2013年5月18日土曜日

勝ち組太陽がもたらすパワー

ハワイの太陽は勝ち組ー太陽をうまく使う方法ー

(ハワイ最新ニュース)太陽からの連想・・・「太陽がいっぱい」とか「太陽にほえろ」とだとちょっと古すぎだが、今「太陽」は一番ホットな勝ち組。

というのも、原子力発電が負け組みのレッテルを貼られた今、設備費はかかるが、原料費がタダだし、クリーンエネルギーという大きなメリットがある太陽光発電(ソーラー・パワー)に注目が集まっているから。空(ソラ)のパワーが太陽光発電ってよく理解できる。
今回は、この太陽光発電について、勝ち組ハワイのお話です~!!


●ハワイの太陽光発電(ソーラー・パワー)がパワー全開なわけ

パシフィック・ビジネス・ニュース紙によると、「アラモアナセンター」では、三ミリオンドル(約3億円)をかけて、超巨大な太陽光発電を屋根全体に取り付けることになった~!!
9月には工事終了ということですが、ハワイでは太陽光発電利用が、企業、学校、公共施設、そして多くの家庭で普及しています。
そこで、今回は5月14,15日にライトハウスで行われた「太陽光発電システムのご紹介」のセミナーから、ハワイの太陽勝ち組紹介をレポートしたいと思います。



今回のセミナーは、三菱電気USAの提供によるもので、ハワイで太陽光発電普及アップのため、同社の島田さんが日本語解説で詳しいお話をしてくれました。

セミナー内容としては、
全米で一番電気代が高いのがハワイ。
電力小売価格は全米平均1kwh 9.6セントに対して3倍以上の33.6セントもする。
だからこそ、ハワイは設備費がかかっても、太陽光を利用する意味がある。

なぜじゃ、なぜじゃ???
  
写真右のグラフによると、ハワイでは、再生可能エネルギーの割合は2011年が11.9%で、
その内訳はバイオマス31%、地熱20%、水力7% 風力29%、太陽光8%、燃料電池5%。

ハワイ州では、再生可能エネルギーの割合を2012年に15%、2020年には25%、2030年には40%にするという州目標が設定され実施に向かって日夜努力しているのです。前知事のリンダ・リンゲルさんがコレを推奨したけど、上院議員選挙でもメイジー・ヒロノに敗れて今は負け組み??
全米で、再生可能エネルギーのポートフォリオ基準(Renewable Portfolio Standard=RPS)を設けているのはたった29州だけ。

テキサスやアラスカなどは石油が主な産業なので、再生可能エネルギーに対して全く関心なし。

しかし、ハワイはエネルギーの90%弱が輸入の石油に頼っているのが現状。だからでしょうか2030年にはRPSを40%にするという29州のなかでも、もっとも厳しい目標を設定しちゃった。もう後には引けない・・



目標達成のためには、太陽光発電利用が普及するようハワイ州でも色々な取り組みを行わなければならない。そこで、システム導入総額の35%か5000ドルまでの税金控除を提示したってわけ。なお、連邦政府も助成金制度を設け、総額の30%を税金のクレジット対象とし、2016年12月31日まで有効とした。オバマ大統領も大変ですよね・・地球温暖化対策ではただいま勝ち組には程遠い・・・・

  

写真左はハワイでの太陽光発電の投資回収例を示したものだが、
25000ドル(250万円ほど)のシステム総額に対して、連邦政府とハワイ州の税金控除を含め、電気代の上昇率を年5%として計算すると、5年程で回収ができるんだって。

しかも自宅の価値は45000ドル(450万円)上がるという付加価値がつき、CO2の削減効果は25年で約80トンにもなるって。
また、余剰電力については、写真上右の図で示すように、現金による買取ではないが電気代がクレジットされるんだって。現金による売買は厳禁・・・

しかも設置した屋根はパネルが太陽熱をブロックするために、パネルの下にある部屋は通常よりずっと涼しくなるし、パネルを乗せる事で、屋根自体の寿命も延び、すべてを計算すると一石五鳥?? これで勝ち組決まり!!
    

ちょっと見るだけでも、住宅の屋根に、パネルがずらりとならんでいます。今度ハワイに来られる機会があったら、空港からホテルに向かうバスの中から、窓の外に見える屋根をご注目!!
     
  写真左:イオラニ学校のソーラーパネル        写真右:動物園の駐車自動清算機のパネル
写真左は、イオラニ学校を上から見おろした所ですが、校舎や体育館の屋根全体を使って太陽光パネルを設置。 幸いなことに、ハワイは豊富な日射量があり、日本に比べると1.5倍の発電量を得ることができるので、屋根をうまく利用することで、効果抜群。日本ではただ今緑化推進重視で、ビルの屋上庭園が流行中。新しく生まれ変わった歌舞伎座の屋上庭園もテレビに出てたよ。ソーラ見たことか!!

オアフ島を巡るツアーでは、ポリネシア文化センターの先で、風力発電もごらんいただけます。
資源が何もないハワイですが、
燦燦と輝く太陽が無尽のエネルギーとなって、ここに勝ち組誕生とあいなりました!!
★教育旅行を取り扱っている皆様へ
太陽光発電、クリーン・エネルギー、地球温暖化対策、環境保護などをテーマにすれば、ハワイで勉強するって筋が通ってません??

 
●DUCK ツアーで勝ち組に!!
水陸両用を走るダック(DUCK)を使ったツアーがスタートしたことはちぐさランダム727号でお知らせしましたが、この度アーリーサマー割引キャンペーンが発表されました!!  

ハワイダックツアーズは、5月13日から6月13日までスペシャルキャンペーンを展開!!
アリゾナ記念館ツアーは一家族につき10ドル引き、戦艦ミズーリツアーも一家族につき20ドル引き、
そしてダックのみのツアーは25ドルでご提供!!っていうんですって。

詳細問い合わせ、お申し込みは808-366-8124へ
そして先日、戦艦ミズーリ+ダックツアーに試乗した様子もご紹介!!

ミズーリを見た後、ダックに乗って、ケエヒラグーンから海に突入。漁師の島モカウエア・アイランドを巡る船旅を体験し、そこで見つけたものは?!最後まで読んでね。今回のテーマに重なるから。
ホテルからパールハーバーまでは、普通のバンで送迎。昔はホテルからダックでハワイカイの方まで走ったのですが、ダックの最大速度が60キロのため、高速道路を走るこのツアー行程では、ミズーリ見学後にお迎えして海に行くようになっています。
  

戦艦ミズーリでは日本語ガイドによる詳しい説明あり。真珠湾には戦争勃発の象徴「アリゾナ・メモリアル」と戦争終結の象徴「戦艦ミズーリ」がお互い見守る形になっています。
  
 写真左:降伏文書調印式の行われた場所           写真右:神風特攻隊襲撃跡の甲板
ツアーが終わったところで、真珠湾の駐車場へ。水陸両用のダックは、目立つ図体をしているので、すぐ見つかります。コレに乗って真珠湾からケエヒラグーンに直行!!
    
    写真左:真珠湾でダックに乗り換える       写真右:ケエヒラグーンからダックで海に入る
ケエヒラグーンからダックはそのまま海に入っていきます。お客様からは「車輪が中に入って、車体が浮くのですか?」なんていう質問が多いそうですが、そのまま、そのまま海に突っ込んでいきます。
  
   
      写真左:ゆれないダック           写真右:漁師の島モカウエアとダイアモンドヘッド

岸から離れてぐんぐん進んでも全然ゆれないのでびっくりしますよぉ~!!沖に見える島に向かって走行。モカウエアとよばれる島で現在でも6家族が生活中。
  
  写真左:モカウエアの共同トイレ            写真右:モカウエアのマングローブ
この島では一年間の借地代が一ドルですが、伝統的なハワイの漁法を伝えていくという大事なお仕事があり、またマンゴローブの林の管理もしなければなりません。モカウエア島には共同のトイレがありますが、この屋根にご注目!!ソーラーパワー、太陽光パネルだぁ!!ソーラほんまかいな・・・ご自分の目でじっくりご覧ください。お越しいただけるのをお待ちしてます。
  
姫庵
●「知らないハワイがいっぱい 最新版」ハワイでイスラム文化が学べるシャングリラツアー、ハワイのショーがどこがベストか、海へと続くインフィニティープールなど、「最新版」では新しい情報をたくさん追加しました。これ1冊あれば、知らないハワイを楽しく遊べる!

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