2015年10月24日土曜日

この眺望が、ちょうどいい~!!

どっちの眺めに軍配を挙げる?
ーこの2か所制覇したらわかる~~!!-


  
(ハワイ最新ニュース)ハワイでハイキングといえば、ダイアモンドヘッド登山。頂上からは西にカピオラニ公園やワイキキの高層ホテル群が、東にはココヘッドやココクレーターが、北にはカイムキの住宅が、そして南には美しいサンゴ礁や海と灯台が見られる360度パノラマビュー、登りの疲れを忘れさせてくれるナンバーワンの素晴らしい眺め。


ワイキキから近く、登山道も整備されていて、登りやすくしかも変化に富んでいる。きつい階段やトンネル、らせん階段、トーチカありと飽きさせないハイキングコースを進んでいくのですから、人気があるのも当然といえましょう。(写真左はダイアモンドヘッド頂上からの眺め)


   
  写真左:整備されたダイアモンドヘッド登山道  写真右:こんな厳しいところもあるけど・・・

しかし、「ダイアモンドヘッド頂上からの眺望がナンバー1」という声に「待った!」をかけたい。
ドクタービーチが選ぶ全米トップのビーチに選ばれた「ラニカイ(Lanikai 天国の海)」、そこを山の上から見下ろした眺望が、ダイアモンドヘッドに勝るとも劣らない絶景なのだ~!!


写真右がラニカイの山の上から見た眺め!!
左の島モクヌイ(Moku Nui 高さ69m)と右の島モクイキ(Moku Iki)合わせて2つの島(Moku Lua 高さ46m)と呼ばれる島が見えるこの景観。

眼下にはエメラルドグリーンをはじめとした七色の青い海に、ラニカイの住宅が木々の間から見え隠れする。そしてビーチ際にはたくさんのヤシの木が散在し、南国ムードまんてん。


家々をじっくり見ていくと、広いテニスコートがあるものや、カヌーを置いてある家など、見ているだけで興味深い。

  
  写真:眼下に広がる落ち着いた雰囲気のラニカイの家々とヤシの木々、ビーチにはカヌーが・・・

この光景をぜひ皆さんにも味わっていただきたいと思うのですが、何せラニカイ・・・遠い上に、ハイキングコースはかなり難所があります。ダイアモンドヘッドのように整備されていない生のトレイルに加えて、急な勾配と岩や溶岩、滑りやすい赤土の土壌が行く手を阻みます。そんなところですが、行ったら病みつき。それではご案内しましょう~~!!


   
  写真左:カエレプルドライブの突き当りの登山口 写真右:サインがあります・・・

ラニカイに入って、ミッドパシフィック・カントリークラブというメンバー制のゴルフ場入口を目指していきます。その門の向かいにあるカエレプル・ドライブ(Kaelepulu Drive)という道を上がっていくと、Pillbox(ピルボックス)ハイキング・トレイルというサインが見え、右に見える登山道からスタートするのです。


  
 写真:登山道入り口からこのありさま  しっかりした足場を探しながら歩く


この登山道の入口から厳しい難所がスタートなんです。右手にフェンスが見えますが、この急な斜面を滑らぬように足元に気を付けながら登っていきます。
雨が降るとぬかるみだし、降らなくてもズルズル滑るしで、しかも急で足場は狭いために、一歩一歩ちょうどいい足場を探しながら登らなくてはなりません。

地元の人は草履で上がっているのも見受けますが、我々は必ずスニーカーなど登山ができる靴を履いていきましょう。

きついキツイといいながらも、実は大きな犬も小型犬も、そして小さな子供も登っていて、追い越していくのでびっくり。


我々の足で10-15分ほど歩くと、そこは真っ青なラニカイが見える180度以上の眺望がぱっと目にはいってきます。それから先はずっとラニカイの素晴らしい景色が見え続けっていうのがこのトレイルのすごいところ。


この場所から沖合に見える2つの島は、どちらもハワイ州によって海鳥の保護地区とされ立ち入り禁止となっているもので、島には海鳥の巣がおおくみられます。昼間のみカヤックで左側のモクヌイ島のほうに行けるとか・・・火山の先だけが出ている島で、大きいモクヌイ島で全長305mX幅244m、小さいほうのモクイキ島は267mX213mという広さ、いや狭さ。その島をずっと眼下に収め続けながら登るという、道はきついがとても魅力的なトレイルです。途中で道がいくつかに分かれていて蛇行しながら行く緩やかな道やロッククライミングのように険しいが景色もきれいで直線型で行ける道などあり、それを誤って選択すると、いやはやもう~!!


  
  写真:パノラマに出来なくって残念・・・景色のすばらしさを見せたかったけど。


大きく開けた所でちょっと休憩し、この先の頂上の方を見ると、まだまだ登山は続きます。ゴツゴツした岩肌と日陰のない尾根伝いの狭い道、でも海のほうから風が吹き付けてとってもさわやか。強風の時は吹き飛ばされるのではないかとちょっと心配なくらい。今年は雨が多かったので山が緑になっていますが、通常だと、草はもっと枯れて茶色です。

  
 写真左:ロッククライミングもできそうな岩を登る  写真右:強風で吹き飛ぶんじゃないかと心配しながら


岩の足場が悪く、知らない人ともお互いに助け合いながら登っていくと、最初のピルボックス(トーチカ)が見えてきます。このトーチカはいたずら書きが至る所にされていて、遠くから見ると掘っ立て小屋のようにも見えますが・・・・私はほとんど助けてもらうばかりでしたが、皆さんとっても親切でした。
  
 写真左:3歳の子供も登っていくいく 写真右:最初のトーチカの端で一望を楽しむ人が多い。けど・・


最初のピルボックスにやってくると、パノラマビューもまさに絶景!!でもこのトーチカ、いたずら書きがいたるところにあり、しかも第二次世界大戦の時のもので時代がたっていることから、また潮を含んだ海風でコンクリートもその中の鉄筋もだいぶん朽ちててきており、支柱が今にも崩れそうで危ないと地元の新聞にも載っていましたので、十分ご注意を。

登山道からここまで、私の足で30分。
行きがあまりにも急だったので帰りが心配で、私はここでUターンすることにし、若い友達二人はそのまま2番目のトーチカ目指して頑張りました。
   
  写真左:頂上のピルボックスへはまだ険しい道を行く  写真右:楽しかったねぇ~!!



一緒にいた犬たちも、あの3歳の子供をつれた女性たちも、2つ目のトーチカがある頂上まで行ったと、友達から聞いたので、次回は完頂したいと思いますが、この登山道は、最初の10-15分なんとか我慢して登れば、ラニカイの素晴らしい眺望が見られる場所にいけるというのがいい。

ピルボックス・トレイルの正式名称は、カイヴァリッジ・トレイル(Kaiwa Ridge Trail)で、高さ172メートルの頂上のトーチカからは文句なしの360度のパノラマビュー、2つの島以外に、ラニカイビーチ、カイルアビーチそしてワイマナロの山々にゴルフ場やビーチ周辺の住宅などが見られる。ただしここは、駐車場がなく、住宅街の道路脇に止めなければなりませんが、ラニカイビーチに来る人の車が多いので、パーキングを見つけるのが一仕事。入山料は無料で、登山時間は1時間から1時間半。全然整備していないんだもん、むろん無料だよね・・


これに対し、最初に述べたダイアモンドヘッドは、駐車場が広くありますが、こちらも大変混んでいて、入れないこともあり。駐車は有料で入山料込みで1台5ドル。また車でこなくても、入山料が一人1ドルかかります。ダイアモンドヘッドの高さはちょっと高く232メートル、登山時間は往復で1時間半。 ここも第一次、第二次世界大戦時の重要な要塞であった場所で、1910年に作られたトーチカ(ピルボックス Pillbox)があるし、頂上の展望台は昔の見張り台だったっていうのも面白い類似点ですよね。

さあ、皆さんはどちらに軍配を挙げる?
それにはまずは、ダイアモンドヘッド登山をして、次にラニカイのピルボックス・トレイルに登ってみなくちゃね。
ご一緒しませんか?ただし2番目のトーチカまで行けるかどうかわかりませんけど、’とーちかん(土地勘)だけはあるんです。
翌日筋肉痛になった姫庵より


●「知らないハワイがいっぱい 最新版」ハワイでイスラム文化が学べるシャングリラツアー、ハワイのショーがどこがベストか、海へと続くインフィニティープールなど、「最新版」では新しい情報をたくさん追加しました。これ1冊あれば、知らないハワイを楽しく遊べる!

0 件のコメント:

コメントを投稿