カメハメハ大王像は全部で何体あるか？？？

投げ捨てられても最後には栄光がー「断捨離」から新たに生まれる・・・ー

（ハワイ最新ニュース）100歳をお祝いしてから大往生された新藤兼人監督、最後の舞台で「辞世の挨拶」まで述べて・・・我々もそうありたいもの。しかも遺作となった「一枚の葉書」のシナリオは「投げ捨てるように、投げ捨てるよう」に書いたという、すばらしい作品。我々も周りを見つめなおし、できる限り投げ捨てて「断捨離」、身辺を整理し、最後に残る大事なものだけを置いておきたいものです。断シャリって、お米を絶つ新ダイエット法か、子供（ジャリ）お断りの断ジャリかと思った・・・

●投げ捨てられても残るゾウ・・・

　
　写真左：皆の寄付で集められた長いレイ　写真右：クレーンならぬ消防はしご車で大王像にレイをかける

6月11日はカメハメハ大王の誕生日。
6月8日（金)は午後3時半から、アリイオラニ最高裁（Ali‘iolaniHale)の前のカメハメハ大王像へ、レイを捧げるセレモニーがひらかれます。

はしご車も動員され、消防士が、刺し又のような道具を使って、長い長～いレイをカメハメハ大王像に掛けていく風景は、見ものです。

そして翌6月9日（土）は、午前9時イオラニ宮殿の前から出発し、終点カピオラニ公園まで「第96回キングカメハメハ・フローラル・パレード」が開催。　

多くの観光客が、訪れるこのカメハメハ大王像に、「投げ捨てられて・・」という逸話がついてまわっているのをご存知ですしたか？




まず第一の「投げ捨てられて」のエピソードについて
時は1878年、キャプレンクックのハワイ到着100年を記念して、当時で1万ドルの予算が議会からおり、イタリアのフローレンスにいた彫刻師にカメハメハ大王像の作成を依頼。

余談ですが、大王の写真が送られたにもかかわらず、ローマ人の鼻とヨーロッパ人の体型がとりいれられ、ローマ風になっているのは彫刻師がローマで像を勉強していたからというのが理由のようです。

完成した銅像がハワイへ運ばれる途中、南米フォークランド沖で船が遭難、像は海の底深く沈んでしまったのです。しかし、ハワイアンもさるもの、この像に1万2千ドルの保険を掛けておりました。

幸いにも、鋳型が残されていたので、下りた保険金で再度ブロンズ像が作られ、1883年に最高裁判所の前に設置されました。

しかも、海に沈んだ１体目は、幸いにも漁師の網にひっかかり、引き上げられ、フォークランドのクズ置き場に投げ捨てられるように放置されていたとか。

それを難破した船の船長が見つけて500ドルで買取り、ハワイには875ドルで売り渡した由。２体になったカメハメハ大王像、オリジナルはカメハメハ大王生誕の地に近い、コハラのカパアウ（Kapa‘au）に安置されました。（写真右）



第二の「投げ捨てられて」のエピソード
1959年ハワイがアメリカの50番目の州になったのを記念して、1969年カメハメハ大王像のレプリカが作られ、首都ワシントンの彫像ホール（Statuary Hall）に置かれました。ホールの中では1万5千ポンド（約6.8トン）もある一番重い像で、暗い一番奥の列に、投げ捨てられたかのように（？？）鎮座させられていました。

しかしハワイ出身のオバマ大統領が、民主党の大統領候補に指名された2008年、ハワイが脚光を浴びると、カメハメハ大王像は、新しいビジターセンター（Emancipation Hall)の非常に目立つ、脚光を浴びる場所にお引越しとなったのです。オバマ大統領が続く限りは日の当たるところにいられそう・・・


第三の「投げ捨てられて」のエピソード
ハワイ島ヒロはダウンタウンの近く、ワイロア川州立公園（Wailoa Riｖer State Recreation Area)の安置されたカメハメハ大王像（左の写真）についての話。

4.3メートルのこの像はカウアイ島のプリンスビル会社によって、1963年12万5千ドルをかけてイタリアで作られ、カウアイ島に持ってこられようとしました。

しかし、カウアイ島はカメハメハ大王に征服されたわけではないという理由から、カウアイ島に置くことはまかりならないという地元民の猛反対で、しばらくの間宙に浮いた「投げ捨てられ」状態。


ようやく1997年6月、キングカメハメハ大王の政治の中心の１つであったハワイ島ヒロにプリンスビル会社が寄付をすることで落ち着き、今の場所に鎮座されたのです。

なお、カメハメハ大王像は、ホノルル、ハワイ島（コハラ、ヒロ)、ワシントンDCの4体といわれていますが、あと2体存在するのです。

5体目はマウイ島のグランド・ワイレア・リゾートホテルの玄関に鎮座するもので、ハワイアンのアーティストの作。6体目はラスベガスのハワイアン・マーケット・プレイスにあるということです。

また、カメハメハ・デーの時期を同じくして、第33回パンパシフィックフェスティバル　祭りインハワイが、今年も6月8、9、10日開催されます。

　　

●投げ捨て価格セールス情報

アラモアナの、ニーマンマーカスでは5月31日（木曜）からレディースデザイナーセール & メンズセール が開催され、高級ブランドが25％オフをはじめ、33％オフとか40％、50％オフなどなど。

アラモアナセンターでも、6月30日～7月4日は各店舗でセールがあり。またセンターステージ前のカスタマーセンターにいって「20％オフ・スペシャル・セービング・パス」をもらおう。
このイベントの参加店舗ではショッピングのみならずダイニングも参加で、定価から20％オフ。（１つのショップで一日一回のみ使用可。）

7月4日（水）は、毎年恒例の第21回アラモアナセンター、アメリカ独立記念日スペシャルライブ＆花火ショー！

アラモアナセンター2階海側駐車場の無料特設ステージでの正午からのライブとともに、夜8時半からは、マジックアイランド沖から打ち上げられる花火大会もお楽しみに。
ワイケレ・アウトレット：6月29日から7月4日まで独立記念日セールあり！！

姫庵より