2012年5月27日日曜日

ワイキキビーチがリサイクルでよみがえった

謎解きは、ビーチのまえで心の友、ソウルメートとして癒し続けて
(ハワイ最新ニュース)全米で4月に公開されたハワイ出身現役の片腕サーファー、ペサニ・ハミルトンさんの自伝映画「Soul Surfer」が6月9日から日本でも公開だって。03年13歳でサメに襲われ片腕を無くしたペサニさんは、何があっても海はソウルメートとか。

好評にお答えして、パロディー「謎解きはディナーの後で」続々編、今回はこんな謎解きを・・・・・・

(難題その1)毎年30センチほども波に侵食されて細るワイキキビーチ、ソウルメートとなりえるか?
 
写真:工事終了後のマリオットやパシフィックビーチ前、砂が増えた分防波堤が近くなったワイキキビーチ

今年1月23日からスタートした、ワイキキビーチ砂修復工事は、4月に終わるといっていたのに、ハワイアンタイム!! 5月になって、ようやく終了の運びとなったわ。それにしても、なんだか防波堤までずいぶん近くなっちゃった。ワイキキビーチじゃなくて、ワイキキプールって感じもするけど。

まあいいわ。今まで、ワイキキビーチの砂問題なんて考えたこともなかった。カリフォルニアから補強されていたなんてことも、知らない人、多いんじゃないの?この時期ワイキキに来た観光客の皆さんにはご迷惑をおかけしちゃって・・・。

いえ、お嬢様、そうは申しましても、工事はシェラトンとロイヤルハワイアンの突堤からクヒオビーチの堤防のある地域を、断続的に、部分閉鎖で行い、できる限りご迷惑をおかけしないように万全を期したのことでございます。
     
    写真:4月工事中だった時のワイキキビーチの状態。海底から取ってきた砂は乾くまで黒っぽい。

世界的に有名なワイキキビーチのイメージを壊さず、工事中来られた方々にも楽しんでいただけるよう、部分閉鎖ですすめたので、多少時間がかかったのもやむ終えなかったことと存じます。
砂浜復元プロジェクトのおかげで、1985年当初のビーチ状態まで砂浜の面積を戻すことができたのですから。

それに今回はカリフォルニアから砂を運ばない手法をとったのを、お嬢様はご存じない?お嬢様ともあろうかたが、勉強不足でございますね。
あら、もちろん知っているわよ。今までは、カリフォルニアから砂を運んでいたので、生物の生態系などに問題が生じてたかも・・なんでしょ。

だから今回は波の侵食で500~800メートル沖合いに流れてしまった砂を、写真右のようなポンプ船で吸引して、ワイキキビーチに戻すやり方<リサイクル)を取ったってことぐらい承知の事実よ。
でも砂の吸引が余りうまくいかず、予定通りに終わらないのと、吸い上げた砂を乾かすのに時間がかかったみたいね。初めは吸い上げた砂をパイプでビーチに送るってことだったけど、結局ブルドーザーを使ったので、静かなはずのビーチも、騒音がでちゃったって聞いているけど・・・

        
       写真:新しく砂が増えたシェラトンとロイヤルハワイアンからクヒオビーチにかけて。

お嬢様、そこまでご存知ならば、もう申し上げることはありません。シェラトンとロイヤルハワイアンから、クヒオビーチの堤防のある所まで、1730フィート(530メートル弱)の海岸線が1985年並に、よみがえったのでございます。

世界有数といわれるすばらしいビーチを保持していくのは並大抵なことではございません。毎年30センチも侵食されるワイキキビーチの砂を、沖から吸い上げてリサイクルをしたという環境にも易しい方法をとったという事実こそが、世界のソウルメート・ビーチとして、人々の心を癒し続ける資格を十分もっているといえることでございましょう。
(難題その2)ソウルメートへのお土産に、どれを選んだらいいか。
ちょっとちょっと、ハワイ島でしか買えないっていうあの幻のビッグ・アイランド・キャンディーのクッキーが、またアラモアナ・センターで買えるって話がでているんだけど、聞いた?

はい、お嬢様。5月2日にオープンということですから、ニュースを伝え聞くのがずいぶんと遅うございますね。日ごろ耳のはやいお嬢様らしくございませんね。

アラモアナ・センター1階のセンター・ステージ右から山側駐車場に向かって、お化粧室のすぐそばにオープンいたしました。

 
写真:アラモアナ1階に新しくできたビッグ・アイランド・キャンディーの店とその店内
よかったわ。アラモアナにお店があると、日本へのお土産に助かるって友達もいっていたから。これで皆に知らせてあげることができるわ。
お嬢様、ちょっとお待ちください。早まってはいけません。人の話はよく聞いてから、行動していただかないと・・・。このお店は来年1月初めまでの暫定オープンだということをご存知でしたか?

昨年も同じように暫定的に開けた所、クリスマスが終わるまではものすごいセールスだったが、お正月過ぎてから、販売がガクンと落ちてしまったとか。ですから、今回もお正月明けで一度閉めるようでございます。

どなたかと頭の出来がちがっていて、ビジネスをよくごぞんじで・・・。

     
     写真は同じアラモアナの1階にあるクッキーコーナーとその商品

どなたかって、誰のことをいっているのよ。 それにしても、ずっと開けて欲しいわ。
それはそうと、1階のこの辺りは、暫定的とはいえ、有名クッキー店が軒を並べて競争することになっちゃったわね。


センター・ステージの海側左には、ハワイアン・フルーツ・バーも美味しいクッキーコーナーが常設しているし、マカイ・マーケット・フードコーナーにはパイナップルで有名なホノルル・クッキー・カンパニーのキオスクがあるし。



こんなにたくさん有名クッキー店が集まったのでは、ソウルメートへのお土産選びが難題。どれを選んだらいいのかしら?これだけ有名店が軒を並べちゃったら戦争状態、共食い状態になっちゃうじゃないの。
お嬢様は、真実をお見通すお力が、まだまだ備わっておられない!。 同業の店がたくさん集まることにより、お客様がもっと集まってくるのです。失礼ながらお嬢様、しばらく引っ込んでおいていただけませんか?

ホノルル・クッキー・カンパニーはヒルトン、アウトリガー・ワイキキ・オン・ザ・ビーチ、ハイヤット、ロイヤル・ハワイアン・センター、ワイキキ・ビーチ・マリオット、ワード・ウェア・ハウスとオアフ島に10店舗、ホエイラーズ・ビレッジとラハイナのフロントストリートという具合にマウイ島にも2店舗構えて手広いビジネスをしておられます。

日本人のみならず米国やカナダの観光客もパイナップルの形のクッキーということで、ハワイ土産に最適と喜ばれております。



またクッキーコーナーについていえば、シェラトン・ワイキキ、カハラ・モール、アストン・ワイキ・キビーチをはじめカネオヘやパールリッジなどオアフ島に13店舗も持っているのです。

クッキーコーナーは観光客だけでなく、ローカルをも対象として色々宣伝もし、広くいきわたっているので、店も全島にあるのが強みでございます。

そこに全島的に有名だけど、ハワイ島ヒロでしか売っていないという「幻のクッキー」といわれるビッグアイランド・キャンディーが参入するとなると、ローカルと観光客の両方をターゲットできるアラモアナ・センター出店で当たりね。

マネージャーの話では、売れ行きは上々、ホクホクだって。チョコレートでカバーされた、ハワイアン・マカデミア・ナッツのブラウニーが地元ローカルに好評で、前回は完売したので、皆さん待ちわびていたみたい。

8つ入り10オンス(283グラム)のミルクチョコレートでカバーされたのが11ドル75セント、美容にいいダークチョコは12ドルってことで、美しいわたくしも、より美しさに磨きがかかるように、写真下右のダークチョコを買ってしまったわ。

 
    
  写真左:ビッグアイランドキャンディーのご贈答ボックス 写真右:ロコに人気のあるブラウニー

その上ご贈答品用に、かわいいランタンやウサギのデザインの箱に素敵なリボンがかかっている上、クッキーやブラウニーなどいろんな種類がはいっていて、1箱25ドル前後。引き出物や、ソウルメートへの心のこもったお土産に喜ばれるって寸法。さあ、これですべて問題は解決ね。

そんなことはございません、お嬢様。失礼ながら、お嬢様の目はやはり節穴でございましたね。どこの店を選んだらいいかというのが難題なのでございます。

わたくしの推理では、どこも、もらさず訪れていただき、お店の方に「売れ行きナンバー1」をお尋ねになった上、現場でしっかり試食してお決めになるのが、問題解決には一番手っ取り早い方法かと思われます。

しかしお嬢様のお友達ならば、皆様お金に糸目はつかないお金持ちの方々ばかり。それにそれほどお高いものではありませんので、「ハワイ・クッキー食べ比べ」と称し、3社のクッキーをご一緒にハワイ土産としてお渡しされるのが最上判断かと思いますが、いかがでございましょうか。

以上 これにて今回も一件落着
執事姫庵
より

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