2016年1月9日土曜日

ここで、その道の達人に会えたことは大きな収穫!!

新しい年はここで迎える!!
ーハッピーニューイヤ-!!-

(ハワイ最新ニュース)2016年の申年を迎え、また新たな気持ちでハワイのニュースをご紹介できればと思っております。1000号の長きを目指し、引き続きご愛読のほどお願いいたします~!!
2016年のスタートは、ご利益の倍返しを期待(?)し、出雲大社とハワイ大神宮のはしご初詣と相成りました。

初詣を航海にたとえるなら「船出」といったところ、新しいことを始めるにはもってこいの時期ですねぇ。

ハワイ人だったなら、世界的に有名な「ホクレア」号で華々しく船出をしたいと思うのは私だけでしょうか。

というわけでもないのですが、今回は、ハワイでの新年に、こんなところはどうかとご紹介する次第。場所は、オアフ島の西、コオリナを過ぎて、ナナクリからワイアナエ、マカハ地区。

まずはポカイ湾の岬にやってきました。
航海の無事を祈願する祭壇(Heiau)として有名な「クイリオロア ヘイアウ Kuilioloa Heiau」が、一年の船出を祝うのに、ふさわしい場所じゃないかってことで・・・。 ここは、ちぐさランダム835号で、すでにレポート済なので、覚えている方もいらっしゃることでしょう。

   
 写真:クイリオロア・ヘイアウにチャントで敬意を表するクウレイナニとそこでお会いしたグレンさん

このヘイアウでアメリカ本土からの学生と思しきグループに説明している方に、偶然お会いし、ずうずうしくもしばらく一緒にガイド内容を聴かせていただきました。レクチャーをしていたのは、グレン・キラ(Glen Kila)さんといって、地元の校長先生をしたあと、ワイアナエ地区の古代ハワイアンの文化や伝統を維持する「Koa Ike コア・イケ」NPOでプログラム・プロジェクト・ディレクターをし、「Marae Ha'a Koa マラエ・ハア・コア」でも、ワイパフ・ワイアナエ青少年のリーダーシップ養成に力を入れているという方。今までに、日本からのグループもたくさん案内したことがあるとか。

向かって左のプラットフォームが女性の王族の場所、一番上は男性王族用、そして航海の安全を祈願して、ホクレアがここに立ち寄ることなど教えていただきました。

   
インターネットで検索していくと、ポカイ湾に立ち寄るホクレア号の雄々しい写真が載っていて、私もいつかこんな写真を撮りたいと思いました。

さて、このグレンさんに、もう1つお聞きしたのは、ポカイ湾から南に下がったナナクリにある、古代ハワイアンの史跡についてでした。



そこは「Ulehawa Historic Site ウレハヴァ史跡」といわれているもので、白っぽい石がビーチパークに楕円の形でいくつもおかれています。ワイアナエの沿岸部に史跡がこのような形で今まで残されているのは、非常に珍しいとか。

ここの碑には、15~18世紀のハワイアンの遺跡であり、今後調査が行われるようなので、大切に保存するよう書かれていますが、詳しいことはあまりわかりませんでした。

グレンさんによると、「マウイ」と関係がある遺跡だとか。ここでいう「マウイ」とは島を釣り上げたり、太陽を持ち上げたりする伝説が残っている「半神」のことです。文字をもたなかったハワイアンの歴史はずっと口伝えできましたので、やはりこういった形で教えを乞うのがいいのかもしれません。


   
   写真:ファリントン・ハイウェーのビーチパーク沿いに見えるウレハヴァ史跡の石の数々

さて次に、我々は先ほどのポカイ湾から10分程車で北上した「Mauna Lahilahi ラヒラヒ山」という、チャイナマンズ・ハットを思わせる標高70メートル程の山に行く計画をしました。ここには、古代ハワイ戦士や犬のペトログリフ(岩絵)があり、頂上はヘイアウだった可能性もあるとのことで、期待していましたが、入口の門は閉ざされて、残念ながら入ることができませんでした。

  
  写真:遠景からみたマウナ・ラヒラヒと、閉ざされた登山道入り口

また、オアフ島で一番保存状態がいいという農業の神ロノを祭ったカネアキ・ヘイアウは、1年以上も前から閉められているとかで、こちらも入口まで行きましたが、中に入って見ることはかないませんでした。

このヘイアウは、マカハ渓谷の「マウナオル・エステイト」というかなり高級な住宅内にあり、ヘイアウを訪れる者は、門番に身分証明書を見せるとか、呼ばれたゲストのみゲートが開かれるとか、かなり厳しいセキュリティーのあるエリアです。

  
 写真左:門番のボックス前に張り紙が・・・   写真右:マカハ・ウエストも閉まったまま・・


セキュリティーの女性によれば、ヘイアウの石垣が崩れて危険であること、また破壊行為もあって史跡が壊されたことなどで、一般公開が中止され、いつ再開されるかはわからず、「残念ですが。」の一言でチョン。粘ったけどダメだった。マウナオルという場所なので、もうなおると期待したけど・・・

次回はグレンさんのような方にご案内いただけたら、すごいツアーになりそう。学術的に見られるだろうし、歴史や文化的説明をうけて、皆さんにもっと詳しくご紹介できるかも。というわけで、今回は彼にお会いできただけでも、すごい収穫でした。

なお帰りに通ったマカハ・リゾート・ゴルフ・クラブ(ウエスト)ですが、2011年5月から閉鎖のまま。2014年末にはプロゴルファーのグレッグ・ノーマンを起用して再オープンという話も浮上してたのですが、どうなっちゃったんでしょうか。マカハバレー・カントリークラブ(イースト)の方は、メインテナンスの人も働いていて状態はずっとよく見えました。
もっと知りたいのに、未消化のままレポート提出の姫庵より


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