2019年4月6日土曜日

新しい元号ができると気持ちも切り換えられていいかも~!!

新元号「令和」とハワイの不思議な関係?


ー4月1日超忙しかった・・のは日本のメディアだけ?!- 




(ハワイ最新ニュース)日本時間4月1日は、どのチャンネルを回しても新元号についての「特別企画」かニュースか、一日中忙しい日でした。この元号ですが、日本人以外にはなかなかなじめないもののようで、こちらでは「なんだこりゃ?」っていわれて、説明するのが難しかった・・・


さて、時は昭和36年(西暦1961年)ワイキキの動物園近く、カパフルにレインボー・ドライブインを開いた夫婦がいました。セイジュ・イフクというご主人は軍隊で料理を習い、第二次世界大戦では、「アメリカ陸軍ベスト大隊」と現在に至るまでいわれる超有名な「100歩兵大隊」に入隊し、イタリアやフランスに従軍した方でした。


  
    写真左:カパフルの第一号店  写真右:カリヒの第二号店


イフク夫婦がカパフルに店を開いた時のモットーは、「できる限り安い価格で心のこもった料理を提供したい」。理由は、当時のハワイは色んなことが一度に起きていたからと思います。


まずは昭和34年(1959年)8月21日、ハワイはアメリカの50番目の州になりました。話は戻りますが、日本では1948年岡晴夫の歌「憧れのハワイ航路」が大ヒットし、1950年には美空ひばりとの同名の映画でハワイに対する憧れが膨らんでいきますが、旅費は高くハワイは高根の花でした。そして1961年にエルビス・プレスリーによる自然の美しさを伝えた「ブルーハワイ」が大ヒットし、アメリカはもちろんのこと世界中がハワイ旅行への夢を膨らまし、軍事基地だけでなく、観光業が盛んになっていきます。


  
 写真左:ブルーハワイで一躍有名になったハナウマ湾 写真右:このハワイの景色にあこがれて

こんな経済的にもあわただしい時代、ワイキキに近いカパフルでお店をだしたイフク夫妻は、チリとごはんで50セント、BBQステーキ・プレートランチ1ドル、ハンバーガー25セント、フレンチフライ14セントという具合に「安さ」で勝負にでたのです。これが当たった~!!


世界からの観光客を念頭に置いたのかはわかりませんが、価格より量(客の来る数)を狙い、この料金設定はその後長く続きました。特に価格はできるだけ抑え、もし上げざるを得ない場合もお客様が納得するような低い幅で対応していったのです。ローカルは価格は安く、量が大事!!


しかも、ローカルの大好きなご飯は必ず2はい(2スクープ)にして、マカロニサラダをつけるのを基本とし、シンプルだが家庭的な料理を提供、大成功を収めるのです。綾小路きみまろではないですが、あれから60年弱~~


日本でも昭和40年(1964年)に海外渡航の自由化が始まり、ハワイにも初めて団体観光旅行団が出発。1970年にはジャンボジェットの導入により、高嶺の花からみんながいけるハワイに変わっていき、日本人にとってハワイは海外で一番行きたい場所に・・・ハワイと日本の関係は昭和を軸にますます密になったのです。あれから50年~!!


  
 写真左:パールリッジ3階の3号店 写真右:マカロニサラダと2スクープライスが入ったプレートランチ


さて一方、レインボー・ドライブインですが、ガイドブックにたびたび登場し、ツアーのランチにここが入ったりして、地元のみならず観光客にも喜ばれ行列ができる店となりました。


そのうちカパフルが観光客であふれてしまい、長年ご愛顧いただいている地元の方々にはちょっと不便に。そこでローカル向けにカリヒ・スクールストリートのカメハメハ・ベーカリーがあった建物に平成30年(2018年)5月2号店をオープン。そして今年(平成31年)平成最後の2月に、パールリッジ・センターの3階ワイ・マカイ・フードコートに3号店をオープン~!!


頑張ってます、レインボードライブ・イン。「勝って兜の緒を締めよ!!」ーこんなことわざわかる人、すくなくなりましたねぇ~~世界スーパーライト級元王者ハワイ出身の日系人藤猛さんが使った言葉ですが、東郷平八郎が北条氏綱の言葉を引用したのが最初とか・・これもまた昭和。まだ平成も令和もなかなか出てきませんが、令和の足音が~~!!


リーワード・コミュニティーカレッジに行っている日本からの学生さんと、先日パールリッジを訪れた時、レインボー・ドライブインを見つけて、歓声を上げてしまいました。そして生徒さんにここがおいしいからと、ロコモコとミックスプレートを強くお勧め~!!オーダー後あまり待たずに温かいランチが出てきました。


ロコモコ・プレートと魚+鶏肉+BBQのミックス・プレート、どちらも大盛2スクープのライスに、これまたマヨネーズいっぱいのマカロニ・サラダが、どばっとついています~!!5月から令和時代に突入すると、ここも行列ができる店となること請け合いです。一緒に食べた学生さん、若いって本当に素晴らしい!!大きなプレートランチ、よくぞみんなおいしそうに完食してくれましたぁ~!!ありがとう。私は量の少ないミニ・ロコボウル(卵一個に1スクープ・ライス)$5.25+tax=5.50で、おなか一杯でした。







ただし朝5時から9時はカイルアからホノルルに向かう人に、また午後3時から夜の7時までホノルルからカイルアに帰る人のために片方のレーンだけ開けています。


ホノルルにいて、時々カイルアに行く人は、パリ・ハイウェーが通れないので、ほかの方法たとえばリケリケ・ハイウェーを使ったりしてますが、非常に不便です。

まだまだ工事は続きこの8月までかかるのではないかと言われています。上の写真は先日撮ってきたもので、カイルアから見た今のパリ・ハイウェー。カイルアからホノルルに戻るときは右折しカメハメハ・ハイウェーからリケリケを通りホノルルへ・・と文句言いながら迂回しているのです。平成最後の2月に土砂崩れがおきて、令和元年8月まで、元号を超えて6か月余りにわたり閉鎖が続く、ハワイらしく(?)ゆっくりと時が動いていくハワイらしい話となっています。



ハワイにいると昭和も平成も令和もわからなくなった姫庵より











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