2018年2月3日土曜日

行けば行くほど味がでるハワイ・・・

ハワイ再発見もこんなとこから・・・!


ーちょっとしたことで、ハワイ旅行が倍楽しくなる!!-




(ハワイ最新ニュース)
今まで、ハワイの水先案内鳥ともいえる「イヴァ=軍艦鳥」のことをいろいろ書いてきましたが、毎土曜にハワイでも放映のNGN「ダーウィンが来た」という番組で「海に突撃 青足の弾丸ハンター」というレポートに出現~!!



南米エクアドルの沖合にあるサンタ・クララ島に生息する青足かつおどりのことを追跡したものですが、その中でグンカンドリのこともフォーカスされていたのです。



上はテレビから撮らせてもらった求愛中のグンカンドリの写真ですが、「ダーウィンが来た」では、このグンカンドリがいかに「イヴァ」(ハワイ語のもう1つの意味の「盗人」)であるか、映像とともに証明してくれました。

カツオドリが捕った餌を奪う憎き鳥として軍艦鳥が登場したのですが、餌を取ったところを襲って、獲物を吐き出させて奪い取ったり、子供の鳥に餌を渡す一瞬を狙って横取りしたりと、アタックする凄さたるや、今までのイメージとはずいぶん違う・・・この獰猛なグンカンドリがハワイでは「旅の守り神」として大事にされているのですから、世の中わからないものですね~!!所変われば品変わり、評価も変わる・・・


  
 写真:ダーウィンが来た:青足カツオ鳥が捕った餌を軍艦鳥が奪ったり子鳥から横取り~!!



奪う瞬間がつぶさに見られて、益々「ダーウィンが来た」のファンになってしまいました。今回1か月以上にわたる撮影でようやく撮れた貴重な映像に加えて、詳細を調べた豊富な知識、これからも楽しみにしてみま~す。


さて今回は、今まで何度も話題にしてきたホノルル・アカデミー・オブ・アーツ(ホノルル美術館)。日本からの同世代の友人3名と一緒に行って、今まで見ていなかったことが、色々調査の結果こんなものが見えてきました。



  
    写真左:ホノルル美術館外観   写真右:中では授業も行われていたりして・・



ホノルル美術館の創始者は、アナ・ライス・クックさん。彼女は宣教師の娘で、カウアイ島で育ち。1874年にクック氏と結婚し、1882年トーマス・スクエアー公園の向かい現在美術館がある場所に家を建て、事業の成功とともに美術品の収集に力を入れます。その後ハワイの子供たちのために目録つくりをはじめ、1922年には認可を受けて1927年に美術館オープンの運びとなります。  
 


中庭を囲むようにしてギャラリーが連なるこの建物は、クック氏の家を壊したあとに作られたもので、ニューヨークの建築家グッドヒュー氏がデザイン。ただし彼は完成を待たずになくなり、フィリップ氏が引き継いで、めでたく完成。



グッドヒュー氏は、ハワイの気候を考慮し、自然な光を最大限室内に取り込み、ハワイ式の勾配屋根と、中国/地中海の建築を融合した新しい建築スタイルを作り上げました。



特に、白檀の輸出が盛んな1800年当初、船を安定させるために使った中国の大理石や中国の上薬がかかったタイル、カイムキの溶岩石、モロカイ島の石などを回廊の床石に使用したという話を聞き、歴史の重みを感じながら、回廊を回っていきました。今回は素敵な床石に目を奪われた見学でした。


  
   写真左:ホノルル美術館の回廊と中庭  写真右:大理石や溶岩石をつかった床石



現在ホノルル美術館の建物が、アメリカ合衆国並びにハワイ州の歴史的建造物に登録されていることからも、いかに素晴らしいかお分かりいただけると思います。



さて、ホノルル美術館には全部で約5万点程の品があるといわれますが、そのうち4500点がクック家からの寄付で、それ以外にも各所から貴重な美術品がここに寄贈されました。



世界で最も多く貯蔵されている日本の歌川広重の浮世絵はミッチェナー氏から送られた5400点の浮世絵コレクションの中の1つですし、クレス財団からはイタリアの絵画コレクションが来るなど多岐にわたります。



今回の浮世絵展示はミッチェナー氏が寄付したコレクションの中からのもので、江戸時代後期に活躍し葛飾北斎の画法を学びとり、文筆家でもあり、広重と「木曽街道六十九次」を合作したという渓斎英泉(けいさい えいせん)の作品が展示されていました。



  
 写真左:モディリアーニの作品もあった~!!  写真右:すぐそばでゆっくり閲覧可能

西洋と東洋の美術品が数多くあるホノルル美術館ですが、ピカソ、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マネ、マチス、そしてモディリアーニなど超歴史あるヨーロッパの絵画もそろっていて、すぐ近くで見ることができるのがうれしい。



またここには椅子が随所に置いてあり、日永ゆっくり時間をかけて観賞することもできるのが、素晴らしいなと思いました。椅子に座ってみると、他の作品との兼ね合いが面白かったです。なんでこの作品がここに展示されてるの?なんておもったり・・・



美術館は元旦、独立記念日、感謝祭、クリスマスに毎週月曜が休み。開館は10時~4時半(ただし日曜は午後1時~5時)。



入館無料日というのも、毎月第一水曜と、第三日曜にあり、おすすめ~!!
入館料は大人10ドル、17歳以下は無料、また日本語ツアーが火曜~土曜の朝10時~正午までありますので、次回はぜひ利用してみたいと思っています。


特に今回の再発見は、入館後まっすぐカフェに行って予約をすることでした。ここのカフェはオープンエアーで、ヘルシーな食事で人気スポット、常連のローカルも多いので予約要。食事だけなら入館料はいりませんが、サンドイッチやサラダなどとっても美味しいので、鑑賞途中にランチ・ブレークとして利用するともっと楽しめるのではないかと思いました。



  
    写真左:美術館内のカフェ   写真右:オープンエアーの店内



友人はここにあった塩コショウの入れ物に心をうばわれました。塩と胡椒が上下に分かれていて、回すと胡椒の実を砕くミル付きで、テーブル用に最適な大きさ。残念ながら分けてもらうことができませんでしたが、咽喉から手が出るほどで、もし滞在中にこれを見つけられたらって言ったか言わなかったか・・・分けてもらえるか聞いたんですが、ダメだった。でも何人かで行くと、こんなことまで発見できるのですね。 

 

再発見の姫庵より




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