2015年2月14日土曜日

他の州では見られないハワイが持つ強みから

古代も現代もハワイアンで正解!!ー言葉も食事も大切にしたい!!ー
    

  
(ハワイ最新ニュース)先日和田誠・糸井重里編の「土屋耕一のことばの遊び場」という本をいただきました。「ことばの遊びと考え」「回文の楽しみ」の2冊で成り立っていて、日本語をもう一度見直すいい機会でした。

歴史の重みがあった地名を変更していることなども含めて、我々はどうも日本語を大切に思わなくなった風潮があるように思いますが・・・。

ハワイでは道路や地名、人の名前など身近にハワイ語があるので、いやでも興味がわき、ハワイ語の意味を調べる「ハワイアン辞書 Hawaiian Dictionary」はいつも手元において置く本の1つ。
今回のトピックス、2つの違ったものをハワイ語というくくりでご紹介してみたいと思います。はてさてどうなることやら・・・・

(1)美しい海の「モアナルア」
モアナルア(Moanalua)は女性名に使われていて、「美しい海」という意味があるとか。モアナは海や湖、ルアは「2つ」という意味もあり「2つの海」とも言われています。

ハワイでモアナルアといえば、まず頭に浮かぶのが、3716エーカーの広さがあるモアナルア・バレー、「カマナヌイ・バレー・トレイル Kamananui Valley Trail」と呼ばれているハイキング・トレイルもバレー内にあります。
  
  写真左:モアナルア公園の奥にトレイルが      写真右:トレイル入口は鉄の門が降りている

モアナルア公園から山手奥にそのトレイルがあり、鉄の門で封鎖されていたけど、そこはやっぱりハワイアン。人が入れる広さのスキマが開いていて、ウェルカムしてくれます。
 
モアナルア・バレーはカメハメハ大王がオアフ島を征服した時、この周辺の「レミの泉′Lemi Spring」で休息したといわれる由緒ある場所です。

その後カメハメハ5世に譲られ、そしてビショップ博物館やカメハメハ高校で知られるプリンセス・パウアヒが受け継ぎます。
パウアヒは米人の夫チャールス・ビショップのビジネスパートナーであるデーモン氏にこの土地を譲りました。

というようなことが、このバレー内にある写真つき観光案内サインに載っていて、なかなか興味深いものがあります。

   
        写真左:デーモン家の石階段のなごり       写真右:デーモン家の暖炉の跡

モアナルアを譲渡されたデーモン氏は、皆様よくご存知「この木なんの木」のある庭園モアナルア・ガーデンの持ち主。またこのモアナルア・バレーにはデーモン氏の子供が石の家を建て、階段や暖炉の跡を見ることができ、トレイルはここからスタート~~。
 
  
             写真:モアナルアバレーにある7つの石橋のうちの2つ


今回のトレイルでは、石橋を7つ通りますが、これは1800年代後半イタリアの石工による手作り石橋で、当時馬車もここを走っていたようです。しかも道路に沿って住居もあったということですが、今ではジャングルと化して昔の面影は、石の名残にしか見ることができません。

  
   写真左:マンゴの木の下の巨木が老女の石     写真右:老女の石に彫られたペトログリフ

7つの石橋の最後に「ポハク・カ・ルアヒネ 老女の石」と呼ばれる巨岩があります。ちょうどマンゴーの花が満開になっている下にひっそりありました。別件ですが、今年はあちこちでマンゴーの花が満開。強風がなければ今年はマンゴーの当たり年になるかも。

この老女の石にはこんな話が残されています。ある宗教儀式を執り行う時に、物音を立ててはいけないことになっていた(カプ)が、幼子が泣き止まなかった。カプを破ることは死に値することであったため、子供の祖母はこの石の陰に逃げてカプの効力がなくなるまで隠れていた・・・それで「老女の石」っていう名前になったのでしょうか。

その石には20以上ものペトログリフが残されていますが、風雨にさらされ今でははっきりと残っていないのは残念なことです。
  
      写真:どの橋も大きな岩が橋の入出口に置かれているが、それはなぜか?

ところで、7つの石橋を渡る際、橋の両入口に大きな石が置かれています。なんでこんな大きな石を置いたのだろうかと疑問を持ち、色々調べてみましたが、現時点ではその謎はまだ解けていません。

昔は馬車も通ったということですから、この石はその当時おかれたものとは思えません。多分古い石橋なので、重い車両が通ると破壊する恐れがあり、それを防ぐための車止めではないかと想像します・・そうだとしたら、日本の道路にある黄色い鉄棒の車止めではなく、「石」というのが、ハワイらしく素敵じゃありませんか??
  
  写真:トレイルの道は四輪駆動が通れるような広さで、石畳のような、川底のような所も歩きます

今回歩いたトレイルは往復30分から40分の短いもので車が通れる道だったり、石畳だったりで初心者でも全然問題なかったのですが、このトレイルをもっとずっと奥に行くと、裏オアフ・ハイク地区の「天国への階段 Starways to Heaven」につながるのだとか。

天国への階段は1942年にアンテナ・ケーブル建設のために作られた海抜854メートルの階段で全部で3922段あります。鉄の手すりなど腐って危ないために1987年から登山禁止とされました。その後も登る人があとを絶たず、本物の天国への階段になってはいけないからと、政府はセキュリティーまで置いて監視したんですって。

なお、このモアナルアバレーは1970年代にH3高速度道路が通る候補地にもなりましたが、谷にある歴史遺跡の保護運動が行われ、2008年には保護政策も打ち出され、残されることになりました。日本だったら、保護するということを第一に考えるでしょうか・・古いものも大切にしたい。
 
(2)お休みどころはモエナ(Moena)

ハワイ語にお店の名前をつけることはよくあります。今回行ったハワイカイのショッピングセンターにある美味しいお店もハワイ語でした。

寝ることを「モエモエ」といいますが、この店の名前はモエナ・カフェ(Moena Cafe)。モエナというのは休息を取る場所とかベッドとかを意味します。2年半前にオープンしたっていうこの店は、まさにそういう所でした!!

しかもオーナーがシェラトン・モアナ・サーフライダーでヘッド・ディナー・チーフを務めたこともあるんだって。最初に述べたハワイ語「モアナ」がここでようやくつながりました。
ホノルルマガジン誌グルメアワード 「ハレアイナ賞」の朝食部門で2年連続受賞。日本の原宿や京都にもお店をだしてるんだって。

住所:ココマリナ・ショッピングセンター

電話:808-888-7716 営業時間:毎日朝6時半から午後3時まで
      
 写真左:店の外にはたくさんの人が待ってます 写真右:清潔感あふれ、ゆっくり休息できる店内

ここは現地の人が行列を作っている店で、店内のリストに自分の名前と人数を書いて外で待ちます。今回12時頃に行ったら、45分ほど待つといわれました。隣にジッピーというファミレスがあったので、ここでコーヒーを飲みながら待ちました。本当は45分待ちと聞いたとたん帰ろうかと思ったのですが、目に付いた隣のテーブルのパンケーキの大きさに圧倒され、絶対食べなきゃと思いました。

  
   写真左:巨大なシナモンロールパンケーキ 12ドル     写真右:隣のテーブルの人のをパチリ


待つこと45分、その間にメニューを見せてもらい注文を決めておりました。ここの人気はもちろん巨大なパンケーキ 外はカリカリなかはしっとり、フルーツや大きさで値段は変わるけど9~15ドル、それとともにリクエストが多いのはエッグベネディクト12ドル50セント。


 
写真を撮るのをOKしてくれた隣テーブルのあの大きさを見たら、それだけでお腹いっぱいになって、別のものを注文することに。この大きさは4名で食べて丁度いい感じ。
 
我々が選んだものは、MCブレックファースト10ドル50セント 卵2つにベーコンか、ポルトガルソーセージ、パイナップルソーセージ、ハムなどから一品選択。またポテトかチャーハンか選択。結果ポテトとパイナップルソーセージを選び、スクランブルエッグにしたのが手前のお皿。

奥に見える皿はビジタリアンのパニニ・サンドイッチ。ナス、ピーマン、ほうれん草、トマト、チーズに、サラダかポテトチップスを選択というわけで、サラダを選び13ドルでした。


二人で分けて食べて丁度いい量でした。次回はお腹をすかせて4名ほどで行って、隣のテーブルの人が食べていた人気のバナナ・チャンティリー・パンケーキ12ドルに挑戦してみたいと思っています。
 
今回も満足イッパイの姫庵より


 
 

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