2014年8月9日土曜日

今回は永久欠番にならなかった熱帯性低気圧・・

ハワイに久しぶりのハリケーン
-ハワイにトラベルするイゼルとフリオのダブル・トラブル-

      
     
(ハワイ最新ニュース)
日本では台風11号の接近で警戒が求められていますが、ハワイ諸島でも今回は2つのハリケーンが接近。
ハワイは、ハリケーンが少ない所ですが、近年では、大きなハリケーンが10年に一度ずつ、2回来ました。



1つは1982年11月にカウアイ島とオアフ島を襲ったハリケーンIwa(イヴァ)で、もう1つは1992年9月カウアイ島を直撃したアメリカ史上大きな被害をもたらしたハリケーンIniki(イニキ)です。


今回8月7日~11日に、イニキに匹敵するハリケーンIselle(イゼル)とハリケーンJulio(フリオ)がダブル・トラブルで来るというので、ロコは大慌て。コストコを始めとしてマーケットでペットボトル、お米、缶詰などハリケーンに備えた非常用品や食料を求める人で超混雑しました。

8月8日(金)はハワイ全島の公立学校は休校、DFSやアラモアナ・センターを始め主なショッピングセンターも休み、ロイヤルハワイアンセンターは午後2時まで休み、市バスなども運転を取りやめ(午後3時になって運行開始)という状態でハリケーンに備えました。



過去2つの大型ハリケーンに見舞われたハワイ州ですが、それを教訓に現在ではかなりしっかりした体制ができています。



日ごろテレビではニュース時間以外に臨時ニュースを長時間流すことは余りないのですが、今朝はずっとハリケーンの情報を伝えており、今回KHONのテレビから撮影させてもらいました。



ハワイ州知事ニール・アバクロンビー氏の非常事態宣言をはじめ、中部太平洋ハリケーンセンターの中継、ハワイ・マウイ島の豪雨強風で木々が倒され、停電になっている様の放送がされました。



幸い「イゼル」はハリケーンからトロピカル・ストームに変わり、オアフ島の北部に8月11日(月)午前2時通過予定の「フリオ」も勢力が弱まってきているということです。


   
  写真左:赤字はテレビでテロップによる緊急警報発令  写真右:ハリケーン・フリオの動き

ここでハリケーンに対する観光客の心得を:
1.テレビやラジオで状況をしっかり把握しておく必要がありますが、日本語ならばKZOOラジオ放送がお勧め。



2.水と食料の確保
ABCストアー、フードパントリーなどでスパムむすびやおにぎり、パン、バナナ、ペットボトルなどを準備しておくといいでしょう。



停電でエレベーターが動かなくなると、非常用階段を使うことになるので懐中電灯があると・・・便利。



3.各ツアー会社のデスクで状況を確認。
旅行会社を通じてハワイに来られた方は、こういった災害の時は、デスクがとっても強い味方!!客室の階層が低ければ、こまめに覗いてみては?



4.現金を用意しておく。
お釣りがいらないように1ドル、5ドル、10ドル札とコインの細かい小銭を用意しておきましょう。理由は、停電になるとクレジットカードが使えなくなるから。

5.ホテルの部屋で過ごす
通過するまで出来る限り外に出ないで、ホテルの部屋で過ごしましょう。室内では、トイレ用のために、浴槽に水を溜めておくことを忘れずに。ハリケーンイニキやイヴァの時は、多くのロコも自宅で静かに過ごし、10ヵ月後には人口が大幅に増えたっていう話もあったけど・・・



太平洋北西部、主にアジアで発生した熱帯性低気圧をギリシャ神話のジュポンから台風(タイフーン)、北米ではカリブ海の神ウラカーンからハリケーン、そして南半球ではCircleを表すギリシャ語サイクロンという呼ばれていることや、北半球では左回り(反時計回り)、南半球では右回り(時計回り)に回転するとか、ハリケーンの強度は1番から5番まであり、番号が大きいほど強いってことなどWEBから勉強させてもらいましたが、ここでもう1つ。

台風は1号、2号で表しますが、ハリケーンはどうでしょうか。ハリケーン名に関するトリビアを、ウィキペディアによるハリケーン命名の仕方から拾ってみると・・。



1.1979年以前は女性名を使用。(最初は命名者の嫌いな政治家名だったり、自分の妻やガールフレンドの名前を使ったということもあったようですが、)その後男女平等の観点から、女性だけでなく男性の名前も使用。偶数年は男性、奇数年は女性ということで、今年は男性名を、名前はAからアルファベット順に命名。今回の命名を見てみるとselle,その次はulioという具合・・・なるほど、男女平等の国はこんな所でもしっかり均等にしてるんですね。

2.ハワイ近辺太平洋北中部のハリケーンの命名はホノルルの中部太平洋ハリケーンセンターが、太平洋北部/北西部はフロリダのハリケーンセンターが担当。.1982年からは名前の順番リストも作成。太平洋北中部のホノルル・センターの場合は、翌年使う最初の名前は、前年使用された次のアルファベットの名前からとるとのこと。



さて最後が一番トリビア~~!!
3. 6年ごとに同じ名前が命名されるが、カテゴリー3以上で特に被害が大きかったハリケーンは永久欠番だって~!!そりゃそうだ、被害が大きかった名前は使って欲しくない!!







以上、姫庵からのレポートでした。

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