2016年1月30日土曜日

終活の最後を飾るもの、ハワイの場合・・・

周到な終活を目指すと・・!!
ーここまで話が及ぶかぁ?!!-

(ハワイ最新ニュース)日本のテレビ番組を見ていると、内容の多くはシニアに対するもので、(テレビを見るのはシニアが多いから仕方がないんだけど)年金、介護、生前贈与あたりまではわかるが、後期高齢、介護保険、終活、老老介護、下流老人なんて新用語が進むと、もうどうなっちゃてるのかわけわからん・・・。最初は「ボケ」「もうろく」そして「恍惚の人」が、今や「痴ほう症」「認知症」そしてアルツハイマーとなり、この種の症状の認知度かなりアップ。

人口の25%が65歳以上の日本では、この話題が中心になるのは否めないですが、ハワイでもリタイアー組で話していると、最終的には葬儀やお墓の話になってしまいます。

  
   写真左:ホソイ葬儀所斎場  写真右:道を渡った向かいの事務所


ハワイには葬儀社がいくつもありますが、今回は日本人にもなじみが深い細井葬儀社(Hosoi Garden Mortuary)の日本語を話すセールスカウンセラーのMrs.Wadaに取材する機会に恵まれました。


「Hosoi」では顧客各自の要望に合わせた葬式パッケージを存命時から販売。10%の内金を払えば、残額は5年間の利子なし分割払いでOK、その後金額が上がっても契約時の料金で受けてくれるって。

日本の全国平均葬儀代は200万円弱かかるようですが、ハワイの場合はそれよりずっと安く収まるそうで、その内訳も教えていただきました。

(Ms.Wadaの示す写真、左が木の棺1400ドル、右カードボードで75ドル)

ハワイではまだ土葬の慣習も残っているので、まずは土葬にするか火葬にするか決めます。映画「おくりびと Departures」で納棺師の仕事内容が詳しく映されていましたので、ご存知の方もいると思いますが、
1.カウンセリングや墓地との連絡など葬儀に関する基本的サービス料 1450ドル
2.ご遺体を保存し、納棺に際し死に化粧等の費用 835ドル
3.25人までの斎場レンタル代 265ドル(それ以上の人数の場合は1000ドル)、
4.火葬代600ドル
5.棺代 75ドルから14000ドルと多彩
6.病院から斎場までの霊きゅう車1回260ドル
7.ブロンズ製骨壺700ドル(これは日本より高め)という具合。
見積もっていくと少なくとも6000ドル(70万円)ほどで、執り行ってもらえそうです。

  
  写真左:パンチボール国立墓地  写真右:ヌウアヌ・メモリアル・パーク

墓地についてみても、世界に知られたパンチボール国立墓地は(現在ここは満で、新たなものはカネオヘにて)退役軍人用(無料)で、一般人は別の墓地を買うことになります。

料金の目安は場所や大きさによって値段が変わりますが、骨壺4つはいるユニットで8千ドル(95万円)前後から、お値段の張らないアパート式のものもあり。

  
  写真左:ホノルル・メモリアル・パークにある日本式お墓  写真右:アパート形式のお墓

現役のころ日本からの需要で、ハワイでの散骨を企画・販売しましたが、これからはお墓を持たないという方も、徐々に出てきています。ハワイ出身のオバマ大統領の亡くなったおばあ様もそうだったように、地元でもこの美しい海に散骨をされる方が多いとのこと。 


最後に「Hosoi」では、希望によって散骨会社も紹介してくれます。

乗船する人数により船の大きさが変わり、チャーター時間で値段も変わり、一口にいくらといえませんが、参列者6人程で500~600ドルから、70人ほどがはいれる船だと1500ドル等、各種あるようですのでお問い合わせください。

また鎮魂のためにハトを飛ばしたり、フラワーペタルのアレンジ、音楽演奏など、追加オプション・サービス内容も多々ありということでした。

そろそろ終活準備開始の姫庵より


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