2017年9月23日土曜日

どこから見てもハワイの眺めは最高なんですが、そこに魔界が生じる!!

ハワイ忍者の合言葉「マウカと言えばマカイ」!ー山と言えば川、空と言えば虹?ー

(ハワイ最新ニュース)ワードビレッジを中心に、新しく高級コンドミニアムがドンドン建設されていますが、ハワイでは不動産の価格が上がるための武器は厨房(キッチン)とかバスルームだっていわれるけど、それより重要なのが眺望。

今回の取材はこういった眺望がどれほどインパクトがあるのかワイキキ、アラモアナの辺りを中心に迫ってみました。


1.合言葉のマカイは何を意味する?:ハワイ語でマカイは海側ということ。「マ」は「at」、「カイ」は「海」で、オーシャンフロントやオーシャンビューの世界を指し、マカイから忍者の魔界にはまりっていきそうな・・・。

  
    写真:建築中の高級コンドミニアム「アナハ」36階からの眺め

ハワイの海がバッチリ見える高層からの眺めは、今風100万㌦に相当する値千金。こんな場所を毎日の住みかにできる方は限られています。だって、今回見せてもらった高級コンド「アナハ」の36階は、4つの寝室と4.5のバスルームを持つ部屋でダイアモンドヘッド・ビューとオーシャン・ビューの眺め。その値は100万㌦を大幅に超えた5百万㌦弱(5.5億円)。こりゃあ、本当に魔界の世界に踏み込んだ・・。

でも、そんなに大金を払わなくても、ハワイ旅行でオーシャン・フロントやオーシャン・ビューの客室に泊まると、このような素晴らしい眺めが見られます。

もちろん他のビューの部屋に比べてお値段は張るけど、海と空がいっぱいの景色が思う存分見られる・・お客様の多くは、このビューにこだわり、海が見えないとクレームが発生して魔界の世界に引きずり込まれる。

その上オーシャンビューといっても、ダイアモンドヘッド・ビューとその反対の空港側・ビューでは感動も違ってくるようで、ダイアモンドヘッド側に人気が集中!!

取材したこの高級コンドでは、ダイアモンドヘッド・ビュー側にガラス張りのお風呂とトイレがあり、入浴中に眺望を楽しめるのですが、案外他から眺められちゃいそうで、ちょっと気が抜けない。ここから外を見るのも、ここを覗かれるのも・・・どちらも魔界の世界。


それはさておき、カハラ辺りの高層コンドになると、住宅街や椰子をはじめとした木々も多く、ビルの多いワイキキよりずっと落ち着いた風景が眺められ、忍者でいうと木遁の術とつながっていそうな緑が多い穏やかな眺望となります。


このように紺碧の海や夕陽が美しく沈むのが見られるオーシャンビュー。


夜になると月の光に反射する漆黒の海が見られたり、冬には鯨の潮吹きが見られたりするのも一興ですが、ここになんと、大きな欠点があったのだ~!!


それは西日がバッチリ当たること。
もちろん冷房をしていれば、暑くなる午後も快適に過ごせるのですが、西日は家具や絵画には大敵なんです。ご家庭を守る「くノ一」様にとって、大事なインテリアが日焼けしていくのは耐えられな~い。ホテル泊なら、気にしない。気にしない。だって自分のインテリアじゃないもんね。だたし冷房をいれておかないと外から戻ったら、ムッとする。


2.合言葉のマウカは何を意味する?:マウカというのは「マ=at」に「ウカ=山の方」で、マウンテン・ビューのある山側を意味します。旅行手配をすると、海側の部屋をご希望なのに山側になったら、クレームで大変なのですが、でもマウカでこんなに「舞うか」と思うほど喜ぶ方もいるんです。
  
  写真左:マウンテンビュー  写真右:夜のイメージはこんな感じ??

マウンテンビューは、さわやかな朝日が山の向こうから登ってきて一日の初めのエネルギーと出会える。この朝陽に花や鉢植えを置くと、ドンドン大きくなって元気に成長する。

しかも山側だと、午後の西日は当たらないし、北東からの風が窓からはいり、超さわやか。冷房が苦手な方は、自然体で涼しく過ごせるマウカが喜ばれるのですが、魔界のオーシャン・ビューに比べると、やはり地味なことは否めません。


しかし夜ともなると、きらびやかな装いに一変し、こんなに舞うかと思うほどキラキラ変身!

ビルディングが立ち並ぶ場所もさることながら、山方を眺めると住宅街は街灯が放つオレンジの光に包まれているのです。

ネオンサインがないので、オレンジライト一色のイルミネーションは、クリスマスのようで、こちらも100万㌦の価値あり! 

ホテル宿泊する方にとっては、昼間はオプショナルツアーや観光で部屋にいないので、高い料金を払って海側の部屋を取るより、部屋にもどって来た時に見る街灯の美しさに魅了される山側を予約するという方もいるほど。ということで、マカイよりマウカへの魅力が案外「どんでん返し」ということになりそう??

ところで、いつも沸きあがる「虹」は、ハワイではアヌエヌエと呼ばれます。ここで面白いのは、日本語のぬえ(鵺)は正体がつかめないという意味、空になぜこんなに美しいものが現われ、さっと消えるのか全く正体つかめず、同じだぁ~。大空にかかるレインボーに向かって「あ~、鵺鵺」と叫ぶと、虹の言葉と重なりあうような気がします。

   
    写真:珍しくワイキキで朝方に見た海にかかる大きな虹

この虹は、朝や夕方に降るにわか雨(シャワー)に合わせて湧き上がり、もちろん日中もシャワーさえ降れば、あ~ヌエヌエが出るぞ~~
朝は太陽が東から出るので空港のある西側に、夕方は陽は西に沈むので、東のダイアモンドヘッド側に虹は出ますが、シャワーが多い山側にできる確率が高いのです。山側またポイントアップで、喜びに舞うか~??


今回はワイキキやアラモアナを中心にしましたが、カイルアやカネオヘ、ノースショアやコオリナに行くと事情はまた変わります・・・。


魔界舞うかの姫庵より


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