2015年10月10日土曜日

日本とハワイ、神様の存在まで似ている~!! カンナわんなぁ~

神無月にハワイで英気が養える?!!
ー自然崇拝の日本とハワイ似ていませんか?!!-

(ハワイ最新ニュース)あっという間に10月にはいりました。日本では神無月として、全ての神様が出雲大社に集まり一年のことを話し合うので、出雲以外は神様がいなくなるといわれていますが・・・

八百万の神といわれるようにたくさん神様がいる日本に比べ、自然崇拝のハワイも神様が多いことで知られています。そこで今回は10月に合わせて、こんな場所をご紹介しようと思いま~す。なお、ハワイの神様については、アロハWEBかわら版の近藤純夫先生の 神々の話(1)  神々の話(2) 神々の話(3) を参照すると詳しく分かります。

 
①クイリオロア・ヘイアウ(Ku'ilioloa heiau)

西オアフのワイアナエというところからポカイ・ベイ(Poka'i Bay)ビーチパークを目指します。

ポカイ・ベイ(湾)はワイアナエに住むロコが楽しむビーチとして有名で、トイレやシャワー、BBQの設備もあり、ロコが楽しんでいるのでしょうか、お手製のハンモックまでつるされていました。

ポカイ湾は、このサインが示すように、魚や海の生物などを採るのに色々な規制を設け、海の生き物を保護している湾の1つです。



ハワイ語でポカイとは、最高の夜(Night of the spreme one)という意味で、古代ハワイアンがナビゲーション(航海術)を勉強するのに、最高の場所でもあったというのですが、それはなぜか・・・ここのヘイアウがその理由を我々に語りかけてくれます。
 
  
   写真:ポカイ湾に突き出た半島の左は海、右はワイアナエ山脈とポカイ湾
 
このポカイ湾からでている小さな半島の先に、今回のヘイアウがあるということで、進んでいくと・・・・やしの木立が見えてきました。そしてその根元は黒い溶岩が石塀のように置かれているのが遠くからでもわかります。


  
 写真左:半島を進むとやしの木と根元の黒い溶岩が・・   写真右:ヘイアウから海を眺める


これがクイリオロア・ヘイアウで、三方を海に囲まれているところに作られていました。それには大きなわけがあり、ここは、航海術を学ぶ学校であり、海陸の旅行の無事を祈る祭壇(ヘイアウ)でもあり、つまりナビゲーション・ヘイアウだったとか。

昔、ロノカエホ(Lono Kaeho)と呼ばれるタヒチから来た伝説のナビゲーターが作ったヘイアウで、この祭壇の石のいくつかはタヒチから運ばれてきたものだそうです。

クイリオロアとはハワイ語で「長い犬に変身したKUの神様 The long dog form of KU」という意味をもち、KUとはKanaloa, Lono,Kaneと同様にハワイ4大神の1つで、「戦いの神」として知られています。


   
海に突き出ているところには、かつて禊が行なわれたといわれる大きな潮溜まりが眼下にみえます。

ここにたつと3方が見渡す限りの海なので、タヒチに向かう船の船首にたって、太陽や星の位置を見ながら航海をする古代ハワイアンになった気がするから不思議。


1819年ハワイアンのKapu(タブー)システムが廃止された時に、ヘイアウは壊されたり、閉められたりしましたが、その後1970年代に起きたハワイアン・ルネッサンスで、出来る限りハワイの伝統文化を残そうとする運動が起こり、地元ワイアナエ住民によって復元され、現在に至っています。

さあいかがでしょうか、少しはリラックスできましたか?
そして遠く昔に思いを馳せて、これからの自分の生き方の指標が見つかりそうですか?

ところで、最近もう1つのヘイアウにも行ってきました。
ここは住宅街の中にある、日本で言うと、小さな小さな古墳のような感じのところですが・・・

 
②パフア・ヘイアウ(Pahua Heiau)
  
      写真:ヘイアウの入口でチャント(祝詞)を詠って敬意を表してから入りました・・

先ほどのナビゲーション・ヘイアウに比べると、ここは、農耕のヘイアウだったもので、1984年から85年にかけてここハワイカイの住民らによって修復されました。

 
 写真左:ヘイアウからはココクレーターが見える 写真右:14世紀作られた当時の白い石かな?


ここは14世紀に作られ、長さ21メートル幅12メートルほどの広さのもので、その当時の白い石もところどころに残っているのがみられるということでしたが、あれがそうかな~??
  
 写真左:住宅地の行き止まりにあるパフアヘイアウ  写真右:ヘイアウでの注意事項が書かれたサイン
 

いまでは住宅街の行き止まりの所に位置し、この地区を見守っているような感じさえするこのヘイアウは、最初にご紹介したヘイアウとは全く趣がことなるものです。

ヘイアウを訪れたら、敬意を表し行動いたしましょう。ここにある石や岩などを動かしたり持って帰ることのないようにお願いします。このヘイアウでは上記を乱した場合、1万ドルもの罰金が課せられると書かれています。


●日本で行なわれるイベントのご案内:

    
   写真:クウレイナニ・ハシモト先生と彼女のポリネシアン・カルチャー・スクールの皆さん


パフア・ヘイアウに入る時にチャントを詠ってくれたクウレイナニ・ハシモト先生は今までに12回チャリティーコンサートを開催し、その寄付金先はユニセフやハワイ大学、ハワイ日本人センターなど多彩で、総額3353万円集められたとか!!

今年の第13回チャリティーコンサートは下記の場所で合計3回開催されるので、お近くならば、ぜひご参加を~~。ハワイからも応援しています。

10月30日(金)熊本県立劇場にて
10月31日(土)メルパルク大阪にて
11月2日(月)中野サンプラザにて
なお、ハワイからのゲストは、写真左のホオケナ(Ho’okena)の3人グループに、ムーン(Makaha Sonsの元リーダー)を交えたもので、ホオケナとマカハ・サンズの両方の音楽が生演奏で聞けるという最高のシチュエーション。


先日ホオケナが演奏しているアウトリガー・リーフ・オンザ・ビーチのカニカピラ・グリルで大いにハワイアンを楽しんできました。




写真上の左でベースを引くのはウクレレ・カマカの社長であるクリスさん、真ん中は27年程郵便局で働きながら、ホオケナの曲のアレンジ担当をしているホーラスさん、そして右は32年もパールハーバーの海軍でコンピューターの仕事をしながらメインボーカルをしているグレンさん。ハワイアンを演奏しているミュージシャンは、本業を持っている人が非常に多いのですが、この3人は長さからいっても特別ですねぇ。日本にも仕事をしながら作曲をする有名人もいますけど・・・二足のわらじを履いている貴重な人材。

ホオケナは1986年に結成され、CDを11枚ほどもリリースして、ナホクハノハノ賞を何度も受賞しているハワイアン音楽の重鎮トリオで~す。お楽しみに~!!
 
 
姫庵より
 

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