2012年12月2日日曜日

ネガポジの考え方はハワイと超マッチ

ネガポ辞書でみるハワイの動向
ネガティブをポジティブに変えるのもランダム流ー


(ハワイ最新ニュース) マイナス思考(ネガティッブ)をプラス思考(ポジティブ)に変えようというアイデアが現実になったんですね。

ネガポ辞書っていうものが2010年の全国高等学校デザイン選手権大会で3位を獲得し、それがiPhoneアプリ化されて、ネガティブな言葉をいれると、ポジティブな言葉に変換してくれ前向き思考として、人気を集めているとか。
それでは、ハワイのネガポ辞書、うまくいくことをネガって~歩、歩、歩!!

●ポジティブ思考で、名前を変えるだけで、こうも売れる?!!
  
「幻のサンドバーピクニックセイル」という名前で出ていたオプショナルツアーが、「天使の海ピクニックセイル」という名前に変更され、これが今爆発的な人気だとか。

潮の満ち干きによって、海の真ん中にビーチが現れるので有名な、カネオヘのサンドバーは、「天国の海」という名前でオプショナルツアーを販売しています。
カイルアの隣ラニカイも「天国の海」という意味のハワイ語なので、一時はどちらなのか、わからず紛らわしかったのですが、今では大分使い分けが出来ているようです。


ところが「天国の海」という名前は商標登録されていて、他の会社は同じ場所に行っても、この名前が使えない。

「天国の海」オプションは、海中のサンドバーに行って遊ぶだけですが、名前も良いし、スタッフの情熱もあり、そして癒されるということで、爆発的に売れています。

その同じ場所にお客様を送っていたある会社、「幻のサンドバー」という名前で販売していたが、インパクトが弱く、どうしたら、ネガ状態をポジ状態に変えられるか?

名前変更で心機一転を計って見たところ、これが大当たり。
オーナーの名前ガブリエル(Gabriel)は、処女マリアに、イエスを身ごもることを告げた天使の名前、そして使用している船の名前「MERAHI MANA メラヒ・マナ」は、タヒチ語の天使名っていうことで、「天使の海」と変名したら、気運海運上昇!! 

スタッフの皆さんががんばっていることも大事な要素だし、ツアーの組み込みにも入ってラッキーだったし、いろんなポジティブな要素が加わり、現在では前もって予約しなければ、難しいほど人気のツアーになっています。「まぼろしのビーチ」より「天使の海」っていうほうが、ずっとポジティブでかわいいもんね。
 
●フルーツからスイーツへのホームメイドのポジティブな広がりが客を呼ぶ!!  
ワイキキの「234 Beachwalk」って言うところが、すごいことになっているんですね。
場所はココ。トランプタワーの山側で、VIPモペットレンタルの一角の小さい小さいお店。
メディアで紹介されたり、口コミでどんどん広がっている、ファミリーが経営する店。
「旅行のクチコミサイト フォートラベル」で、会員の口コミ評価で決めた「世界の人気スイーツショップ・ランキング」。

ビーチウォークの「ヘンリーの場所 Henry;s Place」、またの名を「高橋果実店」と呼ばれている店が栄光ある2位に選ばれたぁ~~!!

ここのオーナーのヘンリー高橋さんは、今年5月に90歳でお亡くなりになりましたが、店はまさに繁盛のきわみで、朝からお客がひっきりなし。求めるものは、フルーツプレート、アイスクリームやシャーベット、そしてサンドイッチ。店の前にテーブルがあるんですが、こんな状態。
    
  写真左:店の前の混みよう  写真右:3ドルから5ドルのホームメイド・サンドイッチ

ヘンリーさんはマウイ島生まれで、お店をだすまでは、スワップミートでフルーツや野菜を売っていました。1982年からスタートして、今までの30年の間、トランプタワーのところ、次はインペリアルホテル、そして現在のトランプタワーの山側と、店は移転3回経験。
   

写真左:カウンター下のショーウインドのフルーツプレート 写真右:自家製のアイスクリーム5ドル
ここのフルーツアイスクリームが、前から大変な評判を呼んでいた。ヘンリーさんは保存のための食品添加物を使っておらず、材料は新鮮なフルーツ、マンゴ、グアバ、ココナツ、コーヒーなどで、これに卵、ミルク、砂糖と、着色料をちょっと加え、カウンターの裏で、スタイロフォームの使い捨てカップ 9オンス(260ml)にいれて、毎日100個も作っていた由。
現在でも、この店はファミリーで経営され、ホームメードのアイスクリーム、シャーベット、サンドイッチにパパイヤ・パイナップルのフルーツボールを販売し、日本人観光客だけでなく、アメリカ本土からの観光客でも大賑わいとなっています。小さな店というネガティブから、細やかな心配りのホームメイド店というポジティブへの変換大成功。



●ハワイから世界に飛躍した、ミニチュア・ジンジャー・ブレッドビレッジ
プリンセス・カイウラニ・ホテルのフロント前に展示されている、恒例「ジンジャーブレッド・ビレッジ」について、今年は3つの塔が追加され、11月21日から展示中ってちぐさランダム709号に載せましたが、実はもう1つ追加タワーがあったんです。
写真左の前で(1奈良の薬師寺東塔、2は2010年からのイオラニ宮殿、3は2011年に追加されたアロハタワー)、このミニチュア・ビレッジを作った代表者、総料理長のラルフさんにお話を聞くことができました。
ラルフさんの話では、今年は、「世界のジンジャービレッジ」ってグローバルなものを目指したとか。

そのため薬師寺東塔のほかにも、写真右、4のテムズ川にかかるロンドンブリッジ、そして5のエッフェルタワーも付け加え、最後のまとめとして 正面にワシントンDCのモニュメントをつけたとか。ヨーロッパの山々に囲まれたミニチュア村が、彼の原点だったが、それが世界に広がった。
17年前からスタートし、毎年あらたにジンジャーブレッドを焼いて、チョコレートやアイシングを使って全てをイチから作っていくのは、スタッフの協力があればこそ。毎年追加の建物が増えて、どんどん制作の時間も材料も増えていくことになりましたが、今までを振り返ってみると、その偉大さがわかります。
      
   正面の写真:6がワシントンDCモニュメント 7はカワイアハオ教会 8はモアナサーフライダー
2009年は「サンタのドイツ・ジンジャー・ブレッド・ビレッジ」、山に囲まれたヨーロッパスタイルを基調とし、ハワイ最古のカワイアハオ教会、歴史あるモアナ・サーフライダー・ホテル、そしてイザベラ山の頂上を再現。 36キロのダークチョコ、10キロのホワイトチョコ、61X91センチのジンジャーブレッド50枚、そして682リットルのアイシングクリームを使用し、400時間かけて制作。
2010年は6週間かけて作られたイオラニ宮殿が参加。ミニチュアであっても、柱の数までしっかり数えて、できる限り本物と同じように制作するのが彼の心意気。だからビレッジ全体では、660時間を費やし、45キロのダークチョコレート、14キロのホワイトチョコレート、ジンジャーブレッド60枚、757リットルのアイシング・クリームを使用。

2011年は高さ152センチのアロハタワーに挑戦。簡単にと思ったが、精密さを追求するうちに深みにはまり、村全体で高さ14フィート(4メートル25センチ)、長さ24フィート(7メートル30センチ)の大きさになった。材料は64キロものダークチョコレート、23キロのホワイト・チョコレート、それに縦61センチ横91センチのジンジャー・ブレッドが70枚、そして852リットルのアイシング・クリームを使用。96時間の組み立て作業を含めて全体で660時間を費やした力作。

今年2012年は、世界的に有名な4つのタワーを加えて、250ガロンのアイシング、150ポンドのダークチョコレート、90シートのジンジャーブレッド、50ポンドのホワイトチョコレートを材料に、800時間もかけての制作となりました。
なお、細かくみていくと、ミニチュア・ケーブルカーが山頂と駅を運転されてたり、ミニチュアの汽車が音を立てて村の周りを走って行くという趣向もあり。
    
スケート・リンクでは凍った池の上をすべる親子や、スノー・ボード・パークは電動で動くたくさんの人。雪合戦したり、雪そりしたりとライトや電気でにぎやかな様子がよくわかります。
  
ホノルル駅っていうのもあって、この村を走っているミニチュアの蒸気機関車が、駅を素通りするので、駅にいる人が悲しい顔をしているとか・・・

このクリスマスは、プリンセス・カイウラニのフロント前でお楽しみください。

作っては壊し、作っては壊しで17年。また新たに作り直すの?っていうネガ感を、毎年新しいものを加えることで、ポジ感にかえてドイツの村から、世界へと広がっていったのもすごい!!、
        
姫庵
●「知らないハワイがいっぱい 最新版」ハワイでイスラム文化が学べるシャングリラツアー、ハワイのショーがどこがベストか、海へと続くインフィニティープールなど、「最新版」では新しい情報をたくさん追加しました。これ1冊あれば、知らないハワイを楽しく遊べる!


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