日本の富士山、ハワイのレインボー!!
ー虹の複製再生工事がスタートー
(ハワイ最新ニュース)2013年6月に富士山が世界遺産に登録されてから、ますます日本の象徴としてクローズアップされていますが、ハワイの場合象徴としては、何をノミネートしたらいいのでしょうか。
世界的に知られたダイアモンド・ヘッドということになるのでしょうが、ハワイでよく見られるが、日本ではなかなか見られないもので考えてみました。
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのレインボータワーに描かれていた、手描きのセラミック・タイルを使った虹のモザイク壁画が消えてしまったことは、756号でご紹介しましたが、その後ヒルトンと確認したところ、うれしいことが判明しました。
写真左:虹のモザイクが残っていた頃の写真 写真右:山側から見た再生工事スタートの様子
2014年1月、レインボータワーのレインボー壁画再生工事がちょうどスタートしたところだというのです。
425万ドル(4.3億円)という巨額費用をかけて、レインボーのモザイク壁画を、当時のままに再生するというもので、非常に綿密な作業を必要とするプロジェクトとなっています。
1968年のヒルトンスタート以来、レインボータワーを飾ってきた虹のモザイク・タイルの壁画はヒルトンにとってもハワイにとっても、「心と魂の一部」といわれるほど重要なシンボルでした。
1968年のヒルトンスタート以来、レインボータワーを飾ってきた虹のモザイク・タイルの壁画はヒルトンにとってもハワイにとっても、「心と魂の一部」といわれるほど重要なシンボルでした。
写真左:海側から眺めたレインボータワーの虹 写真右:同じく海側からの工事の様子
虹のモザイクは建物の両側面に描かれていましたが、特に海から眺める虹の壁画は、ハワイに就航した訪問者を温かい歓迎の意で迎えるものとして親しまれてきました。
この壁画のデザインはアメリカ全土で200以上にわたる壁画を残した、有名なアーティスト、亡きミラード・シート氏の手によるもの。
今回は彼の遺志を受け継ぎ、シート氏の息子トニー・シート氏が再生プロジェクトに加わっているということです。
この再生プロジェクトをするにあたっては、昔のままの色をタイルに焼くという重要な役目がありました。
これについては、タイル会社として世界一流といわれる英国のジョンソン・タイル社の協力をあおぎ、既存のタイルをはがす時に、色あわせを行い、複雑な壁画のタイルのそれぞれをそのまま複製することに力を注ぎました。
これについては、タイル会社として世界一流といわれる英国のジョンソン・タイル社の協力をあおぎ、既存のタイルをはがす時に、色あわせを行い、複雑な壁画のタイルのそれぞれをそのまま複製することに力を注ぎました。
新しい壁画のために、3万一千個以上の新タイルが作られ、この1月からは、1つ1つ符号化されたタイルを、決められた図面上に正しくはめ込んでいく作業がスタート。〈上の写真は1月18日現在の工事の様子〉
この壁画複製の完成予定は2014年の4月で、除幕式には父親に代わってトニー・シート氏も出席が予定されているということです。
この壁画複製の完成予定は2014年の4月で、除幕式には父親に代わってトニー・シート氏も出席が予定されているということです。
ハワイの虹に魅せられた姫庵より
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