても泳げる子は、ホテル側が手首にバンドをつけてくれて、区別するので、これが特別となってまたうれしいみたい。

   
  写真左から:ライフジャケット型浮輪、腕輪型浮輪、泳げる子はリストバンドで区別


浮輪を持参しなくても、3歳から6歳用のライフジャケット式ベストの浮輪は11ドルで、腕につけるタイプは6ドルで、プールの周りにいくつもあるタオル交換カウンターで販売しています。

またプール用タオルについては、チェックイン時に、オレンジ色のカードを一人1枚渡されます。チェックアウトに、このタオルカードを忘れずに返さないと一枚につき10ドル加算されます。チェックアウトしてからもプールで遊ぶのでタオルが必要だとホテルに申し出たら、臨機応変に対応してくれました。


ホテル内にはプールが5つあり、(アリイタワーのプールはタワー宿泊客専用)、フロント・デスクの傍にある「スーパープール」は930㎡もの広さで、トロピカル植物に囲まれ、南国ムードがいっぱい。しかも子供用プールも併設しています。

  
    写真左:スーパープール   写真右:その隣の子供プールと「ハウツリー・バー」


プールの周りにたくさん置いてあるビーチチェアーは、滞在中混んでいたこともあり、天気がよかったこともありで、空きを待つのに時間がかかりました。ホテル側の対処として、使われている痕跡のないビーチチェアーに時間制限をかけて撤去してくれています。

荷物番としては、日陰で過ごしたいこともあり、スーパープールの「ハウツリー・バー」が便利でした。椅子やテーブル、パラソルの日陰ありという具合で、食べたり飲んだりすれば使えるので、ずいぶん利用させてもらいました。外からの食べ物や飲み物はダメなので、その点はご注意を~!!

  
 写真左:朝のラグーンは散歩に最適 写真右:昼間はマリーンスポーツを楽しむ人でいっぱい


ところで泳ぐのは・・という方には、ジャグジーもいくつかあるし、それ以外にも、最新の水循環システムを取り入れ透明度の高い海水を使った「デューク・カハナモク・ラグーン」が、レインボータワーの日陰に入っているので、朝の散歩で一周するのはいかが?ホテルのベランダから下を眺めると、ジョギングや散歩を楽しむ人がみられ気持ちよさそうでした。

このラグーンは、日の当たる時間帯になると、スタンド・アップ・パドル(1時間38.80ドル)、カヤック/ペダルボート(1時間40.80ドル)、アクアバイク(1時間45.80ドル)などマリーンライフを満喫できる安全なラグーンとなっています。

プールやラグーンに飽きたら、そのまま目の前にあるデューク・カハナモク・ビーチにいって遊んでもいいし・・。

ここは、ダイアモンドヘッドがバッチリ見えるビーチで、2014年にドクタービーチから全米イチ美しいビーチにランキングされた場所なのです。

ラグーンもビーチも早朝に清掃車がはいり、きれいに掃除してくれるので、気持ちよく過ごせます。

追加として、5歳から12歳にはキャンプペンギンという遊びながら学べるプログラムも用意されているし、一日30ドル(+tax)のリゾート・フィーにはアート&クラフト、フラ・レッスン、レイ・メイキング、ヨガ、ウクレレ・レッスンなども含まれていて、チェックインの際にスケジュールを渡してくれるので、色々なハワイアン体験もできます。今回はプールだけで十分でした。次回はこれらを体験して、また皆様にご案内したい・・・


  
 写真左:金曜日はヒルトン花火 写真右:「べに花」シェフのパーフォーマンスに驚く



また金曜の夜は(夏の今の時間帯は夜8時、冬場は7時45分から)カハナモク・ビーチの前でヒルトンの花火があがり、傍で見る花火は相当迫力がありました。私バカよね、おバカさんよね、デジカメ忘れて、見撮れてた。後で後悔・・・


なお、食事についてですが、わざわざワイキキの目抜き通りまで出ていかなくても、ホテル内には「レインボーラナイ」「バリ・ステーキ&シーフード」「トロピックス・バー&グリル」、またビレッジ内にも1964年創業の「紅花オブ東京」をはじめとして、「フレスコ・イタリアンレストラン」「初花」など美味しい所がたくさんあります。

また大変人気のある「ワイキキ・スターライト・ルアウ」のショーも宴会場屋上で開催されていて、ハワイアンを満喫できます。

というわけで、ヒルトン村の中でハワイアン・バケーションの殆どすべてが足りるようになっていま~す。このルアウは金土が休みなのでご注意を・・我々は週末2泊で今回はちょうど休みにあたってしまい、残念~!!

古すぎるスマホで、ポケモンGOから拒絶された姫庵より




●「知らないハワイがいっぱい 最新版」ハワイでイスラム文化が学べるシャングリラツアー、ハワイのショーがどこがベストか、海へと続くインフィニティープールなど、「最新版」では新しい情報をたくさん追加しました。これ1冊あれば、知らないハワイを楽しく遊べる!


 

2016年7月16日土曜日

ポケモンGOで新しいビジネスが開けていきそう。もちろん大自然を相手にしても・・・

ポケモンGOも見た、この大自然で・・!!
ー社会的現象がハワイでも・・・

(ハワイ最新ニュース)重大ニュース発表で~す。

7月6日にアメリカで販売された「ポケモンGo」位置情報を活用して行うゲームが今大変なことになっているんです。

ポケモンを捕らえたり、集めて交換したり、リアルなマップ上に存在する敵の要塞を攻撃したりと、家の中だけでなく、現実の世界のどこでも飛び出していくことができる遊びなので、あっという間に拡散していき大ヒット。



しかし静かにするはずの慰霊場所がポケモン探しで大騒ぎになったり、歩きスマホで負傷したり、ポケモン探しで死体を見つけたりと、「ポケモンGO社会現象」が起きて問題にもなっています。もうすぐ日本でも発売予定とか・・・

そんな「ポケモンGO」を、このハワイでも目の当たりにしたのが、この美しい大自然で。若い子が、こんなところでスマホをかざしていたら、それっきゃない。

今回ちぐさランダム867号の取材で訪れたのは、ワイキキからコオラウ山脈を越えた山の向こうにある「ホオマルヒア植物園 Ho‘omaluhia Botanical Garden」。





ここは、ホノルル市にある5つの植物園の1つで(ランダムで取材した他4つの植物園は、フォスター植物園ココクレーター植物園ワヒアワ植物園リリウオカラニ植物園)、ウインドワード・オアフに位置し、400エーカーにも及ぶ広大な植物園で、入園無料です。


  
 写真:こんな大自然に、若い人が多くなりました・・カモもいるけどポケモンGOのお陰も?


ホオマルヒアというハワイ語は、「心が休まる避難場所 Peaceful Refuge」という意味だとか。
実際行ってみると、まさにその感あり。特にこの場所は「カネオヘ Kaneohe」という町の、コオラウ山脈の山すそにあり、これがまた何とも言えずうまみのある取り合わせなんです。


というのも、カネオヘとは、「Bamboo Husband (鋭い竹の切り口のような残酷さを持つ夫)」という意味のハワイ語で、その町に「心が休まる避難場所」があるなんて、面白いですよね。

今の時代なら、カネオヘはさしずめ「ワヒネオへ Wahineohe(Wahineとは女性という意味)」とでも町名変更したらよさそうだけど、日本と違う、ここはハワイ・・・!!


さて、そんな「心が休まる避難所」にも、若い人が自分の足で歩いてポケモン探しを始めたのです。こんな大自然を使うなんて超面白いけど、でもちっと気を付けてね~!!


  
    写真:人口湖(ダム)の前に立つサインを覗いてみると・・・


この植物園には32エーカーをカバーする人工の湖があるのです。実はアメリカ軍が作ってくれたダムで、1965年と1969年に大きな洪水に見舞われたこの地域では、どうやったら水害から防ぐことができるだろうかということからスタート。


その時、アメリカ軍のエンジニアたちが知恵を集めて1976年からスタートし、1980年の10月に完成させたのが湖のようなダムで、通常深さは10フィート程度。

所が災害時の大雨になると、湖は植物園の3分の1を覆う152エーカーにも広がり、この10倍もの水を貯めることができ、その時深さは57フィートにもなるということで、想定外の災害に対処するようにできているみたい・・・

今はここはコイや水鳥、アヒルなどが泳ぐ静かな湖となっていて、入園者はパンなどの餌を持ってきて、食べさせてもいいんですって。子供たちはそれが楽しみみたい。ポケモン探していて、落っこちないように・・

その上、土日の朝10時~午後2時には釣り具も貸してくれて、魚釣りもOKということだとか、(ただしつったらすぐ放してやるのが条件)やりたい方は事前に808-233-7323に電話してみてください。

  
   写真:野ブタやニワトリ、マングースに美しくさえずるかわいい鳥もたくさん


ここで有酸素運動をしながらポケモン探しなんて、ちょっといいですよね。マングース、鶏、カーディナル、カモなどもいて、静かに歩いていると遭遇できます。

でも野ブタには気を付けましょう。
同園のビジターセンター(写真右)に行った時、「野ブタに餌をやらないでください。」というポスターを見つけました。

余りに夢中になって野ブタに遭遇し、自分がネギをしょったカモにならぬよう・・・
こんなことを考えていたら、脳ミソがドンドン応用編に入っていき、すごい道が開けそうだとワクワクしてきました。




このポケモンGOとタイアップすれば、旅行会社やホテル、小売店からアミューズメントセンターなどのビジネスにとって、スタンプラリーのバーチャル版とか、ポケモンGOのクーポン券とか、ポケモンGOなら入場割引でGOとか~!!

なんて色々新しい道が開拓できそうで、人がドンドン集まる方法がバチバチ見えてきて、これから広がる世界にガゼン興味がわいてきます。

そうそう、我が家でも2匹ポケモンを見つけました。虫集めのようなものを使うと5匹まで捕獲。この遊び、願わくば、静かで安全、楽しい「ポケモンGO」にならんことを・・・


夏に生まれ、夏に強いがポケモンGOには弱い姫庵より




●「知らないハワイがいっぱい 最新版」ハワイでイスラム文化が学べるシャングリラツアー、ハワイのショーがどこがベストか、海へと続くインフィニティープールなど、「最新版」では新しい情報をたくさん追加しました。これ1冊あれば、知らないハワイを楽しく遊べる!