2019年4月13日土曜日

ブラックホールに底があるか?

ハワイ風ブラックホールはここにあり~!?


ーハワイを含め世界8か所の電波望遠鏡が活躍?!- 




(ハワイ最新ニュース)写真左は先日ちぐさランダム986号でご紹介した世界最古の帆船「フォールズ・オブ・クライド」号で、作られてから140年ほどたったものなのです。


アロハタワーのピアー7にまだあり、帆はなく、なんだかとっても寂しそう。競売入札の締め切りだった2月28日、何もオファーがなく、台風シーズンが近い6月1日までには湾から出したいということで、今後どうなるか非常に心配。


ブラックホールの画像を撮るなんて考えもつかなかったことが今回現実になったように、この船を買ってもう一度生命を吹き込みたいという難しいけどホールよりずっと現実的な話が、瓢箪から駒のように、ポッとでてこないでしょうか?



ブラックホールの映像が撮れたノーベル賞級のニュースは世界を走っていて、わくわくしますが、ここハワイにもちょっとすごい話があるんです~!


   
 写真左:現在のアロハタワー・マーケットプレイス 写真右:1926年にできたアロハタワー


写真に写っているアロハタワー・マーケット・プレイスは、現在ハワイ・パシフィック(HPU)大学のキャンパスの1つになっています。HPUは、ダウンタウンに7か所ほどあり、それ以外にアロハタワー・マーケットプレイス(ロフトとよばれる寄宿舎含む)とパリ・ハイウェーの麓パリ・ゴルフコースの向かいハワイ・ロア・キャンパス(寄宿舎含む)二もという具合で広範囲から成り立っています。


そのうちアロハ・タワー・マーケット・プレイスにはロフトと呼ばれる生活エリアと、会議室、コミュニティーイベント場所、大学施設などがあり学生が多くて、昔の観光スポットという面影は一掃された感がありますが・・・


1926年に作られた当時は一番高い塔だった歴史的建物アロハ・タワーや、レストラン(ゴードンビアッシュ、オールド・スパゲッティ・ファクトリー、ナシュビルワイキキなど)もあるので、地元民の憩いの場やビジネスマンのランチ箇所としても使われています。


 
アロハタワーもあるここがなぜHPUのキャンパスになったかについてはまたの機会にして、スターオブホノルル号の船着き場もあり、チェックイン事務所も設置されているので、ローカルだけでなく日本をはじめ世界中の観光客が訪れる場所となっています。


今回はスター・オブ・ホノルル号に久しぶりに訪れる機会があり、昔を懐かしく思いながら船に乗りました。


ブラックホールは100年も前にその存在をアインスタインが予言(?)して、多くの天文学者もそれを信じたのが今につながり世界中が沸いています。そのブラックホールのハワイ版といえるものが今ここに・・・100年前の予言が現実になり、60年の長きにわたるサービスが今につながる~!!


スターオブ・ホノルル号の会社であるスター・オブ・パラダイスは1957年から60年余にわたりサンセットクルーズをはじめいろいろなツアーを手掛けてきましたが、1992年から就航したスターオブ・ホノルル号がやはり一番の売り~!!だがそれにもまして、60年余にわたり培われた「おもてなし」のノーハウが素晴らしかった。これって、アインシュタインをずっと思ってブラックホールの撮影に成功というのには及ばないけど、最高のサービスを長年続けていくっていうことは思った以上に大変・・


今回訪れてみて、60余年もの長い間質の良いサービスが提供され続けた理由が、この船のバターに現れているとみたぁ~~!!

下記の写真がスターオブホノルル号のバター。
最上階4階で7コースのシグニチャーメニューを出し、ジャズの生演奏という最高級の「5スター」、ここでは白鳥の形をしたバターが登場。

一番人気の「3スター」は5コースディナーで丸ごとロブスターとテンダーロイン・ビーフを中心に、「アロハの60年」と呼ばれるハワイアン・フラ・ショーで楽しませるが、それに合わせて、かわいい花の形をしたバターとなっている。
 
    
    写真左:ファイブ・スターはスワンのバター 写真右:スリースターは花バター


「スター」は3コースディナー(カニとテンダーロイン・ビーフ)で、3スターと同じショーだが、バターは違う!貝の模様なのだ。

そしてパシフィック・スターは、ローストビーフのブッフェにポリネシアン・ジャーニーショー、そしてつつましく(?)「普通のバター」という具合・・・


     
    写真左:スターは貝バター   写真右:パシフィックスターはレギュラー・バター


このように「バター」を比べても各コースで違いをだしているのですから、スタッフも推して知るべし。考えるに、スタッフのモチベーションを上げるために、おもてなしの上手にできる子は上のクラスにあげているのではないかと勝手に推察、勝手に断定~!!モチベーションって本当に大事ですよね。特にハワイではのんびりした子も多いので、日本風のおもてなしを身に着けてもらうには・・・


今回は5スターでしたが、この階のスタッフのマナーはそれは見事なものでした。一言でいうと、相手に対する思いやりがありながら、ブラックホールのように底のない「おもてなし」、プロフェッショナルだった!!これだけ細部にこだわるのですから、どの階でもスタッフ素晴らしいと思いますがね・・・


そして7コース・シグニチャーメニューもエンジョイさせていただきました。その一例が下記で、色彩もインスタ映えするし、おいしそうだし。なおメニューは3か月ごとに変わります。これも客とシェフの両方の立場を考えたとみる。何回でもお客様に来てもらえるよう、またシェフ側からみると、いつも同じメニューを作っていては惰性になりがち、やっぱりチャレンジがないとねぇ・・


      
    写真左:イングリッシュ・ピーのスープ 写真右:きゅうりとクスクスのサラダ


  
 写真左:USDAプライムテンダーロインビーフ 写真右:空輸された活メインロブスター


5スターでは各種カクテル、ビール、ワインなど飲み物は3杯、3スターは2杯、スターとパシフィック・スターは1杯となっていますが、カラフルなカクテルはジャズの生演奏にぴったりだと思いませんか?


    
     写真左:各種カクテルやビール 写真右:5スターのジャズ生演奏


丁度船上にいた時に美しい虹とサンセットが見えたのは最高でした。1月から4月初めまでは鯨ウォッチングクルーズもあり、この日はまだアラスカに向けて帰っていないのんびり鯨が出てお客様を喜ばせたとか。


  
 写真左:船上から見えた山にかかる美しい虹 写真右:ダイアモンドヘッドに向かって走る


   
ところで、今回もう1つ新しい発見がありました。この船でも、海の環境汚染対策に敏感に対応し、ストローを出さないことになったというのです。この船はADAにやさしく、エレベーターがついています。ハワイで唯一バリアフリーに加えて今回はストローフリー。



今まではストローで、ノンアルコールか否か区別していたそうですが、パイナップルがついたものはアルコール入り、お花を添えたのはアルコールなしとしたんですって。



これについては、お客様がちょっと困るんじゃないかと思ったけど・・・カクテルを混ぜる時スプーンやフォークを使えば済むんですね~!!というわけで、我々も環境汚染対策にひと肌ぬいで・・ハワイ風ブラックホールなみの底が見えない「おもてなし」の一端を担った気になりました!!



客にとってもスタッフにとっても質のいいものを長く続けるための秘策がわかった姫庵より











●「知らないハワイがいっぱい 最新版」
ハワイでイスラム文化が学べるシャングリラツアー、ハワイのショーがどこがベストか、海へと続くインフィニティープールなど、「最新版」では新しい情報をたくさん追加しました。これ1冊あれば、知らないハワイを楽しく遊べる!









0 件のコメント:

コメントを投稿