2018年4月14日土曜日

ハワイの異変はニュースになる?

ハワイの寿命・・??


―生き物の寿命を比べていくと~~?!-







アメリカ・メディカル協会のジャーナルによると、1990年~2016年の調査で、ハワイ州民の平均寿命は81歳(男78歳、女84歳)全米一長寿な州となりました。全米の平均は79歳(男76歳 女81歳)で、一番短命な州はミシシッピーの74.7歳。



また健康寿命も一位のミネソタの次で70歳、最下位がウエスト・バージニアの63.8歳。また55~90歳の死亡率は65%未満で全米で一番低いという結果も発表されました。
と言っても喜んではいられない。高齢者に対する対策が十分にできているかな?デイケアやケア・ホームは、お金があればいいんでしょうが、一般市民には高嶺の花。内容の充実や、施設の数は足りてるかな?先般親戚が利用した時、2日後には、「つまらないから行きたくない。」ですって。



というわけでハワイは長寿でハッピーですが、鳥獣ならぬ植物界では問題発生~!!



ハワイ島を中心にハワイ固有の植物として人気があるのが、フトモモ科のオヒアの木。タヒチから人が来る前から植わっていた古くからある木だとか。



「オヒア」の木に咲く花は「レフア」と呼ばれて、悲しい伝説がくっついています。それは火の女神ペレが登場する火山の島ハワイ島ならではの言い伝えです。大変嫉妬深い女神ペレは、美青年のオヒアに恋をしました。所がオヒアにはレフアと呼ばれる美人の彼女がいて、ペレの誘惑になびかなかったのです。



ペレは怒ってオヒアを枯れ木のような醜い木に変えてしまいます。それを哀れんだ神々がガールフレンドのレフアを花に変えて、いつでも愛する人の傍にいられるようにしました。このためレフアの花を摘むと、オヒアから離れるのを嘆き悲しみ、「雨が降る」といわれています。日本では「オヒヤ」って冷たい水のこと、水を差すようですが、この雨が由来というわけではあるまいに・・・



  
 写真左:ビショップ博物館のフェザーマントの案内書き 写真右:オヒアのハチミツ



このレフアの花から採れる蜂蜜は大変貴重なものとされています。レフアの花から蜜を吸うのは、アパパネやイイヴィと呼ばれるミツスイの鳥で、昔はイイヴィの羽を採って、フェザーマントを作っていました。レフアからとれる蜂蜜は白濁色で、普通のハチミツに比べてペースト状で、オーガニックのため値段もはりますが、コクがあって美味しいハニーです。



さて今回のニュースの1つは、このオヒアの木に異変が~!!オヒアの木に病気が発生したのか次々枯れていくのだとか。ということは、ビッグアイランドのオヒアのハニーが少なくなるってことかもしれない・・・



我が家の近くにあった、オレンジ色のレフアが咲くオヒアの木も枯れていました。なぜだ、なぜだぁ~!!



オヒアの木が枯れる理由はなんでもAmbrosia Beetlesとよばれるカブトムシの一種が木に入り込んで、あっという間に木そのものを殺してしまうのだとか。

ご近所にあったこの木にもビートルズの一種が乗りついたのでしょうか・・毎日散歩していて花の咲く季節がたのしみだったんですが、残念です。こんなことはイエスタデーで終わりにしてほしい~!!






さて、次は鯨の話:
ハワイの冬にはアラスカからお産のために、ザトウ・クジラが南下してくることで知られていますが、今年のクジラの数は例年に比べて、少なかったようです。



理由は地球温暖化、ハワイの海水温度が上昇してしまい、鯨はエサを求めてもっと北の水温が低い海で出産しているのでは?ということらしい。これもクジラの生きる本能かもしれませんが、鯨がこなくなったら、困るぞ困るぞ、寿命が縮まる!!クジラが少なくなる前に、力を合わせて吠えろ、ほえる、ホエール!!



〇ハワイの長寿ニュースに喜ぶ一方で、こんな法案が可決されました~!!
4月5日にハワイ州のイゲ知事によって承認されたのは、医師2名の同意が必要ですが、余命6か月の末期患者が、自らの意思で自殺することを認める「尊厳死 Death with Dignity」の法案。



全米ではすでに6州が尊厳死の法案にOKを出していて、ハワイは7番目の州となります。来年2019年1月1日から施行されますが・・・皆様はどう思われますか?


ハワイの島々に起きるいろんなニュースを拾っている姫庵より




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