2014年5月11日日曜日

ハワイっ子だってねぇ、寿司食いねぇ、寿司悔いねぇ・・・・

ハワイ寿司のお・も・て・な・し
ー和食の文化をハワイではどのように取り入れる?-



(ハワイ最新ニュース)ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」のうち、寿司を今回は取り上げ、日本食がハワイでどのように変っているのかを含めて、ハワイ寿司という題材で掘り探げてみることに。
お寿司のことを取り上げると、やっぱり一番美味しいけど高いって声が聞こえるのは、サウス・キングストリートの「寿司 佐々舟」さん。電話808-947-3800 お客様に味付けをさせないためお醤油を置いていないので有名で、しかもとても美味しくお値段もお高いって聞いているが、まだ行ったことがないので、なんともいえません。


2013年11月に開業したのが、カパフル通りの「鮨 銀座 おのでら」(電話808-735-2375)天然本マグロを空輸し、カウンター7席、個室が7席と4席っていう店で、お任せメニューで一人160ドル、200ドル、250ドルってお値段のコースがあるってことだけど、ここも懐具合に合わず食べたことがないので、残念。どちらも日本から来た板さんが日本から空輸されたネタを使って腕を振るうのですね。お高いわけです・・・


というわけで、手持ちのコマが少ないけど行ったことのあるお店からいくつか面白いのを選んでみました。読者の皆さんからの追加店をお待ちしています~~!!



★ローカルの寿司職人がにぎる「寿司イイ Sushi Ii」
お寿司が大好きというローカル客が押し寄せ、予約しなければなかなか入れないのがアラモアナのウォールマート近くにある「寿司イイ」。


スター・アドバタイザー紙が優秀レストランに送る「イリマアワード」を受賞し、ますます繁盛しているとか。
住所:Samsung Plaza 655 Keeaumoku Street 電話:808-942-5350
 
  
  写真左:タマゴ尽くしのスティーブ・スペシャル   写真右:一番人気のチラシ寿司



ここは夜だけでなく、ランチも午前11時から開けていて、ローカルでも寿司の通が、ネタが新鮮で美味しいからと食べにくるって。


一番人気はここのチラシ寿司36ドルで、小さいけれど正真正銘ハワイ島コナ産のアワビも入っている。日本から輸入した馬糞ウニなどを中心に新鮮なネタがあふれんばかりに乗っていて、運がよければ、トロもでてくることもあるとか。


お願いすると出してくれるのが、スティーブさんの「スペシャルタマゴ尽くし」7ドルでウニ、イクラ、キャビア、トビコ、ウズラの生卵という5品が生牡蠣の上に乗って軍艦巻きにしてあるもの。ゆっくり味わって食べると、プチプチ感がいっぱい。


ハワイの寿司やさんで美味しいものにありつくためには日本と同じく、
(1)カウンターを陣取ること。
(2)ちょくちょく行って、おなじみとなること。

やっぱり美味しいものを手に入れるためには軍資金がいるもので、おなじみとなれば板前が隠しメニューを出してくれるようになる。

最近は、ツイッターやフェイスブックに、隠しメニューを見せびらかす輩がいてくれるので、事前に勉強していけば、軍資金がなくとも美味しいものにありつけることもある・・・。


この「寿司イイ」は、「まぐろや」と「夏の家ティーハウス」の寿司バーで握っていたギャレットさん(写真右)と、ロス出身で、家族は皆板前、フランス料理が専門だったのになぜかコナカイ寿司でお寿司を握っていたというスティーブさん(写真左)の2人がカウンター内で作ってくれます。 
ギャレットさんは静かに黙々と握って、日本語より英語の方が話しやすそう。スティーブさんの方がにぎやかで英語も日本語も堪能。お愛想イッパイ!!


地元ハワイで修行したこのコンビ、力を合わせてハワイ寿司のお・も・て・な・しをしてくれます。




★著名人が訪れる著名な店「柳寿司」
寿司のことを書くには、この店は抜かせません。店の壁には著名人とのツーショット400枚以上が所狭しと飾られている「柳寿司」は、「ハワイで美味しいおすし屋を紹介して。」といわれたら、まず出てくる名前。


日本で寿司職人としての経験を積んだナカヤマ・オーナーシェフが1978年に開店したハワイ寿司店老舗の1つ。ここのカウンターを陣取ることは容易な技ではありません。お得意様になるか、前広に予約するか・・・予約が取れないので、電話で注文してテイクアウトにしてもらっているから、全然覚えてもらえない。


ローカルも多いわけは、グループの中で寿司が食べられない人のために、天ぷら、うどん、トンカツ、韓国風カルビなどさまざまなメニューを用意してくれているから。
それでいて、寿司はやっぱり抜群!!

  
 写真左:豪華版シェフお任せの握り寿司           写真右:柳寿司の店内は写真がイッパイ




★寿司だけに「あにき」と「おとうと」がいて、兄弟共にはやる店二軒
ハワイにやってきた広島出身の兄弟、兄貴はカリヒのディリングハム通りで「与平寿司」を、弟はワイアラエ通りで「まぐろ屋」を開業。


老舗割烹で経験を積んだ兄貴の与平さんが立つ鮨カウンターにじっくり通うと、通にしか出さないものを色々だしてくれ、とても新鮮で超おいしいって!客が多いからもう宣伝はいらないって、写真を撮らさせてくれない・・・がっかり。


寿司だけでなく、よへい弁当とか天ぷらや刺身定食とか、そりゃもう日本的な「和食店」で、ローカル客が多すぎて、ランチでさえも予約しておかないと入れないことが多い。
住所:1111 Dillingham Blvd.  電話:808-841-3773

    
    写真左:まぐろ屋のチラシ寿司        写真右:まぐろ屋の店内には大きな船が天井に

弟の小原五郎さんがオーナーシェフをしている「まぐろ屋」は2000年に開業、まぐろ
を中心に、こちらも定食から天ぷらまでお兄さんと同じようにメニューは多彩。
住所:3565 Waialae Ave. #108 電話:808-732-3775 月曜日定休 ランチは11時から



★その他の寿司や
桜テラス ジャパニーズカフェ」の桜テラス特製ちらし丼18ドルがただ今人気中。ウニやイクラがはいっていて、豪華だっていうんだけど、私は二人前で16ドルの「祭りちらし」が大好き。イクラやえび、うなぎ、カニ、とびこなど豪華に入っていて、とっても美味しい。前はもっと安かった。値段が上がるか、量が少なくなるか、どこも苦労されておられるんですねぇ。
   
      写真左:桜テラスの祭りちらし2人前16ドル     写真左:桜テラスの外観



★ローカルが好む寿司もどき
ニミッツ・ハイウェーのピアー38にある「アンクルズ・フィッシュマーケット&グリル」のチラシ寿司はちょっと変っている。マグロ、ハマチ、シャケ、イクラ、スパイシーアヒは他と変らないが、ローカル好みに合わせて分厚いイカの切り身を揚げたものに甘いソースがかかったのがついてくる。料金は21ドル95セント。

  
 写真左:アンクルズ・スペシャル・寿司ボール 21.95  写真右:アンクルズの店内

カリヒにある「モナークシーフード Monarch Seafoods」(電話 841-7877)の看板娘は、マグロが真ん中にはいり、カニの肉を海苔で巻いてあげたもの(Nori Wrapped Crabmeat Staffed Ahi)9ドル程。

    
    写真左:モナークシーフードの看板娘         写真右:ニンジャ寿司のスーパーマン


そしてワードセンターにある「ニンジャ寿司」では、8切れで8.75ドルの「スーパーマン巻き」登場。マグロにスイートチリソースと照り焼きソースをかけて、トップに細く切ったフライドポテトと長ネギがふりかけてある。寿司に使う材料は何でも試してみるってことかしら。


ここの寿司は、ドラゴン巻き、ライオン巻き、ダイナマイト巻きなんて名前でも遊び心イッパイ。何を入れて巻くのでしょうか、味はどうなのでしょうか。ニンジャだけに煙にまかれるかも。



これにてあがり~~ 
姫庵でした。



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