2013年9月15日日曜日

半沢直樹の流儀をいただき!!

やられたら倍返し!ー倍返しを受けないための講座ー
 
(ハワイ最新ニュース)2週間のお休みを頂戴している間に、ハワイはどんどん変っていました。

・ダウンタウンの人気レストラン「インディゴ Indigo」が8月末をもってクローズ。

・DFSギャラリアが名前を「TギャラリアbyDFS」と改め、9月7日にカラカウア通りでお披露目パーティー。TとはTravelのTっていうことだとか。
・「ワイキキの林」を再現したロイヤル・ハワイアン・センターの中庭がようやく完成。てな具合。

こうなりゃ、今回のちぐさランダムはこれらのニュースに対して、倍返しするようなネタを出さなきゃならない・・・・。

ところで、姫庵は、ちぐさランダム、ちぐさブログ以外に、JALのハワイ便ビジネスクラス用機内誌「’Eheu エヘウ」で、2011年1月の創刊号から1ページ担当。
その紙面では、ちぐさランダムやちぐさブログで取材したハワイの新しい出来事や、ショッピング情報、グルメ情報などを楽しくご紹介しています。

 

この夏(7-9月号)は「ランダム流でオアフ島ビーチをランキング!!」というタイトルで、素敵なビーチをご紹介しました。

ところが5位にランキングした「ハナウマ湾」に最近異変が起きているとか・・・・
というわけで、「異変とはなにか??」調査を兼ねて遊んできました。


   
ハナウマ湾で遊ぶ醍醐味の1つは、目の当たりにカラフルなトロピカルフィッシュが、スノーケルやスキューバーを通して見られること。
このためにハナウマ湾は毎年300万人以上もの人が訪れる人気スポットとなりましたが、餌付けによって海の生態が壊されたり、さんご礁が傷つけられたりして、自然が破壊されていきました。こんなことをしてたから、つけが倍になって帰ってきた・・・

ホノルル市は1990年に入場者を制限して、ハナウマをもとのようなきれいな海にしようと計画。地元民以外の訪問客には入場料を課すことになりました。(3ドルからスタートして、現在は13歳以上の大人 一人7ドル50セント)

また、きれいな海の自然保護地区とするために、毎週火曜日を清掃日とし入場禁止としました。

2002年8月には、湾の上下の施設も整え、海の環境を守るために、海洋教育プログラムを立ち上げ、9分の英語のビデオを入場者全員に鑑賞させることもスタート。
このビデオでは、ハナウマ湾の成り立ちや、海の生き物、そしてここでのルールなどを説明していますが、その厳しいルールは大きくいって6つ程あります。

1.魚の餌付けや持ち帰りは禁止。
2.魚や生き物を見るのはいいが、さわってはいけない。
3.公園内は禁酒。
4.駐車場やピクニック・エリア以外は禁煙。5.さんご礁を守るため、砂地以外で、立ったり座ったり触ったりすることは禁止。
6.ボートや釣りは禁止。
という具合。これも一重に海の自然を守るためで、もしこの規制を破った場合には、厳しい倍返し以上の罰則が待っています。

たとえば、禁煙をやぶると初犯は100ドルの罰金、再犯は500ドル、魚のお持ち帰りや餌付けは1000ドルの罰金か30日の禁固刑なんてことにも・・・罰金のために規則を守るわけではありません。海を、自然をいつまでもきれいに保つことが大切なのです。自然を大切にしないと・・子孫に付けが倍になって戻ってくるので~す。
さて、今回の異変ですが・・・
ハナウマ湾で、シュノーケルやスキューバーの商売をする場合には、一人のインストラクターに生徒は5人でひとつのグループは6人までという規制を設け、土日祭日以外の月水目金の4日しかできないようにしています。

そしてインストラクター一人ずつホノルル市公園局が発行するパークパーミットを取らなければならない上に、今までは1年間有効のパーミットがおりていたものを、最近では月ごと、あるいは日ごとのパーミットとだんだん期限が短くなっており、このためブッキングの前広な予約がむずかしくなっているのです。
    
スキューバーの場合は、タンクが必要なので、自分で日本から用意してくるのは難しいため、予約も要注意しなければなりませんが、シュノーケルならばスノーケルとマスク、足ヒレなど、日本から持ってくることも可能ですし、ハナウマ湾の下の施設でも貸し出しを行っています。


現在でもハナウマの人気は衰えず、訪問者が多いので、300ある駐車場があき始める午後も、入場を制限している場合が多いです。

開門は6時から始まっていますので、車で行く時はなるたけ早く行くことをお勧めします。午前9時半でも、車の入場制限が行われることがよくあります。(車の駐車代1ドル)
また、ハナウマ湾の上から下までは急な坂道のために、シャトルが運行しています。特にタンクやベビーカーなどは登りは利用されることをお勧め。タンクは1個1ドルですが、ベビーカーは無料です。
 
 

自然を壊すのは簡単ですが、自然を守っていくのは相当な努力が必要で、気づいた時に倍返ししようにも、それ以上に崩壊が進んでいるもの。

美しい自然を守り、我々の子孫にもトロピカルフィッシュが泳ぐハナウマ湾を見てもらえるような使い方をしていきたいものです。
姫庵
 
 
 
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